殺人犯はこの巻で見当がつく
2019/02/04 07:41
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
全3巻なので、すべての伏線が最終巻で回収されるまで謎が継続されるのかと思いましたが、2巻目で少なくとも連続バラバラ殺人事件の犯人の見当はついてしまいます。
美波絹子こと柚木陽子の隠し事が何なのかとか、美馬坂所長の正体や加奈子消失の謎はまだ継続されていますが。
京極堂の長口舌は興味深いです。事件を解決する側の主要人物が「刑事と探偵」というパターンでなく、関係者の人数が多いのが特徴的。
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主な四人のキャラクターが濃く現れていて面白い。「中」が一番イイかもなぁ。榎木津さんの性格の明るさは、京極堂シリーズのなかで唯一光っているね。あと彼らの仲間が多く出てくることもあって、事件の展開が、読者の期待を裏切ってくれるので読み応え有り。難しいと感じる人が多いようだけど、そんなことないよ!
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(正直な話)
映画「姑獲鳥の夏」を見てからテンションが↓↓に。
読む気が失せて本棚の肥やしに……。
この作品もまた映画化されるから…その前に読んでおこうかな??
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読み終えた瞬間直に下巻に手を伸ばしました。直に真実が知りたくてしょうがなかったです。そんな自分がなんだかミステリー浸けになっていそう(何)
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中巻に入ってようやく探偵登場。
その榎木津礼次郎という人物があまりにも面白くて、それまでのおどろおどろしさもどこへやら、思い切り爆笑してしまったので、つい日記を書いてしまった次第ww
元華族の父親は、幾つもの系列会社の会長や取締役といった名誉職を兼ねる悠悠自適の身分らしいが、財産は自分で稼げ、成人は養わぬと二人の息子を放逐してしまった。榎木津は兄共共関連企業に就職さえさせて貰えない。
榎木津には善く解らないものが見える超能力があるらしい。たまさかその性質は他人の秘密を解明してしまうことが多い。だから、榎木津は探偵なのだ。
* * *
榎木津は厭厭その辺に積んである衣類の山から適当に手に触れるものを抜き取って身に纏った。それなりに見てくれと云うのは大事だと思う。しかし格好が様になればそれで良いとも思う。着てみると何となくバーテンのような感じになった。だから蝶ネクタイを捜し出して結んだ。
完全にバーテンである。
――バーテン。
そう呟いて部屋を出た。自分でも少し可笑しくなって、気分がやや高揚した。
ドアを開けると、もう次の間は事務所になっている。衝立越しに安和寅吉が難しい顔で新聞を読んでいるのが窺える。住込みの探偵助手の名目で、榎木津の身の回りの世話をしてくれる青年である。
「おや、やっと出て来ましたね。先生、今日は何だか給仕みたいですぜ」
バーテンと言って欲しかった。
榎木津は無言で席に着く。大きな机には何も載っていない。ただ『探偵』とのみ書き記した三角錐を載せている。精一杯肩書きを誇示しているつもりだが、大抵は笑われる。
* * *
わはははo(^-^)o
笑いましたともww
超能力は反則だと言いたい所ですが、これだけいいキャラなら許せます♪
真の探偵は無論芥川の幽霊のような京極堂なんでしょうけど、今のところ個人的に榎木津が一番のお気に入りです。
映画の出演者に阿部寛がいたので、これは頑強な木場刑事役だなと思っていたら、意外にも榎木津役だそうです。
これは絶対見なくてはなるまいて。
『探偵』の三角錐ほしい(〃▽〃)
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京極堂シリーズ
美馬坂博士の「匣」から消えた加菜子。謹慎中の木場。青木の訪問。榎木津の元を訪れた弁護士・増岡。榎木津の父親からの紹介で富豪・柴田輝弘の孫である加菜子の捜索依頼。関口を引き連れ頼子の母親に会う榎木津。魍魎を恐れる母親。御亀様にされた関口。京極堂に集まる関口、榎木津、木場、鳥口。京極堂の語る加菜子の転落事故の真相。バラバラ事件の影に現れる黒い男の謎。久保俊公の秘密。消えた頼子。発見された頼子の腕。
2011年6月3日再読
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謎がゆっくりと解明されていく。
