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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本

藤野と諏訪のお話

2016/11/15 22:51

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みかみか - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作でいい味を出していた藤野と諏訪のお話。
結構好きだったので嬉しかったです。
所々で前作の椛編も絡んでくるのでそちらも一緒に読んだ方が楽しめます。
妖艶で健気な藤野と意外と鈍感で少し残念な諏訪はシリーズ史上三番目のお気に入りです。
ちなみに一番は綺蝶×蜻蛉。二番は御門×椿でした(笑)

こうして枝分かれしていろんなカップルを読めたこのシリーズですが、今作以降の新作はありません。
作者さんはまだまだ続くと書いていましたが、待望の鷹村編もまだです。
せめて鷹村編だけでも出してくれると嬉しいですね。

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電子書籍

個人的には、藤野の切ない想いが随所に感じられて、大好きな作品です。

2017/11/02 12:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

先ず、下記の内容は、一部ネタダレに相当する寡黙知れません。

どうぞその旨ご了承下さいませ。


本作品は、男の遊廓である花降楼でないと再会し,付き合えなかった藤野の諏訪に対する切ない想いが、随所に感じられますね。

傾城として諏訪との再会を果たした以降には、称して諏訪の登楼を心待ちにする“素の藤野”の部分をひたすらひた隠して、飽く迄も諏訪との関係は傾城と上客との“疑似恋愛”なのだと言い張る藤野の切ない心情が、強く心に響きましたね。


又、恵まれない環境下で育って心の中に寂しさを抱え込んでいた藤野が、例え両親が政略結婚で有っても,和やかで愛情溢れる家庭で育った諏訪に心惹かれるのは、至極自然の成り行きだった様に感じました。


そして、「幾ら恵まれた世襲議員で有っても,生き馬の目を...の苛烈な政界の中で生きる諏訪に取っては、もしかしたら花降楼に登楼して藤野と一緒に過ごす一時こそが本来の自分に立ち戻れる状態だったのでは...!?」とも思いしました。

それ故に、藤野と一緒に過ごす時の諏訪は、生来のノホホンとしたボンボンとしての一面が強く出ていたのでは...!?

それに、諏訪が藤野が年季明けした以降も、変わらずに藤野との関係を続行する気持ちや考えを抱いておりましたのも、頷けますね。


それから、藤野が可愛いがっております新造の糀から、諏訪が藤野に取って自分が単なる上客ではなくて“特別な存在”なのだと知るシーンでは、「糀ちゃん、ナイスアシスト!?」と思いました。


それと、藤野が、我が身を顧みず,身をていして暴漢から諏訪を守る上に、病室にて身請けを切り出した諏訪に対して彼の立場や将来等を考慮して固辞し続ける言動にも、本当に胸が熱くなりました。

因みに、藤野は、花降楼でお職を張れるレベルの傾城として、客を虜にする妖艶な魅力や色々な面でのスキル等を身に付けておりますよね。

ですが、新造の糀が諏訪に語る様に、藤野は諏訪に対する“まこと”を、例えば諏訪に対して登楼を願っても,余計な散財を極力させない様に心掛ける等、随所に感じられますね。

ですから、最終的に藤野が諏訪に身請けされる事になって、本当に良かったです。



以上の様な次第で、随所に藤野の切ない想いが感じられて、大好きな作品です。

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電子書籍

きっといい夫人にになると思う

2021/11/18 23:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

諏訪の負担にならないよう台のものも取らず仕掛けもねだらず、ただ花代を稼いでいるようでその実諏訪に会いたいだけの藤野。
そんな疑似的な恋人関係が五年も続き藤野の年季明けもあと一年を残すだけになった頃、前作『臈たし甘き蜜の形代』の事件?が起きそれをきっかけに二人の関係もギクシャクしてしまう。
どんな時も「諏訪のために」を第一に考える藤野がせつない。
きっと諏訪は花降楼に通った五年間の間は藤野の気持ちなんか考えたこともなく、持ちかけられたゲームを暢気に楽しんでいたお坊ちゃまだったんだろうと思う。
またそうさせたのは藤野であったに違いない。

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紙の本

シリーズにない攻GOOD

2017/09/30 23:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る

虚勢をはっている藤野がいじらしくて可愛い!
このシリーズに出てくる傾城の中でもかなりいいですね。
前作でちょっとだけ出てきた諏訪と藤野がメインということで、楽しく読めました。
諏訪もなんか飄々としてて今までの攻めとちょっと雰囲気が違うけど、藤野としっかり手を取り合ってたくましく生きて行けそうな強さが感じられて素敵でした。
でも終わり方にもう少し余韻が欲しかったですね。

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2011/11/20 18:53

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2011/11/28 11:21

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2011/12/08 02:28

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2012/05/09 01:11

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2013/02/19 03:07

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2014/05/02 00:51

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2015/07/26 11:23

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2018/06/07 14:00

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