古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活 みんなのレビュー
- アルベルト・アンジェラ, 関口英子
- 税込価格:1,045円(9pt)
- 出版社:河出書房新社
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全盛期の古代ローマの一日
2023/02/16 16:41
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨーロッパの古典劇の規則の一つに「三一致」というものが有り、一日 一つの場所 一つのテーマ で作品を作る という、「三一致」というものがあったそうな。この作品もその規則を意識しているかはどうかは別にして、全盛期の古代ローマの一日をローマ市内に限定して いきいきと記述している。
古代ローマの都市で現代人は正常な精神を保てるのか?
2021/11/10 08:37
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投稿者:如月 弥生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二千年近くも過去に巨大な上下水道を建築した古代ローマ人、と言えば大の公衆浴場好き。さぞかし清潔な街並みなんだろうと想像を膨らませ、読み始めました。様々な技術が発達し生活様式も現代に近いことがわかります。まるで観光地にでも来た気分です。
しかし読み進めると市街地は不潔極まりないことを知ることになります。そしてさらに不衛生だったこと以上に、コロッセオの章では驚くようなショッキングな描写が始まります。
技術が発達しているわりにはその時代の人々の意識は、我々が大昔に対して抱くイメージの通り、かなり、いや、とてつもなく野蛮でした。ローマは近代的なイメージを持っていたのに、このギャップに私は精神をかなりやられました。正直、現代人はこの都市で正常な精神を保ち続けることは難しそうです。もともとこの時代は生き延びること自体が難しい時代だったんだと気付かされます。
書籍としては面白いです。語り口が優しくお勧めできる本なんですが、う〜ん、血生臭いシーンが苦手な方は要注意です。
2000年前のローマ帝国の首都での人々の一日の生活が味わえる画期的な一冊です!
2020/06/24 11:02
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、自然科学を専門とし、テレビの人気サイエンス番組の監修およびキャスターなどで大活躍されているイタリア人、アルベルト・アンジェラ氏の興味深い歴史書です。同書では、2000年前のローマ帝国の首都に住んでいた人々の食事、服装、住宅、買い物、学校、公共浴場、闘技場、夜の饗宴といった日常が体験できる一冊となっています。同書の構成は、「当時の世界」、「日の出の数時間前」、「午前6時―裕福な人が住む邸宅」、「午前6時15分―室内装飾にみる古代ローマの趣味」、「午前6時30分―主人の目覚め」、「午前7時―ローマ式の服装」、「午前7時10分―女性のファッション」、「午前7時15分―古代ローマ時代の男性の身だしなみ」、「午前7時30分―2000年前の美しさの秘訣」、「午前8時―古代ローマ風の朝食」となっています。
古代ローマ人の生活がわかります
2017/10/28 23:20
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投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代ローマの歴史というと、政治や戦争についてのことが書かれた本が圧倒的に多く、民衆の生活について書かれた本は少ないです。この本は、古代ローマ人がどうのような生活を送っていたの書かれている興味深い一冊です。タイムマシンに乗って、透明人間の視点で書かれているのが面白いですね。楽しみながら知識を深めることができる良書だと思います。
文庫ですが結構厚めです
2016/11/04 20:56
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
500ページ超を1週間近くかけて、通勤電車の中で主に読みました。
「ローマ人の物語」が皇帝を中心とした文献も多い貴族達の話が多いのに対し、こちらは市井の人々の生活が細かいところまで描かれています。
ある程度古代ローマの地理や属州との位置関係なんかが頭にあると面白く感じるはず。
挿絵は多くないので読んでいる間はずっと頭の中で想像することになり、かなりの疲労感もありました。
著者が関わったテレビ番組もぜひ見てみたい。
面白いけれど読みづらい文体
2017/01/14 05:02
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投稿者:Ladybird - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容はとても興味深いし、面白いのですが、翻訳文がこなれていなくて、少し読みづらいのが残念です。当時の人々の暮らしが、等身大に感じられて面白い本。
古代ローマ人の24時間
2015/09/16 22:38
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投稿者:まさちえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代ローマは紀元前753年(伝承)の建国以降、王政、共和政、帝政と続き、1453年の東ローマ帝国の滅亡まで2000年以上の歴史を持ちます。その中でも5賢帝時代はもっとも安定した時期です。本書は、5賢帝の1人であるトラヤヌス帝治世下の紀元115年のローマの民衆生活を描き出しています。歴史を学ぶ場合、事件、芸術等がメインになりますが、民衆生活を知ることはその時代をより肌で感じさせてくれます。年号や人物名を覚える歴史ではなく、より厚みをもった歴史を感じさせてくれる本書は、ローマ大好き人間の私にとって嬉しい1冊でした。とにかく楽しく読めます。是非ともご一読をお勧めします。