紙の本
シリーズ完結
2020/05/07 07:31
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投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙の旅シリーズの完結編であるが、未来についての描写の面白さが少ないことやモノリスが格好悪いなどの不満あり。しかし、美しい表現もある。
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クラークの終着駅
2019/03/07 00:45
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
この結末には失望したと言うしかないが、あの超越的な存在のモノリスがそんなものにやられるのかという突っ込みはそもそもなしだろう。クラークは「超光速」を否定したが、そのことがもたらす時間の感覚には幻惑される。人間の所業に対して神の鉄槌が下るのか、取るに足らぬとして無視されるのか、クラークは老魁にも答えを見せなかった。光が往復するのに要する人間の尺度ではあまりにも長い期間が必要だからだ。漂流して蘇生したブールの目撃する西暦3001年の未来世界にも新味はあまり感じないけれども、この巨匠の描く未来はやはり美しい。クラークはそうした楽観的で端正な世界の住人だった。
紙の本
そして希望せよ。
2001/05/13 02:59
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投稿者:ジョン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「2001年宇宙の旅」の完結編。1968年の発表以来、数多くのSF映画に影響を与えた4連作が完結する。
物体「モノリス」、人類が立ち入り禁止にされた惑星「エウロパ」など、すべての謎がここに解き明かされる。
紙の本
訳がいまいち
2001/03/28 11:39
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投稿者:GUCCI - この投稿者のレビュー一覧を見る
アーサー・C・クラークに惹かれて購入しました。2001年は昔何度も読み返して,読むたびに新しい発見がありました。今回も期待して購入したのですが。2001年の延長であることは分かるのですが,文の流れなどがバラバラのような気がしてなりません。もう少し一貫して翻訳してほしいと感じました。内容は,それなりに興味もあり引かれるのですが,文書だけでは訴える力が少ないように感じます。単語1つにしてもただ訳しただけと言った感じがして,適訳でないように思えました。訳者はもう少し原作を理解して適切な訳をしてもらいたいと強く感じました。
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クラークはどうしてこの本を書いたのだろう?
2001/03/26 04:08
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投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラークはどうしてこの本を書いたのだろう?
なにげなくこの本を読んで愕然とする人は多いのではないだろうか。それは、この本が、『2001年宇宙の旅』『2010年宇宙の旅』『2061年宇宙の旅』で描かれていたことを、ことごとく否定しているからだ。
シリーズ前作までに示された、われわれ読者を感動させてくれたさまざまなビジョンは、すべてヴァーチャルリアリティによる疑似体験だったのだ、作りものだったのだとばっさり切り捨て、見事に読者を突き放してくれる。スターチャイルドはウソ、スターゲートもウソ。モノリスの超越性もウソ。
この本が存在することが悲しい。クラークがこの本を書いたことが悲しい。
「大風呂敷をひろげる」という表現がある。シリーズ前作までにひろげにひろげた風呂敷を、クラークは静かに微笑みながらこの作品でたたんでしまい込んでいるように思える。そのことがなんとももの悲しい。
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モノリスの創造主との戦いが繰り広げられるシリーズ最終章。
3001年の世界では恐竜の庭師が、宇宙空間で園芸をしているという想像もつかない世界を描けるのは…Dr.クラークだけ!
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オデッセイシリーズの最終章。基本的に2061年の続編ではありませんが、世界観は同じです。しかし、終わり方に夢がないのでこのシリーズの世界観が好きな人にはお勧めしません。
でも、納得いかない終わりとはいえ、結末は結末です。
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「2001年・・・」から読んでますが、個人的には「2001年」の方が好きです。だってモノリスがー・・・。
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やはり「数学」の強さだなー。
でもこの物語自体が数学に支えられている感じはしない。。
ID4と平行だったというのはシンクロニシティの面白さというか、「どちらも」宇宙戦争と言うことなのでしょうか。
1000年後の人々が何をして生きているのかをもっと知りたかった。
やはりどうしても全身タイツの幻影しか生まれない。。。
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モノリスが出てくる例のシリーズ
面白いです。
1000年近い時間、宇宙空間を漂った後に蘇生された人間が遭遇する様々な文化や習慣の違い。
そこの描写がよく描けている。
最後のオチがご都合主義的な感じがしてちょっとガッカリだったかな。
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この本が「2001年宇宙の旅」に続くオデッセイシリーズ(?)の最終作だということを知らずに買ってしまった。
読んでいる途中に、明らかにこの本はシリーズもので前に読んだことがある(2001年宇宙の旅は既読)と気付いたが、時すでに遅し。結局最後まで読み切ってしまった。
結果、モノリスなるものの存在は理解しえないままストーリーが完結してしまったものの主人公のプールと同じく3000年代の驚愕のテクノロジーを楽しむことができた。
相変わらずのリアルな描写。そして、ストーリーも申し分ないと思う。
ちょっと難しい本の息抜きとして読んだが、まさにうってつけの本だった。
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無慣性駆動などの未来技術の細かな描写にはやはり引き込まれますが、いまいちすっきりとしない終わり方だったり他にも細かな点で納得の行かない部分が残ります。ていうかウッディは?
