紙の本
女性だからこそ
2020/09/04 12:34
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投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集で女性の醜いところや閉塞感でいっぱいになる話ばかり。
どの話もみなありそうなこと、いそうな人間ばかり。
女性のプライドや嫉妬、他人を見下す感じ、マウンティング、自分の中にある狂気がリアルに伝わるから、すごく嫌な気持ちになったり、共感したり。
人はみんな生きにくい中、生きているんだ。
いい、悪い、どちらの意味でも女性らしさがとてもよく滲み出てる話でした。
紙の本
女性であれば共感できる作品
2019/12/07 07:13
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
地方と言っていいかどうかは分かりませんが、ある種閉鎖的な一地域で、友人、知人などが起こす犯罪を間近で体験する女性を視点にした短編集。さすがに女性の心理描写が巧みで、一方、男性に対してやや批判的で、自分勝手な男性がたくさん登場します。女性であれば、すごく共感できる作品に感じました。
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
恐怖の短編集。周りで起こりそうな、日常に潜む恐怖という感じ。嫌な女がいっぱい出てきました…。読み始めたら止められない。
紙の本
読後感は
2019/05/13 16:13
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、読後感の良くない物語が多い。
一番印象に残ったのは夢を言い訳に現実を見ない(しかも実現不可能な夢)男を愛した女の復讐。
彼女の復讐の結果、男は現実に目を向けるのか、更に逃げるのか。興味は尽きない。
電子書籍
いい意味で期待はずれ
2018/06/27 10:18
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投稿者:晴耕雨読なわたし - この投稿者のレビュー一覧を見る
女史の作品を読み始めたばかりですので、こんな作品も書くんだ、、とある意味新鮮ではありました。あとづけの林真理子さんとの対談ですが、同郷の先輩後輩のエールのおくりあい。これだけがちょっとうんざり、かな。
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いやーさすが辻村さん。
単行本発売時はこの本の評価はイマイチっぽかった気がするのだけど、文庫化して買って読んだら夢中になってしまった。
ぞくぞくと不快感が這うように感じるのだけど、読むのをやめられずどんどん引き込まれていった。
でも、ラストの話は好きじゃなく、残念だった。
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なんかもうやめてくれってなった。私こうなる素質ありすぎるってなる。こわいけど一瞬で読み終わった。また読見直そう。
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短編集。どれもがグッと引き込まれる魅力的な作品。中でも「芹葉大学の夢と殺人」が秀逸(☆☆☆☆☆)。ストーリーはいいし、訴求力も突出している。とりわけ一つひとつの事象が的確に表現されており、一行一行に心奪われた。「際立った存在感を放つわけではないけれど、一度意識してしまうと目が逸らせなくなるような、そういう危うい魅力があった。好きか嫌いに関係なく、目が自然と彼を追いかける。綺麗な容姿とはそういうもの。」「自分でも気持ちの整理がつかなくて、言葉にして吐き出すことで落ち着きたかった。分かっているのだから追い打ちをかけるように言わないでほしかった。聞きたいのは高みからの正論ではなかった。」・・・・・・・・
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重たい……。
全体的に重たい話が多すぎて^^;
身につまされると思う話が多すぎて……。
メンタル的に来てる時はお勧めしません。
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・仁志野町の泥棒
・石蕗南地区の放火
・美弥谷団地の逃亡者
・芹葉大学の夢と殺人
教授が殺された。容疑者は元恋人。
“見てよ!雄大。 みてて。ー あなたが私を殺すんだから”
・君本家の誘拐
ショピングセンターで赤ちゃんを乗せたベビーカーが行方不明。ちょっと育児ノイローゼ気味の母親。
“あなたのためならなんでもする。”
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基本的にダメ男とそれに振り回される女たちの話。
個人的には「芹葉大学の~」が印象的だった。
「君本家の~」は、自分も将来そうなってしまうかもしれないな、なんて少し不安になりながら読んだ。他人事ではない。
どの話も読み終わってから何とも言えない気分になった。いわゆるハッピーエンドではないものばかり。けどそれがむしろそれぞれの話を現実的に感じさせた。
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感性鋭い大人女性目線から、いわゆる「子供っぽい鈍感男たち」を見た時の感情の揺れが面白かった。短編五話。いずれも、気持ちのズレと心の摩擦が傷を生んで、読み手側にどんどん迫ってくる。素晴らしい!
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鍵のない夢って??開けられない、回答のない、スッキリしない現実が夢みたいってこと? こんな現実も有るんだよウフフ と 言われたみたい。
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芹葉大学の夢と殺人が好き。
朝が来るの時も思ったけど、辻村さんの書く母親の話は全く興味が湧かないみたい。
最後の君本家の〜は苦痛すぎて途中で読むのやめた。
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辻村さんの描く物語のなかには、イタい子どもが出てくることが多く、過去の自分とどこか重なる部分があって、登場人物の感情に共感するということが多い。今回の作品は、子どもではなくて、「イタい大人」が5人出てくる。どれも読んでいて、イタくて、苦しくなる場面がある。ここまでの極限は経験なくとも、似たような感情は持ったことがあったりする。おまけの、林真理子さんとの対談も、面白い。