紙の本
ちょっと衝撃的です
2021/05/19 00:46
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投稿者:m - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで読んであっと驚く作品でした。とても面白かったですが少し怖い描写もありました。深くていい話でした。
紙の本
三秋さんらしい作品
2019/01/21 06:41
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投稿者:豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めと読み終わりで『三秋さんの作品だ』と思った作品でした。
書き下ろしということもあってか、丁寧に伏線を敷いて丁寧に回収されていたので全体的に長くなっていましたが、節々でハッとさせられるいい作品だったと思います。
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投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
苦しくなるストーリーでした。暴力の描写など体制ない方はきついかも。メンタルやられます。でも私はこの本好きです。
紙の本
意外と面白かった
2016/10/16 11:29
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投稿者:留年天使ダブリエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
知り合いに読むように強く薦められ、小説は読む習慣があまりない私には、意外と面白く感じて驚いた。
主人公一味が、復讐劇として淡々と連続殺人していく様は殺人者の心理描写として的確なように感じ、リアリズムがあって良かった。
満足
紙の本
いいなと思うところも多いが
2020/02/27 16:50
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
長所短所共に多い作品。
この作品の題名の「いたいのいたいの、とんでゆけ」の章など分かり切っている展開なのに感動させられる。
ところが種明かしの9章は、いかにも種明かしの章という感じでいろいろな事項を詰め込んでしまっている。
いいなと思うところも多い作品だけにこのような構成になってしまったことが残念。
紙の本
[なかったこと]にできる力
2019/08/31 03:14
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな なかったこと を
積み重ねて出会った2人。
それは決して幸せな道のりではないけど。
ラストで想いが結ばれる限り
人生が報われたような気がしてほっとした
で。
霧子が瑞穂に気づいた(確信を持った)のが
寄りかかったときでいいとして。
瑞穂が気づいたときっていつなの??
見落としただけかな?
そこだけ話が繋がらず
ラストまでの終着点
展開早いなーと少し呆れて読んでしまった
(それまでが丁寧なだけに)
グロシーン多め。
苦手な方はご注意ください
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ショパンのプレリュードの第十五番。
作中にも数多くの音楽作品の名前が登場する中、瑞穂と少女がお互いの手を補い合った連弾こそがこの本のテーマであると感じた。
それを聴きながらあとがきも読み終えて、レビューとしてはあとがきにある、
「暗く深く狭く寒い穴の中で、強がりでなく微笑んでいられる人の話」「二度と抜け出せない穴に落ちた人の物語」、この物語を表現しているあとがきの文章がこそがこの物語の全てであると思える。
すべてを失い、闇の底まで落ちていった2人が、それでもお互いを見つけ、最後まで微笑み合った物語。
落ちた穴の中には
「美しい」が2つ、そこにあった。
「いたいのいたいの、とんでゆけ」最高でした。
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とてもとても救いのないストーリーなんですが、主人公2人が淡々と自らの境遇を受け入れているので、悲壮感のないむしろ清々しいとすら思える小説に仕上がっています。
これはちょっと映画で見たいなぁ。
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【自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている】
「私、死んじゃいました。どうしてくれるんですか?」
何もかもに見捨てられて一人きりになった二十二歳の秋、僕は殺人犯になってしまった――はずだった。
僕に殺された少女は、死の瞬間を“先送り”することによって十日間の猶予を得た。彼女はその貴重な十日間を、自分の人生を台無しにした連中への復讐に捧げる決意をする。
「当然あなたにも手伝ってもらいますよ、人殺しさん」
復讐を重ねていく中で、僕たちは知らず知らずのうちに、二人の出会いの裏に隠された真実に近付いていく。それは哀しくも温かい日々の記憶。そしてあの日の「さよなら」。
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主人公の男が飲酒運転によって通りすがりの女の子をひき殺してしまう――はずだった。しかしその少女は自己の死を「先送り」することにより数十日の猶予を得る。彼女はその時間を自分の人生を台無しにした者への復讐に充てることを決意し、主人公の男もその復讐に協力することになる。
オチというか、話の筋がバレバレだと思う。
始まり2ページ目で脱字があるし、描写がよく分からない感じのところもあるし、充実した小説とはいえない。
ただ、女の子が瑞穂くんに恋をする過程と二人が出会う経緯はなかなか良いと思う。
唯一のよりどころである瑞穂くんをデート中、しかも自分が選んだジェットコースターで死なせてしまう。それをなかったことにして、出会いもなかったことにするというとても哀しい物語。
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世界には色々な落とし穴がある。「落とし穴の中で幸せそうにしている人」の物語を好むようになった。作者の後書きから引用・抜粋したが、今回も影のある主人公が小さな幸せを見つける話になっている。とても美しい。
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星二つか三つで悩む。
救われない話を悲劇で終わらせない方法だと、本作のラストのようなシーンになってしまうのも分かるが、ちょっと続き過ぎなのではなかろうか。
作風といってしまえばそれまでなのだが…
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筆者の「三日間の幸福」が良かったので購入。物事を「先送り」する能力をもつヒロインをひき殺した主人公が、ヒロインの復讐を手伝う話。ヒロインの人生があまりにも凄惨で救いがない。父、姉、姉の友人に同級生とむごい虐待を受け、身体は傷だらけ。そこに救いはない。たった一つの希望である文通相手の主人公との交流がすべての希望。それ以外は本当に、言葉にできないくらい酷い。ここまで悲惨な虐待を描く必要があったのかと思ってしまうくらい。たった一つの愛に救われるなんて許せない。物語の登場人物だからこそ、幸せにならなくちゃいけない。
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文庫書き下ろしとのことで給料日前でカツカツなのに予約までして買った。げんふうけいファンの鑑。
今までそんな暴力描写あったかしら?ってぐらいたくさん血が出てきてブルブルしながら読んだが、青年×JK好きにはたまらない展開だった。最高に無駄なことをしている有意義な時間の流れが愛しくて、ページを読み進める手が止まった。(二時間ぐらいで読破したけどほんとに寂しかった)
ラストに向かうにつれて目頭が熱くなり鼻の奥がつんとする。あの台詞の意味はもしかして、と読み終わった後も考察しすぎて通勤中に泣いた。読み返して意味を悟ると、また一気読みでラストで胸が苦しい。一つ一つの台詞が終わってから突き刺さる小説だった。
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最高だった。
その一言に限ると思う。
三秋さんの本はこれで読むのは二冊目。
残酷な言葉をも美しく書き記してしまうこの人は、どんな人なんだろう。あまり三秋さんを知らない私はそう思う。
好き過ぎる本の感想はあえて----というより、うまく言葉に出来ずに、いつも歯痒い。
それでも、この本は、今までであってきた本の中でも、ずっと手元に置いておきたくなる。何度も何度も読み返したくなる。そんな本だと思う。
三秋さんの本はほかにも出ているそうなので、近いうちに読みたい。