紙の本
敷居が低いのがよい
2016/02/28 08:42
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:one story - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度は経済学をざっくりと勉強したいと思っていたので、難しい数式ばかりでない本書は読みやすくて良かったです。もちろん、経済学を習得するには本格的な本でより深く勉強する必要がありますが、こういうものかと概観でき、必要な時に備えての引き出しを得たいという私のような人にはオススメです。
紙の本
概要中心だが丁寧な解説
2016/07/11 00:34
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:でぃー - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済について初めて学ぶ人でも読みやすい一冊。それゆえ、本格的に学びたい人には物足りないかもしれない。しかし、解説は丁寧なので読み応えがある。
紙の本
経済学の教養として。
2016/07/02 01:56
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:s0303東京静岡。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「経済って何?」
そんな単純な疑問から一気に大学生までが知っている内容を網羅することができる教養本です。
これをきっかけに、自分の身近な出来事や社会現象に興味を持って生活することが出来れば、経済の本質である「幸せ」を考えることに至ると思います。そういった意味で非常の幅の広い、机にいつも置いておきたくなる一冊です。
紙の本
ライトな経済学書
2016/02/27 14:50
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済学といえば、数式等が出て難しいというイメージが多いと思いますが、内容は経済学全般にわたって書いています。ライトな経済学書と言えます。
電子書籍
分かりやすい内容!
2016/05/25 19:05
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タカピー - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルどおりに短時間で経済学を効率的に、確認出来る。大学を卒業して30年以上経ちで、しかも経済学部専攻ではない者にとって良書である。大学時代の講義も、本書のように理解しやすい工夫をしてもらいたかった。
電子書籍
経済学の基礎を網羅
2016/10/19 14:46
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トコトコくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学で習う経済学の基礎を網羅しています。経済学というと数学の知識が必要となりますが、本書は私のように数学が苦手な者でも理解できる内容になっています。
紙の本
名前の通り
2023/02/25 12:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:杉野 - この投稿者のレビュー一覧を見る
名前の通りざっと経済学を広く学ぶことが出来ます。1回読んだだけでは難しいところもあるので何度も読もうと思います。
紙の本
ざっと学べます。
2020/03/29 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なまねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済学を学んだ経験もない私のような人にとっては、用語・計算式・図表が少し難解な面もあるかもしれない。
でもタイトルの通り、「ざっと学ぶ」には良い本だと思う。
ちょっと経済学を知りたい社会人や、これから大学で経済学を学ぶ人の予習とかにいいのでは。
大学の学部選びに迷っている高校生も、読んでみると自分の向き不向きがわかるかも。
紙の本
タイトル倒れではない
2017/12/26 15:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
この手のタイトルの付いた本は、あまりし尿視なんですけど、この本は本物でした。
10時間かどうかは置いといて、経済学の概要がぎゅっと詰まって、分かりやすく書かれてます。
投稿元:
レビューを見る
頭に入ってこなかった。
分かる部分と言葉が難しい部分と。
なんだろう、構成なのか、書き方なのか。
30秒で分かるポイントはよかったけど。
自分には合わなかった。
投稿元:
レビューを見る
2015.05.02
日経電子版の特殊集「知識増やそう GW、手元に置きたい経済入門・解説書」で紹介されていた。
このほど東大を退官した政策研究大学院大学教授の井堀利宏著『大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる』は大学の経済学部で学ぶミクロ経済学とマクロ経済学の基本をビジネスパーソン向けに説き起こした書。ミクロ経済学の基本、消費者はどう行動するのか、不完全情報の世界、金融政策、景気と失業など全部で20項目で構成。「1項目をだいたい30分で読めるので、10時間で大学4年分の内容がざっと学べる」と井堀氏。
本書執筆の動機を「『経済学』を学問として知っておくことが、いまビジネスの現場でますます必要とされていると感じる。ただ流れていく情報をインプットしているだけでは、本当の教養は身に付かない。ある経済の動きがどんな意味を持っているのかを理解するためには、経済学の思考の枠組みを身に付ける必要がある」と説明している。
投稿元:
レビューを見る
難しかった。
題名から経済学音痴の私にも大学に行ったみたいな知識が得られるのか?と楽しみにしてたけど、経済学入門って感じではなかったなー。私にとってはジャケ買いで失敗した部類。
投稿元:
レビューを見る
経済学では「何事も相対的な関係性によって決まる」と考える。
そして経済学は、あらゆる人の幸せを望む学問だ。
第一部 経済学とは何か
①ミクロ経済学とマクロ経済学
1 そもそも経済学とは何か
「一番安い買い物をしたい」=合理的
行動は「インセンティブ」によって決まる
2 ミクロ経済学とマクロ経済学
マクロ経済学とは何か
3 希少性と価格
モノの値段は需要と供給で決まる
4 機会費用
費用には目に見えないものもある
第二部 ミクロ経済学
②ミクロ経済学の基本
1 価格と需要と供給の関係
リンゴを何個買えば得になる?
