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紙の本
正三角形
2022/03/23 05:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
is in youのスピンオフ
新聞社シリーズ2というべきか?
実は裏書き読んでこの作品が読みたいなぁって思って
前作のis in youを読んだのですが、
こちらの作品がまさか「佐伯」さんの話だとは思ってもみなかったです。
ちょっと驚く
裏書きが名前(密)だったので佐伯とイコールになってなかったです。
読み始めて驚くという・・・有様でした
is in youで一束に「静」と呼びかけたのが印象的でしたが、
そうかーな感じで続きます。
密と良時と十和子の三人の正三角形みたいな
美しく歪んでいる綺麗な物語
時系列がいったりきたりしているので、
きちんと時を据えてないと混乱するかもしれません。
三人三様のそれぞれに対する想いが、
違和感なく描かれていて
十和子が自分の行動を「打算で汚く濁ってしまった」と思ってしまうのが切ない。
密が「静」と呼び良時が「十和子」と呼び
地の文で十和子と書かれるので、
なんか十和子の存在自体が私の中で不安定に揺らぎ
物語の色を屈折させて落ち着かなくさせている気がします
(そらが悪いというわけではなくて、逆に魅力的というか
落ち着かなくさせる効果は大だと)
is in youで苦手だーって思っていた密(私にとっては佐伯さんとしての彼)は
好きまではいかないですけど、
まあこうだったからなのねというところに落ち着きました
良時がいればとりあえずこれからなんとかなるのかも・・・ってくらいには(笑)
余談ですが
密が八重を罵るシーンは作者さんの別の著作の同じような罵り場面とかぶって
ちょっと思うところありです(否定ではありません)
☆4.5
電子書籍
前回からの
2021/09/25 15:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は佐伯さんのお話。「静」の謎がとけ、過去、その後がわかり、大満足の巻でした。
電子書籍
新聞社シリーズ2作目
2021/06/02 09:03
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「is in you」で残念なオヤジだった佐伯と同僚でその妻の兄の話。
良くも悪くも二人を結び続けた病弱な妹の想いも切ない。
素直になれなかった40男の純情やら信頼やらが妙に気恥ずかしく感じてしまう二人は、これからもずっとこの関係を続けていくのだろう。
電子書籍
1番好き
2018/11/26 18:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みー - この投稿者のレビュー一覧を見る
一穂ミチさんの小説は大好きですが、中でも1番好きな本です。子供の頃からずっと積み重ねてきた、色々な事が全部好きになる理由になっていて、性別とか関係なくお互いが他の誰かでは替えのきかない、人生の一部になっているのだなぁと思います。
bl 好きの人ではなくても、しっかり内容がある本なのでおススメしたいです。
良時も密も魅力的だけど、十和子も強くて優しくて大好き。
本当にきれいな女性ってこんな人の事かなと思います。
電子書籍
スピンオフ
2016/07/10 14:48
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
is in youの時の佐伯は、かなりクセがあり、面白いキャラだったので、楽しみに読んだのですが、時期が、現代と過去を行ったり来たり、目線もいつ変わったか分かりづらく、残念ながら、思ったほど楽しめませんでした。
単に、私の読解力の問題かもしれませんが、、、
紙の本
人と時間と
2016/04/27 16:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えもじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時系列が急に反転するので読むのに苦労しました。意外と佐伯が可愛らしい性格していました。天邪鬼タイプでもここまで両極端なのは珍しい。
電子書籍
文学的な雰囲気の漂う作品でした
2016/03/27 22:47
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
積年通過の幼なじみもの
大変成熟したテーマのお話だったなぁ、というのが読み終えた感想。
普段ファンタジーとかラノベ系ばっか選んでると、こういう離婚だとか中年だとか妙にリアルが絡む話が苦手に感じるのだけど、一穂作品は読ませますね。
時系列が入り組んでたので、良時が密を抱こうとするシーンは唐突に感じたし、何故良時がそう行動したのか情緒の移り変わりを読み取り損ねたかな、という感じもあります...。
時を重ねないと表現できないような愛のお話でした。
数年後に再読すると、また印象の変わる話なんだろうなぁ と思います。