これからどうなっていくのか、期待してます。榎木津の一風変わった性格が、この作品のスパイスになっていて面白かった〜。
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分冊の二冊目。
ちょっと前に読んだのであまり覚えていない。
しかしおもしろかったのは覚えている。
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まだ中巻ですが、楽しく読ませて頂いております。この内容で「楽しく」ってのもどうかと思いますが(汗)登場人物の心理状態が小説らしからぬ異様さなのは前作と同様なのですが、今回は「成程と思える」異様さで、素直に読んでいけるのが良いです。無理がないと言いますか。久保の小説や、都市伝説のまとめなどが合間合間に挟まれて良い味出しています。結末をどう奇妙奇天烈かつ不気味にまとめて頂けるのかが楽しみですv
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75/100 No.5「長門有希の100冊」
中巻でナゾは分かってきたけど、この段階ではあくまで京極堂の推理。
しかしなぜだか古本屋の店主、京極堂のナゾ解きが事件解決を決定したかの有様に・・
こちらの方がナゾだ。
あと、とっかえひっかえ現れる登場人物の多さもちょっと・・
古本屋店主:京極堂、刑事:木場、部下:青木、編集者:野口、作家:関口、探偵:榎木津
事件のナゾ解き役にこんだけ登場させるの?
清涼院 流水『ジョーカー 』と同じ匂いがする。
しかし、こちらの方が面白さは断然上だわー
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『ええ、仏頂面の石地蔵ならひとり座敷にいます』
百鬼夜行(京極堂)シリーズ第二弾。
第49回日本推理作家協会賞受賞の超絶ミステリ(下巻のあらすじより)
ミステリ・・・?これやっぱりミステリなの?
まあミステリの定義にも依るとは思いますが。
これをミステリに分類するのは異議を唱えますが、「超絶」という言葉で形容するのには納得です。
私もkろえは至高だと思う。2冊目にして京極夏彦は絶頂に達した。
もちろんこれから先も魅せられずにはおれない物語が紡がれるのですが。
これは木場修の話です。今の時代に生きる私には彼の考えがちょっと理解しづらかったですが、純情なんだな、と思いました。
それにしても関口くん視点だと榎さんは変人ですが、それ以外だと常識人ですよね。
それとも榎木津パパと話してるからかな?
このお話は京極堂のちょっとした過去なんかもあって、マストな一冊です。
関口くん、京極堂、榎さんのちょっとずれた友情がおもしろい。
09.03.01 記
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魍魎の匣の中
読んだのが夏休み中だからどこまでかは覚えてないけど
確か、霊能力者との対決とかあたりだと思う
面白った
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榎木津さんのお父さんが最高です。
事件の方はと言うと、思わぬ方向へとコロコロ転がって、着地点が見えません…。加菜子の転落事故、バラバラ殺人事件、そして「御筥様」についての謎は少しずつ解かれ始めましたが、一番の大きな謎である加菜子消失事件についてはさっぱりです。
ここまで来たら、もう今すぐ続きを読まずにはいられません。
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関口に「友人ではない、知人だ」などと冷たいことをいう京極堂の、やさしいところがほのみえてしまう箇所があってにんまりした。
なんだかんだ言って関口の作品は全部読んでいるどころか、全部手元に置いてあって思わず読み返してしまうなんて、かわいらしい。
「魍魎の匣」は、美少女を匣にいれて持ち歩くなんていう夢のような発想が描かれている。
幻想的だがただの空想譚で終わらないところがすごい。
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怒涛の展開です。
さすが人気作家だけあります。
そしてだんだんとではありますがつながっていく
2つの事件の接点。
もう1つ言えば、相変わらず
関口氏はかわいそうな状態ですね。
榎木津に「亀」だなんて呼ばれていますし。
挙句勝手な設定まで作られていますし…
彼に休息はどうやらなさそうです(笑)
なにやら最後に意味ありげな記述がありましたが。
これからどうなるんでしょ?