限界コストとは何か
限界メリットとは何か
最適な消費行動とは
価格が上がると需要は下がる
2 需要曲線
可処分所得が増えるとリンゴの需要は増える
3 供給曲線
賃金が上がるとリンゴの供給は減る
4 需要・供給の弾力性
需要の弾力性とは
弾力的な財、非弾力的な財
供給の弾力性とは
③消費者はどう行動するのか
1 家計の消費
限界効用逓減(ていげん)の法則
ビール1杯の満足度は、だんだん減っていく
リンゴとミカンで考える家計の効用最大化
2 所得効果
米は正常財、麦は劣等財
3 価格変化と代替効果
飢饉でジャガイモ以外の食べ物が値下がりした?
代替財と補完財
④企業はどう行動するのか
1 企業の目的
企業の目的は長期的に利益を出すこと
2 生産関数
限界生産逓減の法則
3 費用曲線
生産量が増加すると、総費用も増加する
4 利潤の最大化
「限界収入=限界費用」が利潤最大点
⑤市場の機能と価格メカニズム
1 完全競争
完全競争市場とは何か
2 価格調整
プライス・テーカー
市場均衡点がないケースもある
需要曲線、供給曲線の形が通常と異なる場合も
3 競り人
総需要量、総供給量がぴたりと一致するまで、競る
4 市場取引の利益
企業の利益、家計の利益
5 資源配分の効率性と厚生経済学の基本定理
アダム・スミスの「見えざる手」
社会全体のために、個人が損をする
⑥所得分配の決まり方
1 要素価格の決定
労働需要を式で表すと
資本市場の均衡
2 レント
寄生などで生まれる資産からの収入=「準レント」
3 家計間での分配
格差社会を経済学から見る
4 再分配政策
所得が100万円か1000万円かが運で決まるなら
再分配政策のデメリット
⑦独占と規制
1 独占企業の行動
独占企業は価格を自由に決められる
2 独占企業の利潤が最大となるのは
独占企業の利潤最大値
限界の概念で独占企業の利潤を考えると……
3 独占度
独占企業は限界費用以上の価格を付ける
規模の経済性と自然独占
4 異な���市場での価格差別
市場ごとに価格を変えることで、儲けが増える
⑧寡占市場
1寡占と複占
同質財と差別財
2ゲーム理論
寡占市場はゲーム理論で動く
3囚人のディレンマ
黙秘と自白と、どちらが得か
囚人のディレンマを数理的に考えると
4カルテル
カルテルはなぜ生まれるのか
抜け駆けの誘惑
5繰り返しゲームとフォーク定理
1回限りと繰り返しでゲームはどう変わるか
フォークの定理
⑨外部性と市場の失敗
1市場の失敗
市場の外部性の代表例は、公害
外部不経済のモデル分析
2外部経済の内部化
ピグー課税の代表は「環境税」
3コースの定理
民間の支出により「市場の失敗」を克服
4公共財とは何か
公共財につきまとう「ただ乗り」問題
⑩不完全情報の世界
1情報と経済分析
「情報が非対称」だと市場の失敗が起こる
2モラル・ハザード
「火事が起きても保険でカバーすればいいや」
「大きいものはつぶさない」がモラル・ハザードを引き起こす
3逆選択
逆選択でよい企業が市場から閉め出される
逆選択への対応策
第三部 マクロ経済学
⑪マクロ経済学の基本
1マクロ経済活動のとらえ方
マクロ経済活動の結果は、付加価値
SNAの仕組み
2GDP(国内総生産)とは何か
フローとストック
GDPには生産機械の価値の目減り分が含まれる
3GDPに含まれないものは?
