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読みやすい短編集
2023/06/15 00:36
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投稿者:プルシア - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻村深月さんの直木賞受賞作。小さな(と言っても普通の小説における大事件と比べて)事件がテーマとなっている。『芹葉大学の夢と殺人』は似たような境遇(と言っても事件は起こしていないが)の友人がいたので強い共感を抱いた。
ダークな短編集
2023/05/30 14:49
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
お願い、このまま終わらないで・・・。やめて、どこかに救いを見出させて・・・。まさに夢を見ているかのような話です。特に最後の短編は、自分の感情と重なるところがあってザワザワしました。
一線を越えるか越えないか
2020/10/18 12:48
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投稿者:くらげ - この投稿者のレビュー一覧を見る
泥棒、放火、殺人、DV、虐待。それぞれをテーマにした短編集である。同時に、日常を送る同級生や恋人、地元の知り合い、赤ちゃんを産んだばかりのお母さんの内面を細かく細かく描いた短編集でもある。多くの登場人物の言葉や心情になぜだか思いあたる節があり、自分の知り合いや自分と重なる部分がある。共感したり、客観視して恥ずかしくなったりする。
どれも、自分の近くにいる人が一線を越えてしまったり、ギリギリ越えそうになったりしている物語。何かの一線を越えるか越えないかは、とても日常的なことで、普遍的なことなのだ。
身につまされる話もありました
2019/04/13 21:33
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「仁志野町の泥棒」具体的にあそこの家はそうだったと断言はできないのだが、何か他の家と違う雰囲気を持っている怪しい一家ってあったように思う。「石蕗南地区の放火」自分はもてると勘違いしている女の人は結構いる、そういう人の妄想は怖い。「美弥谷団地の逃亡者」そういうラストだったのか、やっぱりSNSで知り合うというのは何か間違っているんじゃないかとおじさんは思う。「芹葉大学の夢と殺人」夢を追っかけるのは10代までなんだろうな思う私の夢は何だったのかは忘れた。「君本家の誘拐」夫の行動、言動のひとつひとつが私に突き刺さってくる、あのころの私と同じだ、彼女を追い詰めたのは私のコピーである夫だ
地方の町でささやかな夢を見る女たちの暗転を描いた直木賞受賞作です!
2016/08/28 10:58
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、辻村氏の直木賞受賞作です。本書には、地方の町でささやかな夢を見る女たちの暗転を描きだしています。どうして私にはこんな男しか寄ってこないのだろう?放火現場で再会したのは合コンで知り合ったさえない男。彼は私と再会するために火をつけたのだろうか?これは「石蕗南地区の放火」の一例ですが、他の作品でも、不遇な女性の状況を克明に描き出します。ぜひ、本書をお読みください。
好きな短編集
2016/03/02 13:24
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投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集なんだけど、全てにおいてキーワードは『鍵』。全部好きだった。