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世界悪女物語 みんなのレビュー

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みんなのレビュー32件

みんなの評価3.7

評価内訳

32 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

美に生き、美に翻弄された女たちの物語

2004/11/19 23:00

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RinMusic - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は昭和39年に刊行されたもので、それから18年経って筆者が書いたあとがきが巻末に綴られている—<悪女とはなにか。さしあたって、ここでは、美貌と権力によって悪虐のかぎりをつくした女性、あるいはまた、愛欲と罪悪によって身をほろぼした女性と考えておけばよいだろう。なかには、この定義にはずれる女性もいることだろうし、むしろ可憐と呼びたいような、生一本なところを示した女性もいるかもしれない。定義にこだわる必要はないだろう>(p.251)。
美への強い自意識と執着は、概して、悪魔の餌食となる。超絶技巧と引き換えに魂を悪魔に売り渡したパガニーニはミューズとなり得たが、美を得るために良心を売り渡した女たちはヴィーナスにはなれ得ない。悪行を以て自らの美を形象化する以外に、彼女たちは存在意義を確認できない。そこに悪女たちの「哀れ」が感じ取られる。「鉄の処女」を作り出すに至り、生き血の桶に身を浸して永遠の若さを欲したエリザベエト・バートリなど、その最期はまったく惨いもの。悪行を重ねていけばその悪徳も奇蹟になるという悪魔の論理によって、<魂の道徳的不感症>となった女たちを描いた12の物語…。

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紙の本

澁澤龍彦氏による古今東西の悪女について書かれた興味深いエッセイ集です!

2020/07/08 10:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、我が国に初めてフランス貴族で作家であったマルキ・ド・サドを紹介したことで有名な澁澤龍彦氏の作品です。同氏は、作家として、またフランス文学研究者として、博識でもって古今東西の芸術や文学についての批評をされてきた方です。同書もその例外ではなく、古今東西の悪女達について批評されています。私利私欲の為に人を殺した女や己の美貌で男や国を狂わせた女、さらには我が子を殺してまで野望を叶えたい女などです。エリザベート・バートリー、マリー・アントワネット、クレオパトラなど私たち現代人にもお馴染みの人物が登場してきてなかなか読み応えがあります。

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紙の本

だましだまされだまし

2008/07/25 23:50

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:helmet-books - この投稿者のレビュー一覧を見る

人に期待するとロクなことが
ないと思うのは僕だけだろうか?

きっと期待と言うモノは常に自分の理想系であり、
自分にとって一番都合モノであるからである。

だから、人にさほど求めない、
というのが大事なのだと思う。

だから、変に大きく期待するのは、
相手方に対して無礼だったりするのだが、

やはり、それなりのコトがあると
女に対して大きく期待しすぎてしまうのは男の性なのか?

渋沢龍彦は、もっとディープな、グロテスクなイメージだったけど、
このエッセイは、そんな要素をさっぱりと語っていた。

世界にのさばっていた、
悪女の中の悪女のお話。

クレオパトラやら
マリー・アントワネットやら、
エリザベス女王やら。

彼女自身の美貌と権力をフルに活かしつくし、
一国をも動かしてしまうほどのスケール。

結局は、ギロチンされたりして、
身を滅ぼしてしまうのだけど、

こうやって、昔から男は女に、
だまされ続けられたのかと思うと、

なんだか、ため息がでる。


男と女。

よくわからない、
分かり合えないからこそ、

だまし、だまされるのだろうし、


恋愛をも、
することができるのだろう。


ちなみに、
解説は、美輪明宏

helmet-books

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紙の本

澁澤龍彦の手による悪女の面々。

2002/06/10 21:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書を読んでみて、桐生操が澁澤龍彦にかなり影響を受けているのだろうということが分かった。確かに参考文献に記されてはいたが、あまり孫引きばかりするのは……。まあ、歴史物は内容が被るのが当たり前だし、両者とも参考にしている原書が同じなのかもしれないが。しかし、澁澤龍彦と比べると、桐生操の悪女物は、やはり低俗な感を否めない。それが売りなのかもしれないが。
 日本の悪女も書きたかったが、小粒ばかりで書けなかったという。確かに、女性が権力を握る機会の少なかった日本の悪女は、西欧の女王や王妃と比べると見劣りがしてしまうだろう。幸か不幸か。それでも私は日本の女性の方が好きだ。「日本の悪女」を書きたいという願望が実現されたのか否か、作者の他の本も読んでいこうと思う。
 

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紙の本

悪女の系譜

2002/07/31 06:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:boogie - この投稿者のレビュー一覧を見る

凄惨で残酷でありながらどこか魅力的な各国各時代の悪女13人を圧倒的な雑学知識でもって紹介している。

ルクレチア・ボルジア、エルゼベエト・バートリ、ブランヴィリエ侯爵夫人、エリザベス女王、メアリ・スチュアート、カトリーヌ・ド・メディチ、マリー・アントワネット、アグリッピナ、クレオパトラ、フレデゴンドとブリュヌオー、則天武后、マグダ・ゲッベルス。

悪女の生涯にはドラマティックなものを感じるが、本書ではそれぞれの時代・地域の価値観や風俗なども覗き見ることができて興味深い。

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紙の本

渋澤氏的悪女

2017/05/27 21:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

ルクレツィア・ボルジアあたりは 悪女に入れるにはちょっと物足りないな。他の女性がとんでもない分 格が落ちる。

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紙の本

悪女

2002/04/07 13:02

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カノン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 有名どころがそろっている。エリザベートバートリーやマリーアントワネットなど。彼女たちの人生を客観的に見つめている。ただ「こんなことをしたからこの人は悪い人だ」ではなく、「この人がこういうことをしたのはこういうことがあったからだ」といった解説もなされており、飽きない一冊。

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2005/08/19 01:06

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2008/02/10 19:34

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2009/04/04 00:36

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2008/05/10 00:21

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2009/02/28 15:33

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2009/10/27 16:43

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2010/02/26 21:39

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2010/06/09 06:42

投稿元:ブクログ

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