電子書籍
大好き!
2022/05/17 10:58
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の感じから、なんとなく好きな本だろうなと思って、実際に手に取ったら本当に引き込まれる内容でした。読むと幸せになれる本は大好きです。
紙の本
英米文学好きな人に
2021/07/12 08:30
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投稿者:pizzaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店主というタイトルだけで購入した本でしたが、これが思った以上におもしろく、楽しみに少しずつ読みました。
研究者としては行き詰まりを感じた主人公のフィクリーが、妻の故郷、アリス島で書店を開きます。頑固者で、自分の好きな本しか置かないフィクリー。事故で妻を亡くした後の彼が店に捨てられた2歳のマヤを育てるなかで、島の人々、出版社の営業の女性とも打ち解けていきます。
彼やその周りの人々に起きるさまざまな日常の喜びや悲しみを描きます。
そんな各章のはじめに主人公が自分の娘になったマヤにあてて書いた書簡の形で、さまざまな文学作品の一節が紹介されています。
私も好きな本やそうでもないもの、まだ読んだことがない作品も。
本文中にもいろいろな作品の登場人物や一節がさらりと出てきて、それも楽しめました。
好きな本からその人がどんな人かわかる。本当にその通りだと思います。
電子書籍
書店主の
2020/09/01 07:12
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常かと思っていたら、書店ということを活かした本好きの為の小説だったのが嬉しい!
本は、悲しみを癒すこともあるよね!私も、もっと読書しよう。
紙の本
ホロッとしまくりながら読めます。
2020/05/19 22:51
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店主フィクリーが営むアイランド・ブックスは、船でしかゆけないアリス島に一軒しかない本屋。その本屋が、大小の事件をきっかけとして、人々をつなぎつつ、魅力的な本屋へと変貌を遂げてゆく。その物語の流れそのものが、主人公フィクリーと彼をとりまく人々の人生とリンクして、それが長く美しい物語になっている。
各章の冒頭に、フィクリーが興味を持った短編のタイトルと短いコメントがあって、続く章の内容に緩やかに関連しているという仕掛けも素敵です。
紙の本
本をよむことを見つめる
2023/03/08 09:29
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
島の書店の経営者とその家族を巡る、心温まる物語のように見えて、意外とミステリー。登場人物の、書店主、その娘となるマヤ、妻となるアメリアの互いの思いやりと本への愛情が、いくつかの悲劇といくつかのユーモアあふれる出来事を紡いでいく。終盤にある「ぼくたちは一人ぼっちでないことを知るために読むんだ。ぼくたちはひとりぼっちだから読むんだ。」の文章に目を止めない読書家はいないだろう。本を読むことは、孤独な行為だが、本を愛する人は、読書の豊かさに助けられ、孤独を乗り越えていく。小1の孫娘は、毎日、図書館通いだという。
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妻に先立たれた偏屈な書店主の店に捨てられた赤ちゃん。
本好きにはたまらない設定と、グーグルなどをはじめとするサブカル言語は面白けれど、結局設定を活かしきれずに終わった感じ。
しかしいつか本屋さん開きたいなあ。
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アリス島という辺鄙な島に一軒だけある書店アイランド・ブックス。
偏屈で取っつきにくい店主のA・J・フィクリーは、妻のニックが車の事故で亡くなって以来、店の2階の住居で夜ごと酒に浸りつつ、ひとり店を営んでいます。
追い打ちをかけるように、蔵書の稀覯本が盗まれ、打ちひしがれているある日、店に小さな子どもが捨てられているのを発見した彼は、なんとその子どもを育てることを決意して…
昨年末に文庫新刊コーナーで見つけて購入したままの積ん読本でしたが、今年のベスト本を引き当てた気がします。
主人公のフィクリーはじめごく普通の人たちが、小さな島の小さな社会の中で織りなす人間模様は、派手な大事件が起こるわけでもないのに、時にコミカルで時にシリアスな様相を見せつつ、読者を絶妙に惹きつける不思議な魅力をたたえています。
