紙の本
続編まで食指が伸びます。
2020/06/13 22:25
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の彼女らは、犯罪を犯し数年間の刑期を終えてきた前科ある身という設定はハードだが、物語は、そんなふたりが、東京の下町の片隅で、ひっそりと過ごすアレコレの話。すごい事件もあまり起こらず、淡々と過ぎる日々がいい。そして、よく知ってる谷根千界隈の描写も詳細なもの読書欲をそそりました。
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なんども読みたい
2021/07/12 16:28
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投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館で全シリーズ読み終わりましたが、金欠なのでまずは一冊、1番良かった一作めを購入。主人公と綾香の友情が素敵です。
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投稿者:ゆゆみう - この投稿者のレビュー一覧を見る
良かった。
最近は、乃南アサは短編ばかり読み漁っていたけど、買ったことすら忘れていた、この本が出てきたので読んだ。
情景が浮かぶ季節や下町の描写や、芭子の考えていることもリアルに感じ、どんどん読み進めた。
重い話しだけど、ものすごい事件が起きるわけでもないストーリーだけど、面白かった。
続編をすぐにでも読みたいので買いに行こう!
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マエもち女の友情、気に入った。
2016/09/07 11:41
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
マエ持ちって。その着眼点がいいね。突っ込んじゃうと、たぶん芭子の設定は厳しい。簡単に身バレしちゃうと思うんだけど、どうなの。でもうまく隠せているって体じゃないと話進まないもんね。気になったけど流そう。綾香が簡単にムショの話をして、それで焦るって流れもくどいけどいい味だしてる。すげー危ない橋渡っているよなあ。年齢が一回り以上も違うからこそ成立する女の友情なのかな。これは綾香で持ってる関係だと思う。綾香のあの明るさは一体どうやって作り出されているのか。きっとカラクリがあるはず。さっさと2、3巻を読まなくちゃ!
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淡々とした日常
2015/11/05 16:57
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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
重い過去を背負っている二人の主人公だが、淡々とした日常、むしろ一見穏やかなくらいの日常を通して、その重さと向き合っていることに救いを感じる。
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マエ持ち
2023/01/06 11:41
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑務所から出所し、亡き祖母の家で一人暮らしを始めた小森谷芭子。芭子は近くに住むパン屋の店員で同じく刑務所帰りの江口綾香とひっそりと過ごしていた。芭子は生活するために働き始める。過去を隠して生き始める2人の女性の前途は・・・・・。
切ない話ですね、しかしこれが現実なんでしょう。綾香の事件の動機は理解できるが、芭子の事件については身勝手としか言いようがないので、ちゃんと立ち直れるかが心配です。今後の展開が楽しみです。
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芭子と綾香、私は。。
2016/05/10 11:41
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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は芭子ちゃんタイプ。
ちょっと心配しすぎてついついマイナス思考に陥っちゃう!?
