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投稿者:静 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ありきたりな言葉ですが、凄かった
いつも当たり前にしていること、例えばアイドルのニュースに騒ぐ人たちだとか、好きな音楽を動画サイトで探したりだとか。そういうことについて改めて考えさせられた気がしました。
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投稿者:まよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最高でした!一ページ目から、本の世界に引き込まれていく感覚がして、とても面白かったです。
このお話は、主人公のアイドル愛子を中心に親の離婚やアイドルの恋愛・卒業・脱退などが描かれているお話です。本物のアイドルのドキュメンタリー映画でも見ているかのような、そんな気持ちになりました!
アイドルに興味がなくてもおもしろい。
2015/09/13 15:12
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アイドルを真正面から書いた小説は少ないような気がするが、男性である作者がそれを無理なくどころか見事に描いていることに感心した。作者の力量がそれだけ高いということなのだろう。
五人のアイドルそれぞれの個性は際立っていてる。特に、主人公の愛子は何とも生き生きしていて印象的。女子高生として、アイドルとして生きる彼女の悩みも喜びも、はじけるような勢いで描かれている。シンパシーは感じなくても、ぐっと胸にくる。それだけではなく、ネットで色々なものが無料で手に入る時代だからこそ見失ってしまいがちな自分の価値観についての問題などをしっかりとらえているのもよかった。
誰よりも武道館ライブを目指していた愛子の着地点はどこか。それを書いてしまってはつまらないことになるので伏せるが、その部分が明らかになるラストの描き方がまた非常にうまかった。何をどう描けばより強く読者の胸に迫るか、朝井リョウはそれをよく知った作家だと思う。
胸が熱くなる青春小説
2015/08/31 22:17
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投稿者:コイケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アイドルとして生きることの喜びと悲哀が描かれた青春小説。主人公たちの健気さと一途さに胸が熱くなり、幸せな人生を送ってほしい、と願いながら読みました。
アイドルも人間だー!
2015/08/18 08:20
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投稿者:kanako - この投稿者のレビュー一覧を見る
アイドルの話というのに惹かれて。まあ、そうだよなと思うアイドルの事情だったり、多分AKBやももクロのことかなと思うことも書かれていたので入り込みやすかった。今のアイドルを読むのにいいんじゃないかと思います。
アイドルだっておんなじだよ?
2015/10/30 09:51
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投稿者:雪空スウィング - この投稿者のレビュー一覧を見る
他者から見える「わたし」と自分の求める「わたし」、知らぬ間に選んできたことと、切り捨ててきたこと。アイドルの悩み、普通の私の悩み。
意地悪な目線のない朝井リョウも面白い!
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
AKB48に端を発したアイドル。朝井氏の地元近くでは名古屋のSKEか。もちろん、アイドルそのものは昔からあり、さしずめ吉永小百合さんあたりが最初かもしれない。ただ、アイドルを目指す若い女の子の側から描いた小説は少ない気がする。その点は評価していいが、掘り下げ不足の感は否めない。同年代の女子を主人公にした作品では「少女は卒業しない」が優れていただけに。
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ASAYAN、ハロプロ、つんく♂ファンである朝井氏から(女性)アイドルへのラブレターだと思う。
「本当に私たちが幸せになることを望んでる?」
幼い頃から歌うこと・踊ることが大好きな愛子は高校2年生。NEXT YOUというアイドルグループで活動中。いずれ武道館でライブすることをグループの目標としている。
握手会、リリースイベント、動画配信、ライブ活動。知名度が上がるにつれてファンや事務所からの期待も高まり、メンバーに落ち度があってはならない。
誹謗中傷、炎上、煽り…。スルースキルは自然と身についていなければならない。
アイドルとして活躍できる期間は有限。成長期に伴う身体の変化、二期生メンバーの追加、初代メンバーの卒業…環境も次々に変わる。
アイドルって?アイドルである前に一人の人間でしょう?愛子は静かに葛藤し始める。
今時のアイドル事情は何となくでしかわからない。炎上などは十年前まではなかったものだと思うけど、いつでも会えるアイドル、Twitterやブログの普及…アイドルとファン(ファン以外の消費者含み)の距離が近づきすぎたから生まれたものなのかな。作品でも書かれた昨年の握手会襲撃事件は本当にゾっとした。