偏屈で気難しいはずのフィクリーも、子どもの世話を通じて徐々に、周囲の人間ともうまくやるようになってきます。
ホンスキーにとっては、そんな彼が主催共催含め書店で催す数々の「読書会」や朗読会の様子や 、物語の端々に登場する文学作品や絵本のタイトルも楽しみの一つになること請け合いです。
それから、この本は各章のタイトルが文学作品から引用されていて、扉の部分はフィクリーが誰かに向けて、その本のレビューを書いている体になっていて、これまたホンスキーの心をくすぐると思います。
読み進めるうちに、誰に向けてのレビューかがわかってくるのですが、それがわかった時は胸の奥の方があったかくなって、少しうるっと来てしまいました。
姫野はやみさんのカバーイラストに描かれた、書店の本棚の間の床に座り込んで本を読みふける小さな女の子も、可愛らしく微笑ましく、やはりホンスキーの琴線に触れること、間違いないでしょう。
といった感じで、これはまさにホンスキーのための本ではないかと個人的には思うのです。
絶対に後悔も損もしないと勝手に保証しますので、多くのホンスキーに手にとっていただけたらと思います。
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普段は絶対読まない海外小説を手に取ったのは、本屋大賞の何とか賞を取ったと言うポップに反応した事と、なんかもう一冊アクセになる本が書いたかったのと、4月から英語を勉強しようと思い、英語の小説がいっぱい紹介されていそうだったから。
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去年?だか一昨年の本屋大賞(海外小説部門だったか)と帯に書いてあったのでそうなんだ、と読んでみました。可愛い話だなぁ、という感想。表紙はイメージ図だろうから別に中身に沿わなくてもいいんだろうけど、作中のマヤだとしたら多分彼女は黒髪じゃないかなぁなんて思いました。
それにしても保険が無い医療制度ってコワイ。治療費全額自腹となったら…それこそいくら請求されるんだろうって感じが。マイケル・ムーアの映画を思いだしましたよ…
とりあえず一番良いキャラだなぁと思ったのはランピアーズ(だったか?)署長でした。そして息子の難病でも母親は援助しないのかなぁなんて今頃ふっと思いました。話の内容よりは本を読んで気が合うとかあるよね!とか、本を読むのも時期が合う合わないってあるよね、とかそう言うちょっとした所にはそうだね!と頷く感じでした。
お話しとしては、うん…まあ、うん(笑)という感じでした。
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島に一軒しかない本屋の偏屈店主が主人公。
重い話も作中に書かれているが、さらさらと読める不思議な話だった。
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A・Jがマヤに紹介する本は全部読んだことがなくて、「善人はなかなかいない」と「ジム・スマイリーの跳び蛙」と「アイロン頭」が気になった。確かにこれは、書店主フィクリーのものがたり。「映像化したらこんな感じかな」とか想像しながら読んでいた。読みやすい。
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島に一つだけの書店アイルランド・ブックスの偏屈な書店主が孤児のマヤと出会い、妻を亡くした心を溶かしていく。本への愛と言葉の温かさが描かれている。
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子供の出番が少ない。
むしろ大人たちのあれやこれや。
ヤングアダルト系なのか。
人が死にすぎ。
残酷、身勝手。
優しさ、愛情。
できすぎな感じもあるが、イベント盛り沢山で一気に読ませる。
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絶望的な状態がながながと続くのかと思いきや序盤で好転してほっとしたと思ったら、次々と事件?が起こり、軽いミステリ的な部分もあり、成長物語でもあり、楽しめた。
紙の本や書物に対する愛情を感じられる作品だ。
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少し変人のA・J・フィクリーが経営するアイランドブックスというアリス島唯一の書店。唐突に事件が起こり、喪失と出会いを繰り返す。
もう少し英米文学の素養があれば、もっと楽しめたかもしれない。