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エネルギー問題のポイントが明快に書かれており、読みやすい。また、「エコエネルギー」や「省エネ」といったテーマについて、一般人が誤解している点を指摘しており、勉強になった。特に、太陽光発電は、発電機を作るまでに消費する電力の方が、発電機が発電する電力よりも多いため、現状では電力を消費する機械でしかない、という点は目から鱗だった(本書が書かれた2009年時点の話なので、今はもっと改善されているかも?)。
本書をきっかけに、この筆者が書いた本を他にも読んでみたいと思った。
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原油高騰の只中、今回は、石油の現状を述べるとともに、代替エネルギーとして期待の高いソーラーエネルギーの欺瞞をきっちり暴いている。またしてもイメージに唆され全くの紛い物に幻想を抱かされている己の浅はかさを思い知らされる。冒頭、本書の特徴として武田氏は利権と関係ないこと、科学として事実を書いていると言い放っている。相変わらず意気軒昂だ。風が吹けば桶屋が儲かるを連発。意想外の連想にそこまで言うかとも思ったが、まあまあこれもご愛嬌。
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本書は東日本大震災以前に書かれている。著者はエネルギーの、特に原子力発電について、震災前に喝破していた。
それは二つに要約される。一つは、日本の軽水炉型原発は技術的には安全だということ。もう一つは日本の原発は地震に耐えられないかもしれないという点だ。実際に地震(津波)で原発は壊れた。逆に言うと、地震に耐えうる原発は安全ということである。
震災を機に集団ヒステリーのような反原発の嵐だが、日本の将来のエネルギーを考えるなら、原発をゼロにするというのはいかがなものか。資源のない我が国は、地震で壊れない耐震設計を施した原発を作り、エネルギーを確保すべきではないか。
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正しいと思われる部分、8割。
誤魔化しているように感じるところ2割。
原発の安全性と人災の部分も正しいが、この人災(原子力ムラの論理)が破綻しているのに、変われないし、変わろうとしないので、もはや日本には原子力発電を利用する資格なし。
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文章が上手く、説得力があって感心させられてしまう。でも、まさに「ほんまでっか!?」と疑いたくなる個所もある。最後は、エネルギー問題というより、著者の人生訓の観がある。まあでも読んで損はない本だとは思う。
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3・11前の著作。
日本の採用する軽水炉は技術的には安全。
しかし、地震による津波で安全装置が働かない事態は想定されていなかった。
エネルギーの利権もすごいなー。
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偽善エコロジーに増して、官僚批判がすごい。環境分野よりも、エネルギー分野はもっと利権争いや対立が深刻なのかもしれない。
個人レベルの省エネが、国レベルの増エネにつながるという視点は面白い。石油不足は、電力分野で問題なのではなく、プラスチックや医薬品などが製造できなくなることだと分かった。
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リサイクル利権による演出に惑わされないように、警鐘を鳴らす一冊。データの恣意的や論理のすり替えがあり、素直に聞き入れ難い部分もあるが、世の中の常識やメディアのメッセージを疑う視点の必要性に気付くには良い本か。
言うなれば、武田先生の皮肉である。
皮肉だから、常識という思い込みに斬り込むために、無理やりな論を展開している印象を受けてしまう。逆張りやイタズラ好きなおじさんなので、尚のこと。というよりも言葉が足りないのだろう、例えばダイオキシンが人体に影響が無いなど、人の論文を紹介しているだけで、説明がない。
しかし、たまには、おじさんの話も良いものだ。
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武田邦彦さんは過激なお話が多くテレビなどでは批判意見も多い方です。科学者のお立場で社会の不条理を感じて組織に流されないスタンスに好感が持てます。
この本が書かれたのは東日本大震災前のため著者ご本人の見解も変化していると思われることから、読者は取捨選択しながら読んだ方が良い箇所もあります。
武田邦彦さんの着目点、考え方に触れることが出来るので嫌いじゃなければ楽しめる読み物です。
東日本大震災直後の原発事故のすぐ後に、再稼働反対デモが永田町、霞ヶ関でありました。再稼働するには、トラブルは起きる事を認め、リカバリする手段を確立し、被害がどれだけ出て、どれだけ抑えられるのかくらいは再稼働の最低条件であろうと思っていたら、地盤調査と安全基準でクリアしたものが再稼働の対象となっていきました。これでは問題解決になっていないと感じてました。あれから6年経過し、この本で原子力の人災について方向性が示されていたのを読みモヤモヤしていたものが晴れました。前提が長くなりましたがおすすめです。
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明瞭すぎて逆に不安になる本。真偽は今のところおいておくとしても(疑っているというより、納得ができていないという感じ)世の中には自分の知らない考え方があるんだなぁという感想を持った。
随所に顔を出す「政府陰謀論」的主張がちょっとトンデモ風味だなぁと思いつつ、昨今の環境問題論は確かに著者の言うとおりそもそもは科学的問題のはずなのに政治問題に歪められている感も否めないから一概には切り捨てられないかな、とも。ただオレの結論としては「保留」で。
てか、武田邦彦という人はもっとトンデモな人かと思ってたので、思ってたよりずっとまともな学者だと思った。学者というより、ざっくりした考え方はむしろ工学屋的だ。
あと、今この人は河村市長のもとで名古屋市の市政のアドバイザーをしているとのこと。これについてはなんか妙に納得。名古屋ならアリだな、アリアリ。
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個々の意見表出?は、それなりにわからなくもないし、環境ファシズムや現代のクリーンエネルギーへの過度の期待を鎮める視点としてはいいが。
ちょっと断定しすぎ。
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あーまた武田教授の本を買ってしまったよ・・・。
今までは環境問題の本を何冊か読んだが、この本はもう少し踏み込んで、エネルギー問題を扱っている。
今まで読んだ中でいちばんよかったと思う。えせエコブームに踊らされている人々にぜひ読んでほしい一冊。
節約は危険だと言い切っているあたり、痛快です。(無駄遣いしろということではなく、萎縮して活動停止してしまうことを危ぶむ、ということ)
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難しい言葉は使わず、要点だけまとめられた非常にわかりやすい本。主張がしっかりしていて、偏っているからこそ面白い。武田先生の主張が信じられない人でも単純に環境を学べる本。
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原子力発電は安全だが地震には弱いので安心できない、生物は本来放射線には強い、と書いている。
この人の近頃の極端な放射線否定論とは随分違う感がある。
とりあえず世論におもねらないのは偉い。
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エコ、省エネ等が騒がれているが、何が真実なのか?武田氏も極端な表現とも思えるが、ある側面では正しいのかも知れない。