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投稿者:ブルームーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名人も数多く読む本のエッセンスが詰まっています。一日、一言読むだけでもよいかと思います(自分もそうです。)。
味わい深い言葉の数々
2015/09/21 12:46
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投稿者:ゆらまま - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常、上司の行動や言動がおかしいなのではないかと思うことがありますが、自分の考え方が間違っているかもと悩むことがよくあります。この本を読んでいて自分と同じ意見の部分があると「そうだよね」と思わずうなずきます。なかなかわかっていても実践できない部分もありますが、少しづつでも実践していこうと思います。
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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
明代の処世術の本『菜根譚』の抜粋の原文と読み下し文に訳文,解説がついているもので手始めに読んでみるにはよい。全文が読みたい人には向かない。
やわやわとした内容。
2019/06/18 16:01
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校で学ぶような典型的古典漢文ではない語彙が出てくるが、それもまた一興。儒家を任じていた筆者の思想に仏教や老荘思想、道教的な用語が出てくるのを見ていると、当時の文化思想に複数の宗教が影響を与えていたことがよくわかる。
日本人にはかなりなじみがいい世界観かもしれない。
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投稿者:Drucker - この投稿者のレビュー一覧を見る
一言で言えば、常識的な物事の捉え方からの脱却の勧めということで、その例の列挙が続く。
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表装はいまいち。でも、漢文と訳、解説が一緒に載っているところが気に入って購入。
解釈はわたしが考えることと違うところがあるけど、自分に都合よく読んでいます。それでいいよね。
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先日読み終えた「キャッチャーという人生」の中で、川上哲治や野村克也が愛読したなんて書いてあるから気になって手に取ってみた。
「中庸」という言葉に初めて触れたのは三國志Ⅷの隠し武将になっていた楽毅の性格欄で、それ以降その二文字が自分の人生の指針になってるんだからゲームも捨てたもんじゃない。
今でいうTwitterなんかで、それっぽく立派なこと言ってる人を見るとなんだかこっちが恥ずかしくなるんだけど、それに通じるものがあったような、なかったような。何かにつけて「熱すぎてはダメだけど、冷たすぎてもダメ」とか「強すぎてはダメだけど、弱すぎてもダメ」みたいに、「丁度良い」塩梅を見つけなさいと執拗に説いてくる。それこそが菜根譚の核心の一つでもある中庸の精神ってやつで、それを心掛けることは簡単なようでいてとても難しい。天秤を等しく保ち続けることより、どちらか片方に傾ける方がずっと簡単ってことです。
全部で300条以上もあるんだから、絶対どこかに「さっきと言ってること違うやん!」みたいなのがあると思うんだけど、そういうのも含めて洪自誠の言葉に右往左往させられながら、自分にとっての真ん中を見つけるための本だった。
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標題、現代語訳、訓読、原文
人は常に菜根をよく咬んでいればあらゆる事はなしとげられる(野菜の根は堅くて筋が多いけれど、それを苦にせずよく咬めば、世の中の真の味を理解できる)
C0198
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現代にも通ずる考え方や立ち振る舞い、己に焦点を当て律することの必要性、外の不可避な状況への日々の対処法といった多くを学べます。論語や孫氏の兵法、武士道や宮本武蔵の五輪書を再読したい気持ちになりました。
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以前からちょこちょこつまみ読みしていたが、ここにきて一気読み。逆境にいる人には刺さる言葉が多いらしい。
何事もほどほどに、中庸が一番。
入門編?もっと突っ込んだ菜根譚も読みたくなった。
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読みやすい構成だったが、解説が学術的(この文章がどこから発想を得ているか、どこから引用された故事かなど)だった。わかりやすい現代語訳からさらに自分の身近な例に引き寄せるには自分の頭を使って変換しなければいけないということだろう。
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読みやすくて大変助かった。
ミステリーなど小説は話が途切れるのが嫌なので中断せず通して読みたいが、こういった名言など一節一節が完結しているものは昼休みの読書に打って付けだった。
中身の話をしよう。
千年の時を超えて届く言葉には深みがある。
昔の人も気苦労をしたのだろうと切に感じる。
自分や周りの人間の醜い姿を見てきてのだろう。
省みる、穏やかになる。そう、気をつけようと思った。
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1. 書名の由来と背景
- 著者: 洪自誠(こうじせい)による作品で、明代末期の時代背景を反映。
- 菜根の意味: 「菜根」は、質素でありながら堅実な生き方を象徴。困難に耐え、日常の中での知恵を表現。
- 書名の意義: 役職を退いた知識人が、内面的な成長と再出発を目指す過程を描く。
2. 主要テーマと考え方
- 中庸の重要性: 極端を避け、バランスの取れた生き方を推奨。
- 人間関係の重要性: 友人との付き合いには、利害を超えた義理や侠気を持つことが求められる。
- 仁と義の優先: 物質的な富よりも、道徳的な価値を重視する。
3. 教訓と実践的な知恵
- 逆境への対処: 人生の困難に対して、心の整え方や、精神的な準備が必要であることを強調。
- 家庭教育の重要性: 家庭内の和気や信頼が、精神の安定に寄与する。
- 心の清浄さ: 内面的な清さが、外面的な行動に影響を与える。
4. 道徳と倫理の考察
- 善人と悪人の違い: 善人は内面的な安らぎを持ち、日常の行動にもそれが表れる。
- 無心の境地: 物事に執着せず、自然体でいることの重要性を説く。
5. 社会的・文化的背景
- 五行思想との関連: 内臓や五行に基づいた病気の考え方が、心身の健康に繋がる。
- 歴史的文脈: 明代の政争や混乱と、著者の個人的な経験が作品に影響を与えている。
6. 結論と現代への応用
- 普遍的な教訓: 『菜根諏』の教えは、現代においても人間関係や自己成長に役立つ。
- 自己反省の重要性: 日常生活における自己の行動や思考を見つめ直すことが、より良い人生を築く鍵である。