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くしゃみ先生の家の猫(主人公)がお餅を盗み食いするシーンの描写がおもしろい。かなり想像できる(笑)。
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夏目漱石の処女作にして、『坊ちゃん』と並ぶ代表作。飼い猫を語り手として、英語教師をしているその主の周りに起こることを風刺的に描いている。主人の友人の迷亭や寒月君、東風(こち)君との会話を中心に描写されており、また猫自身の哲学的思想もしばしば顔を見せる。主人は漱石自身がモデルになっており、馬鹿正直で短気、非活動的で胃弱な英語教師として滑稽に描き出されている。猫の主人に対する批評は爆笑。まじうける。ウハ^^ と適当な感想ですが、その文体といい猫の語り口といい、間違いなく今まで読んだ漱石の作品の中で一番おもしろいというか、単純明快でよかったです。それはブログの記事にしてしまうくらいでしたヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
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風太郎先生がバイブルにしていたとゆー『我輩は猫である』を読み返したくなった。
しかし子供の頃読んだのがこんなに分厚かったわけはないから、子供向けに端折ってあったんだろーか?
安さの岩波か、慣れ親しんだ読みやすさの新潮かで迷うが、100円の誘惑に魅入られ岩波に決す。
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家に袋とじのままの我輩は猫であるがあります。
昔の本は袋とじのままで、ペーパーナイフで1ページずつ開きながら
読んでいたそうです。
もったいなくて、1ページもやぶれませんが。
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私は「こころ」の後にこの本を読みました。
夏目漱石は神経衰弱のイメージがあったのですが、これを読んでみて、ユーモアを大切にする人だったのだろうなぁと思います。
内容に一貫性はあまりなく、小さな事件がぱらぱらちりばめられている感じです。
ですが、登場人物のやり取りにユーモアがあふれ、時間を忘れて読むことができます。
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登場キャラクターがそれぞれに微笑ましくて心あたたまる。そう思って気を抜いて読んでいると、話題がシリアスになって思いかけず感心させられる。ただ、全十一章を読んでいるとちょっと飽きた面もあった。
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元来人間というものは自分の力量に慢じて皆んな増長している。
少し人間より強いものが出て来て苛めてやらなくてはこの先どこまで増長するかわからない。
苦沙弥、迷亭、寒月の3人。それを傍観する猫。
猫の思想や迷亭の語り節、苦沙弥の描写が、コミカルでおもしろい。
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最後のほうまで読むと、じわじわ面白い。変人集団を猫目線で楽しむ話。
嘘ばっかりつく人と、ガラスを最初っから最後まで擦ってる人が好きです。
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真面目なんだけどとてもユーモアがある、そんな文章が私は大好きだ。
私が思う文章というものの本質がこの作品だと思う。真面目なユーモアこそ私の全て。
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子供の教育番組でも取り上げられていて、長い生涯 読んだことがない、これじゃまずい、と思って読んでみました。
なんでしょう。古典落語のような(古典落語もよくわかりませんが)内容。ところどころ笑えるところもあり、これが夏目漱石の文体なのかなと ぼんやり考えさせられのみ。
三四郎とかも読んでみようかなと、そうすれば もっと夏目漱石を理解できるのかなと、まだそんな気持ちです。
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想像力をつけようと、描写の面白い小説でうちの大学の図書館にもあるもの…と思って適当に選んだ一冊。
話題の名作ということで一度は読んでみたかったものである。
ネコの視点に立つからこそ、「自分(筆者)も人のこと言えないでしょうに」というような人間の皮肉、
醜い部分を面白おかしくかいている。
何でもない日常のただ流れるままにという感じで、全体にあまり論理というものは存在しないようである。
そのわりにはあまりに長編なのでちょっと飽きてしまった。さらにこの時代特有の長ったらしい副詞句も苦手。半分までで断念。
しかし時々いろいろ考えさせられる人間の特性が描かれていて、その点はやはり面白かった。
随分時代も変わったので、現代人にはあまり当てはまらない部分もあるのだが、現代人にもすごく当てはまる部分もあった。
特にそれを感じたのは、他の動物と比較した場合の「人間様」中心てき考え方である。
まあどんな動物も、自分の種族が一番と思っているのかもしれないが、猫の目でこうまで書かれるとなるほど、と思ってしまった。
ちなみに私はこの本を読んでいる頃、今流行のネコカフェにデートに行っったのだが、これがまた新鮮だった。
まさにキャバクラの猫バージョン。しかも猫は餌をもらいには来るが、一向に媚びる気配がない。
撫でようとしようものならすぐ逃げる。「人間にかまってやってるのよ♪」という感じ。
そりゃそうだろうと思ってしまった。
ちなみにこの店の姉妹店、今度新店舗を新宿二丁目に構えるらしい。まさに本場である。
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この作品はタイトルを見てもわかるように物語は猫の視点から書かれている。
この猫は登場人物の英語教師、苦沙弥先生に飼われている。
作品は自体は、「吾輩」(猫)の視点で家で起こることを語っているもの
作品を読んでみての感想は、普通に面白いと思います。
ネットでこの本のことを調べると、夏目漱石の最初の作品って書いてあった
知らなかった。
私も猫を飼っているので、猫からみた家はこんな感じなのかな〜って想像して読んでいました。
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夏目漱石の『吾輩は猫である』に鏤められた些事から、漱石の日常、身近な人々との交友、家族との折り合いなどなどを論考する読みとりやすかった。さまざまな資料を駆使して書かれているので、明治37年から39年のあるインテリゲンチャの生活の様子が事細かに浮かび上がってくる。面白い試みだと思った。一つ一つの項目に関する薀蓄は本書を当ってもらうとして、最後に笑ってしまったのは、『吾輩は猫である』の評判にあやかって書かれた贋作の数々。勿論、内田百輭の『贋作吾輩は猫である』は有名だが、それ以外にも、保坂帰一の『吾輩の見たる亜米利加』ではなんと”猫”が渡米している。
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登場人物も非常に個性的で、この作品は長くて、色々なことが詰め込まれていて読みにくい部分も多かったが、それを補って余りある面白さだと思った。
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夏目漱石の『吾輩は猫である』に鏤められた些事から、漱石の日常、身近な人々との交友、家族との折り合いなどなどを論考する読みとりやすかった。さまざまな資料を駆使して書かれているので、明治37年から39年のあるインテリゲンチャの生活の様子が事細かに浮かび上がってくる。面白い試みだと思った。一つ一つの項目に関する薀蓄は本書を当ってもらうとして、最後に笑ってしまったのは、『吾輩は猫である』の評判にあやかって書かれた贋作の数々。勿論、内田百輭の『贋作吾輩は猫である』は有名だが、それ以外にも、保坂帰一の『吾輩の見たる亜米利加』ではなんと”猫”が渡米している。