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素晴らしい本です
2024/06/28 16:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
星新一さんの作品を読むのは今回で二作目です。ブラックユーモアが効いていて、淡々と進んでいくが飽きさせないのです。
色あせない
2015/09/13 22:15
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投稿者:sasami - この投稿者のレビュー一覧を見る
今読んでも、古くない、この時代でもドキッとする至極のSFショートショート集。もしかしたら、起こりうる世界が、つまった作品です。
鋭い視点で核心を突き、柔らかい視野で未来を予測する36編
2010/01/25 19:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る
巻末に掲載されているあとがきも魅力的な作品の一つ。
日経新聞を契約している星新一氏が、新聞の勧誘員に言う質問は、鋭く核心を突いており、作品の一部を読んでいるようだ。
そのような鋭い作品の中から、気に入ったいくつかの作品をピックアップ。
『あたらしい社長』
新しい社長は、おじぎの角度に厳しく、小さな数字の間違いにも目ざとい社長だった。
読者の常識の盲点を突く、予想もしない結末が魅力の作品。
『ぼろ家の住人』
哀れな生活をしているという老人を訪ねた番組制作の担当者。
生活保護を受けず極貧の生活をしている、妙な人生観のその老人は誰にも会いたくないと男を帰そうとするのだった。
苦心して作った番組は、電波となって散っていく虚しさを感じていた番組制作担当者の満足感と、罪を描いている。
しかし老人とその人生観の方が見所だろう。
『あわれな星』
武力に訴えた宇宙人の奴隷にされかかっているあわれな地球。
しかし地球を救う装置を持ってきた新たな宇宙人が現れた。
いろいろな意味であわれな地球に涙せざるを得ない。
『善意の集積』
生まれつき目の見えない少女がいた。素直な性格で悪人からも親切にされ、悪を知らない。
ある時醜い姿の宇宙人がやってきたが、目の見えないその少女は、誰もが気を失う中、彼らの願いを聞いてあげた。
異質を嫌う人間の性質をテーマにした作品。
純粋で素直な少女だからこそ、芽生えた気持ちが悲しい。
『なぞの青年』
資金に底がなく善意のために大金を使い、さまざまな困っている人から感謝されている青年が現れた。
夢のような展開と対照的に描かれる、現実的な結末が魅力の作品。
善行とは何か、考えさせられる。
『無料の電話機』
エヌ氏は金を貸している相手に返済を迫るため、いつも使っている電話機ではなく、ある会社が無料だからと設置していった電話機に手を伸ばした。
現在の広告業界を見透かしたような作品。
いずれこのような電話機が出てくるような。
見えないものが見えてくる
2020/04/20 22:21
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ぼろ家の住人」のおじいさんのように、世間の価値観にとらわれない生き方に憧れます。「善意の集積」の少女など、目の前にある真実にも気づかせてくれました。