政府活動の付加価値は、GDPに含まれる
4三面等価の原則
GDPには限界もある
5物価指数
物価指数のうち、どれを見るべきか
⑫GDPはどう決まるのか
1需要とケインズ経済学
ケインズ経済学は不況のときに有効
2ケインズ経済学 国民所有の決定メカニズム
有効需要の原理のメカニズム
3財市場と貨幣市場の均衡
一般均衡IS-LMモデル
失業者はなぜ生まれるのか
ケインズ経済学が説明する「非自発的失業者」
⑬マクロ経済主体の行動
1家計の消費行動
人はどんなとき貯蓄し、どんなとき消費するか
2企業の投資行動
資本をどこまで投資するのが得か?
3政府の存在
予算は政府の経済活動を集計したもの
4政府の役割
①資源配分機能
②所得再分配機能
③安定化機能
④将来世代への配慮
⑭財政政策
1乗数効果
財政支出は経済にどう影響するか
減税乗数と均衡予算乗数
2自動安定化装置
税や社会保障はマクロ経済を安定させる
3財政政策のIS-LM分析
クラウディング・アウト
極端なケース
4財政赤字
国の「収入ー生活費」が赤字だとピンチ!
5公債発行
日本国債は60年で返さねばならない
6公債を返すのは誰か
リカードの中立命題
バローの中立命題
世代会計とは何か
損得は何で決めればいい?
⑮金融政策
1貨幣の役割
お金は便利な道具
2金融
お金を貸すには「情報」がポイント
金融政策の効果
3ハイパワード・マネーと信用創造
信用創造とは
4中央銀行の役割
価格政策(基準金利政策)とはなにか
数量政策とは何か
5信用不安と金融秩序
信用不安を防ぐための仕組み
6金融政策の考え方
人々は将来の物価を予測できるのか?
⑯景気と失業
1雇用と労働市場の均衡
どんなときに失業は生まれるのか?
2一般物価水準と雇用
総需要関数
総供給曲線と総需要曲線の均衡
財政・金融政策の効果
3わが国の労働市場
循環的失業と構造的失業
4長時間労働
長時間労働には経済合理性がある
⑰インフレとデフレ
1インフレ
インフレ供給曲線とインフレ需要曲線
マクロ一般均衡モデルのインフレ率とGDP
2インフレ期待
インフレ期待とインフレ需要曲線
財政金融政策ではGDPは増加しない?
3よいインフレと悪いインフレ
不況下で起きるインフレは悪いインフレ
4バブル経済とその崩壊
バブルは投機と同じゲーム
⑱経済成長
1高度成長と成長の鈍化
1990年代~の「失われた20年」
2成長モデルと成長の収束
内生産的成長モデルと技術進歩
3政府の大きさと経済成長率
大きな政府には公共投資の拡大はマイナス
⑲国際経済
1貿易の利益
貿易により、社会の利益が増える
2比較優位の原則
得意分野に特化する方が、全体として利益が大きい
貿易は得になる
3国際収支と為替レート
2つの為替レート制度
貿易と財市場の均衡
4円高・円安の功罪
円高で外国に生産拠点が移動する
5経済統合と通貨統合
ユーロ導入のメリット、デメリット
⑳マクロ経済政策
1政策の遅れ
遅れは仕方がないのか
ルールか裁量か
あとから状況が変わる場合も……
2政治と経済の関係
選挙か、党派の主張か
3政治的景気循環論
政権交代と経済政策
4政府の信頼性
マクロ政策は民間需要を誘発できるかが鍵
投稿元:
レビューを見る
需要と供給の交わる点が買い手と売り手にとっての最適な点から始まり、失業とか公共投資とか。マクロからミクロまで経済学を学ぶことができました。
何となく景気が良いけど、ある程度実態が分かればテレビやメディア、アベノミックスに振り回されることもないのかもしれないなぁと思いました。
投稿元:
レビューを見る
元東大教授の著者が経済学の基本について解りやすく書いた一冊。
マクロ経済とミクロ経済の理論がほとんどが見開き形式で解りやすく書かれていました。図解も多く、曲線から最適値を出す理論についても多く書かれており勉強になりました。
やや説明が早足な面があるところは否めませんでしたが、見開きになっているので区切りやすく読みやすい印象を持ちました。
何冊か経済学の著書は読んできましたが、本書は表題通りざっくりとした知識は身に付くと感じました。この本だけで理解するのではなく、何冊か会わせて読むと違った視点もあり理解が深まると感じました。