綾香のように、つらさを見せずに、いつも明るく元気でありたいと思う。
暗い過去を持つ二人だけれど、これからどんな風に生きていくのか。
元気をもらえる1冊です。
続編も楽しみ^^
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小森谷芭子29歳、江口綾香41歳。ふたりにはそれぞれ暗い過去があった。絶対に人に知られてはならない過去。ふたりは下町の谷中で新しい人生を歩み始めた。息詰まる緊張の日々の中、仕事を覚え、人情に触れ、少しずつ喜びや笑いが出はじめた頃―。綾香が魚屋さんに恋してしまった!心理描写・人物造形の達人が女の友情に斬り込んだ大注目の新シリーズ。ズッコケ新米巡査のアイツも登場。
このシリーズ、スキかも・・・
芭子、綾香が同じように背負う過去。
けれどもそれぞれに受止め方や、生きていく上での苦悩の表現の仕方が異なる。
こういった設定でありがちな
「都合のよい展開(対人関係)」は抑えてあり、孤独感や疎外感がせつないながらもグっときた。
前半における綾香のキャラが、実は彼女なりの生きていく術だったことが判明し、芭子が一皮ムケかける。
すごくいいトコロで終わってしまっている・・・。
続編が楽しみだな。
・・・決して好みのキャラクターではないが、
「新米巡査のアイツ」こと、高木巡査の別シリーズも少々気になるなぁ。
《2010年11月5日 読了》
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まったく乃南アサさんの世界で、
久しぶりに浸れてよかった。
弟からの手紙、最後にじんわり泣かされたし。
高木聖大クンは、おせっかいで、
駐在さんとしてみんなに愛されるように思ってたけれど
ここまでリアルに嫌がられると、
どんなにいい人でありたいと願っても、
そんなことはかなわないんだな、と場違いなことを考える。
まだまだ続くお話らしいので、
芭子には少しうれしくなるようなこと
あるといいな。
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前科をもったムショ仲間の女性2人の友情物語。家族から絶縁されたり、詐欺にあったり、かなりキツイ話なのに、なんだかほのぼのした気分にさせられた。
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かつて刑務所で一緒だった女性二人の友情もの。
下手をすると重たいだけの話になりがちだけれど、下町の人情や季節の移り変わりを絡めて、心温まる話になっている。
前科持ちという過去は特殊だけれど、気持ちの揺れ、感情の動きなどは決して特殊なものを綴っているわけではないと思った。
最近、人気スポットであるヤネセンが舞台なのも興味をそそった。
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小森谷芭子29歳、江口綾香41歳。ふたりにはそれぞれ暗い過去があった。絶対に人に知られてはならない過去。ふたりは下町の谷中で新しい人生を歩み始めた。息詰まる緊張の日々の中、仕事を覚え、人情に触れ、少しずつ喜びや笑いが出はじめた頃―。綾香が魚屋さんに恋してしまった!心理描写・人物造形の達人が女の友情に斬り込んだ大注目の新シリーズ
下町で静かに生活している女性2人の心情がとてもよく描かれていると思いました。
少しづつ未来に向かっていく姿。成長していく姿。
ほのぼのとした気持ちになりました。
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音道貴子シリーズに次ぐ新シリーズらしい。突っ込み所もないわけじゃない。刑務所から出てきたら、保護司の保護下ですごしたりしないのか?とか。模範囚ならそうなるけど、そうじゃなかったの?とか。色々。まぁ突っ込んでたら、韓流ドラマなんか成立しないものが沢山あるけど。多少そういうものも感じつつ、心理描写の細かさは相変わらず巧み。悪意が前面に出てくるものよりこの位の方が読み手としては後味が悪くない。音道シリーズのほうが好きだけど、この主人公には共感できる。
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罪を犯した人が刑に服し、社会に復帰・・
世の中には様々な理由で、前科者という十字架を背負って生きている人も多いのだろう。
芭子と綾香の2人も、過去を隠し派手な生活をせず、ひっそりと暮らしている。
この2人の周りで起こる様々な事件を描いた小説だ。
罪を犯したとはいえ、小説だから2人の事情も理解することができるため、慎ましく生きる2人に
エールを送りたくなってくるね。
乃南アサの作品で有名なのは、女刑事「音道貴子」であるが、この2人の物語もシリーズになるらしく続編が楽しみである。
もう一つ笑ったのが、「駆け込み交番」に登場する新人巡査の高木くんも登場。相変わらず空気の読めない彼の言動が愉快・・
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昨秋以来小説から遠ざかってて
(その間、囲碁関係の本ばっかり読んでた)
ひさびさに読んだ小説。
タイトルにまず惹かれた。
たんなる女性同士の友情ものかと思ったら
設定が異色な女性同士の友情ものだった。
同じ過去を持ってても
「償いは終わった」という綾香と
「過去は過去として残る」という芭子。。
対照的な二人のかけあいが、
シリアスなシーンでも漫才みたいで面白い。
芭子には共感し、綾香の台詞には「なるほど」と思った。
あと、大石老人が良い感じ。。
(身近にいたら嫌だと思うだろうけど、読むぶんには。)
取り返しのつかない過去に対して、
これから現在や未来をどう生きるか、って点が、
個人的に参考になった。