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反=文学史
2004/02/25 21:43
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る
乱歩初期の名作を中心に収録した本書は、文字通りの名作揃いである。それは、単に探偵小説としてではなく、「文学史」においてもなお、大正期の純文学短編などとも拮抗するレベルを備えた、密度の濃いものであると思われる。しかし、新潮文庫が、乱歩をアンソロジーの形で1冊しか出版していないことにも示されているように、マーケットは別としても、「文学史」的には、いまだ日の当たらない位置に置かれているように思われる。
しかし、光文社の文庫全種などの刊行をみるにつけ、その小説本来の評価が、そろそろなされ始まっているようでもある。おそらく、そこで読み直される乱歩は、単に乱歩ワールドの再発見・再評価にとどまらず、様々な局面で従来の「文学史」に疑義を突きつける、刺激的な小説としてその姿を現すだろう。
ぞっとした
2017/10/15 22:17
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸川乱歩を読んでみたくて有名どころ収録の本書を手にしました。『人間椅子』が一番印象に残っています。読み終えたときはぞっとしました。
おすすめ
2016/01/01 21:32
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狂人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
乱歩を初めて読む人に強くおすすめしたいです。怪奇、猟奇趣味の私はどんはまりしました。いい作品ばかり!!乱歩をしらなかったら人生損してました。尊敬します。乱歩の才能は素晴らしい!!
乱歩に関心のある人に、きっかけとして
2022/02/11 11:05
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こずえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テーマに共通性のある作品が、読みやすく配置されていると感じました。
後半に行くにつれて探偵小説よりも怪奇小説要素・グロテスク趣味が強い作品になっていくので、自分の好みを知るにはとても良いです。これから乱歩を読んでみようというという方に、最初の一冊としておすすめしたい。
人間椅子
2022/08/11 23:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はら - この投稿者のレビュー一覧を見る
おどろおどろしい世界を人を殺人以外に表現する天才。
乱歩を代表する短編
2019/09/24 21:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JOE - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品の多くが大正時代に書かれたのに今読んでも作品の世界に引き込まれました。「D坂の殺人事件」のように他にはないトリックに驚かされます。
乱歩への扉
2018/11/04 14:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんめたる - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸川乱歩の短編から、「二銭銅貨」、「二癈人」、「D坂の殺人事件」、「心理試験」、「赤い部屋」、「屋根裏の散歩者」、「人間椅子」、「鏡地獄」、「芋虫」の全9編を収録。短編ながらも内容が濃密。表現に古さを感じさせる部分はあるが、傑作は時代を越えて面白い。江戸川乱歩の入門にも最適です。
乱歩の魅力集大成。
2002/01/22 17:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書には、そのタイトル通り、江戸川乱歩のいわゆる「傑作短編」が9編収められている。
個人的には、「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「芋虫」が特に面白かった。9編とも新鮮で、現代でも充分通用する作品群である。ミステリーや退廃、幻想の渦巻く乱歩の世界への入門書に、相応しい一冊だ。
文句無し完璧
2023/10/22 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
傑作。天才。
赤い部屋は、特におもしろかった。
証拠や動機などあらゆる点を、快楽なので凌駕してしまえばいくらでも難解なミステリーはかけてしまうのでは無いかと思った。
人間椅子は、表現方法にぞっとさせれた。
異色の短編集です
2015/03/29 22:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が本作を知ったのは、又吉直樹さんの著書「第二図書係補佐」がきっかけでした。
又吉さんが「何か異様な出来事に遭遇する度に乱歩を思い出す」と書いているように、本作はまさに怪奇の名を冠するにふさわしい短編集だと思います。
特に「人間椅子」が個人的には最高に気持ち悪かったです。数年前に行われた新潮文庫の復刊フェアにも収録されていた不朽の異色作です。
王道、そして上質ミステリー&ホラー
2002/07/25 09:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むつき ジン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は数ある江戸川乱歩作品の中から、初期に発表された9編を収録している。
本格ミステリーである二銭銅貨やD坂の殺人事件から、現在ではホラーと分類されるであろう作品、人間椅子、鏡地獄、芋虫まで、文庫一冊であるが江戸川乱歩の魅力を十二分に味わえる本になっている。
中でも個人的にお勧めしたいのは、赤い部屋である。事件に頼らず、言葉と雰囲気だけで背筋が凍るような恐怖を表現しており、改めて江戸川乱歩の偉大さを思い知らされた。
名前は知っていても、まだ江戸川乱歩の作品に触れたことのない方、多数ある作品の中からどれを読めばいいのかわからない方にとって、お得な本である。
乱歩への扉をたたく
2023/10/08 06:34
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
明智小五郎初登場の「D坂の殺人事件」、入門編としても最適でしょう。暗号解読の王道「二銭銅貨」、推理小説の面白さを堪能できます。
ハマった一作
2021/12/07 08:45
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投稿者:高田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸川乱歩を読んだ初めての作品
次にどんな展開になるのか、全く予想できない
エロ、ホラー。
短編がギュッと詰まっているので、読みやすく
気がつけば一冊読み切っていた。
読み返していた。
付き纏う恐怖
2002/07/18 21:32
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投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本における本格は探偵小説の確立と恐怖小説を作り出した 乱歩の功績はあまりにも大きい。毎年何万冊もの書籍が発売される現代においても 乱歩の魅力は色あせない。この本は乱歩の初期の代表作品を9作品収めたもので、私のお勧めは「人間椅子」こんなこと絶対にありえない そう断言出来るのに もしかしたら…という後味の悪い恐怖がヒタヒタと付き纏う。あまりにインパクトが強くて忘れられない作品であり、今後 椅子を買う時 念の為 大きな皮張りのものは避けとこうと密かに誓った。
ホンの少し 日常から外れた 奇怪に満ちた乱歩ワールドを覗いてみませんか。1冊読んだら、彼の作品にハマルこと間違いなしです。
初心者におすすめの一冊。
2001/10/25 23:21
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投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
処女作「二銭銅貨」をはじめ、乱歩の代表作的な短編「D坂殺人事件」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」など9編が収録されている短編集。これ一冊で有名どころをかなり網羅しているので、最初に読む本としてかなりお得かもしれない。巧妙なトリックを用いたミステリーからグロテスクで怪奇的な物語まで、独特の美しさを持つ文章に引き込まれます。