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2001年宇宙の旅のシリーズ完結編。
シリーズ全4作品の完結編ですが、全てを読んで思った事は、
1作目の「2001年宇宙の旅」だけを読めばOK!
ということです。
なんか非常に残念な感じになってます、、、。
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西暦3001年、モノリスは地球上にもエウロパにも発見され、「生命の進化を促進しその成り行きを監視する装置」であることが一般知識として人類に根付いている。そんな中、海王星宙域で冷凍状態の宇宙飛行士フランク・プールが回収される。1000年前のチャレンジャー号事故で一度死んだ彼は、3001年の医療技術によって蘇り、モノリスの監視の下に高度に発展した人類社会を目の当たりにして驚愕の日々を送る。しかし、プールは新しい社会の価値観にどうしても馴染むことが出来ず、かつての同僚・ボーマンの影を求めて木星宙域への旅を決意する。プールの旅の結末は?そして、沈黙の監視を続けるモノリスの思惑は?
う〜〜〜〜〜〜〜ん。
語弊を恐れずに言わせていただくと、このシリーズは「2010年」までで留めておいた方が良かったような気がします。もちろん、ハードSFとしてはきっちりまとめてますしオチもついてますし、これはこれで十分面白いんです。が、「2001年」に漲るあの緊張感、謎めいたモノリスの不気味な存在感、そんな独特の巨視的なサスペンスが感じられないんですよね。
思うに、モノリスの存在やボーマンの行方をクリアに解明し、既知の範囲内で理解できるモノとして描いたことが、良い意味では解りやすく、悪い意味では物足りなさを感じさせることに繋がっているのではないかと。ハードSFですからそのアプローチはもちろん全然有りですし、むしろそうすべきなんですけど、このシリーズに限って言えば、謎は残しておいた方が逆に落ち着きが良いのかもしれませんね。あの「宇宙のランデブー」のように。
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この本は「2001年宇宙の旅」から始まったシリーズの完結編です。
2001年宇宙に放り出された飛行士が1000年後、
海王星付近で偶然回収され、蘇生しました。
浦島太郎となった飛行士フランク・プールが見た3001年の世界は、
宇宙と繋がる軌道エレベーターや、脳に直接情報をダウンロードできるキャップなど、
まさに「未来はこうだ!」みたいな科学雑誌の世界でした。
だけどタイムマシンや光速宇宙船はありません。
ここら辺の、SFでありながらリアリティを感じさせる絶妙なサジ加減に
アーサー・クラークの勉強熱心さと作家の腕を感じます。
SFの大家が描く未来予想図を楽しんでいるうちに、
物語は人類の危機を迎えます。
あの絶対的“神”モノリスが、どうやら人類を滅ぼそうとするのです。
1000年後の人々は、この事態にどのように対応するのでしょうか。
「人類にとって何よりも関心があるのは、いつだって愛と死なのだ」
2001年宇宙の旅から、人間は所詮サルだというテーマはぶれませんが、
3001年ではブレインキャップによって人間同士が完全にネットワーク化した
共同体として平和に暮らす世界を描いています。
最終話にあたり、齢80を迎えたアーサー・クラークが、
未来への夢と希望を託したのかも知れません。
HALとボーマンの結末、モノリスの意味など全てが明らかになります。
謎に満ちた2001年からの読書の旅も、スッキリ完結しました。