私は女性アイドルのファンではないから、客観的に「アイドルってこうなのか~」とふむふむと思いながら読んだ。あとは彼女たちから見たファン以外の人への思考も。
うーん。上手く感想がまとまらないけど今回もやっぱり面白かった!朝井氏は世相(?)を切り取るのが上手いと思う。
またいっぱい引用してしまった。
昔聞いた事がある…ジャニーズは何故男性アイドルしか扱わないのかという質問に、ジャニーさんが「女性はどうしても感情的になってしまうから。恋愛すると仕事にならない」と答えたような1件を思い出した。
碧が時々暴走する所を読んでてこの話が頭をよぎった。(男性アイドルでも同じことする人もいるかもしれないけど)
人生は選択の連続。アイドルでもアイドルじゃなくても、自分のした選択が正しいか正しくないかじゃなくて「正しかった選択」と自分自身で落とし込まないといけないな。
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期待が大きかったかなあ。
朝井さんの作品だと思うと、楽しみ過ぎてつい「期待値」が高くなりすぎてしまう。
面白いし少女たちの心情を丁寧に描いてるし愛子の揺れ動く気持ちに読み手が寄り添える感じになっており、アイドルといえども一人の女の子なんだという当たり前のことを感じた。
ちょいちょい紛れてくる仕掛けもなるほどと思い、最後も良かったけどちょっと物足りない。
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うーむ。期待はずれ。こういうスポ根系なもの苦手なんですよね。アイドルはスポ根ではないけど、お仕事小説とかあまり楽しく読めないので、単なる苦手分野ってだけかな、楽しめなかったのは。
アイドル小説というよりも、お仕事小説。アイドルという職業の若い女の子の成長する過程を描く青春ストーリーを想像していたのだけど、もっと仕事仕事してたかな。違和感が常にあった。何にかはわからないけど。
武道館に立つまでの、立てなかったまでがわりとあっさりしてたな。復活ライブもすんごいあっさり。最後の歌詞でのラストも辛辣じゃないかしら。
別につまらなくはなかったけど普通すぎた。もうちょっと揺さぶる何かがほしかったな。
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自称アイドル好きの著者が満を持して(?)描いたアイドルの小説。
「アイドル」の少女の視点から、期待される偶像としてのアイドルと、それを担う生身の自分自身との狭間で揺れる少女の葛藤を描いている。
ご本人によれば、主人公が所属するアイドルグループのモデルは、ハロプロのあのグループなのだそうだ。
彼の小説やエッセイにはよく、何かを得ていると同時に何か失っているものがある、というような表現が出てくる。
今回もキーワードは「選択」だった。
選ぶということは、同時に、何かを選ばなかったということ。人生の中で人は常に何かを選びながらその道を進んでいるわけで、そこには同時に、選ばなかった、失った別の進路もあったということだ。もしそっちへ行っていたらどうだったのか、は誰にもわからない。だから、今進んでいる道を後悔しないように、間違っていたと思わないために、「正しかった選択」にするために、今を生きる。前向きに。
アイドルの姿を描きながら、「生きる」ことを見つめた、そんなお話。
はじめのうち、正直あまり興味のない題材で、う~ん若いな~、面倒臭いな~、やめよっかな~、と思いつつ惰性で読んでいたのだが、最後まで読んでよかった。朝井リョウ応援団なのだし!
だがしかし…ファンのつもりだったのだけれど、彼がアイドル好きだったなんて…知らなかったぁ(汗)
ファン失格か?!
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【武道館を目指すアイドルたちの現実と未来】武道館ライブの実現を目指し活動するアイドルグループ「NEXT YOU」。成長する彼女たちをシビアかつ熱を持った視線で描く。
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久々の朝井さん。やっぱり読みやすい!人生は正しい選択じゃなくて、正しかった選択があるだけっていう。あとは、情報というものについて考えさせられたかも。今は何でもフリーだし、それが便利だけれど、だからこそ皆同じ情報に触れているわけで。その情報をどう捉えるのか、自分は何を感じたのか、またその情報の背景を考えないと、何かに飲みこまれそう。この時代に、自分の本当に好きなものとかことを見つけるのって、情報は膨大だけど、なかなか難しいと思う。その切ない感じとか、それでも自分で選んでいく登場人物に勇気を貰いました。最後、第三者の視点でメンバーの景色が語られたところが好き!良かった、と思える。
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武道館でのコンサートを目標とできていたころは良かったけど、ふと我に帰ると、その目標の意味がわからない。
同じ武道館でも、○○武道館っていうのもあるし、会場の作り方で収容人数も大きく違う。
そんな抽象的な目標から脱皮し、アイドルとして、人間として、恋する少女として、答えのない答えを探す旅に出る。
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「夢を与える」のときと同じくらいの胸の苦しさ。
でもこの苦しさがわかる人を私は“同志”と呼びたい。