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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田陸さんの作品も好きで読んでいますが、"壮大な予告編”という感じで終わってしまったり、残念なことも結構あります。
しかし、これは傑作だと思いました。かなりの長編ですが、一気に読了。最近、再読。
予備知識なしで一気に読むのが良いと思います。
(特別な用語が使われていますが、読み進むにつれて慣れると思います)
キャラクターも個性的。
なお、このインパクトある題名は、久保田早紀さんのアルバムの名称から取られているそうです。
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投稿者:小さな花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まるで映画の中に入り込んだかのような世界観に浸ることが出来ました。手に汗握る展開に目が離せません。
題材や人物はよかったが結末が・・・
2017/07/14 14:15
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投稿者:hontoカスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る
在色者といわれる超能力者が存在する社会、彼らと一般社会の軋轢と差別、抑圧された能力者の暴走が、在色者の聖地といわれる途鎖で繰り広げられる。
上下巻の比較的長い物語になっており、上巻はその世界観や一般人と能力者の関係性など大きな風呂敷が広げられる。しかし終盤、これまでの伏線の回収も中途半端のまま、バトルの後に物語が終わる。連載が打ち切りになった漫画のような唐突さを感じた。その雑さは近刊の「蜂蜜と遠雷」と同じ作者とは思えない着地の仕方だった。
連載中になにかあったのであれば、書籍化にあたって分量を調節し結末が納得いくように加筆修正が必要だったのではと思わせるものだった。
坂本龍馬と広末涼子
2020/03/19 16:35
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『終わりなき夜に生れつく』の読後に本書に至り、あっという間に読み終えてしまった。平成仮面ライダーシリーズの展開を感じたのは私だけでしょうか。
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いつものことながら唐突に設定された世界観の描写から始まり、この読者を置いてけぼりにしがちなスタートに一気に引き込まれていく。
「ウラって何だろう」「在色者って多分能力者かな」と想像しながら読み進めるのがとてつもなく面白い。
主人公はもちろんのこと、脇役にも悪役にも個性がしっかりあり、1人1人を好きになれるところも良い。
少しずつ絡まってくる人間関係にワクワクしつつ、主人公の真の強さも気になるし、敵対関係が協力関係に転換することもあるんじゃないかと楽しみでもある。
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相変わらず物語へと読者を引き込んでいく力の強い作者です。
超能力のような、SFをあつかった設定はどうしても説明が多くなり物語がシラーとしてしまうことが多いように思っていたけど、恩田さんの筆圧だとすんなりと物語にのめり込んでいけるから不思議。
好きな作者だからという贔屓目もあるのでしょうが上巻はあっという間に読み終えてしまった。
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ずっと積読になってました。恩田さんの不思議な世界へワープしながらとっても楽しい読書時間を過ごしてます♪下巻も一気に読もう♪おねぇキャラの軍くんが良い味だしてるだぁ。先に読んじゃったけど「終りなき夜に生れつく」でも好きなキャラだったので下巻でもどんな風に登場してくれるかわくわくです。
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あらすじ(背表紙より)
国家権力の及ばぬ“途鎖国”。特殊能力を持つ在色者である実邦は、身分を隠して途鎖に入国した。闇月といわれる時期、途鎖では多くの者がある目的をもって山深くを目指すが、実邦の周囲にも不穏な空気が満ちる。謎の殺人者、恩師が残したメッセージ、隠された過去の悲劇…。そしてついに創造と破壊の幕が切って落とされる!
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2.3日分を300ページ。
相変わらずこの人の情景描写は丁寧で細かくてリアルである。おそらく、100人が100人、同じ情景を想像できるのではないか。
この人の作品のレビューで何度も言っているが、独特のひんやりとした湿っぽさ、仄暗さ、白黒やセピアとも違う、色温度と彩度の低い世界がわたしの好きな恩田ワールド。
まさしくこの物語。
まだまだ不穏な空気や謎がたくさん。下巻も楽しみ。
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再読。やっぱり結構忘れてたおかげで、一から楽しめる。世界の設定も独特だし、キャラも一筋縄ではいかない奴らばかりが次から次へと現れる。楽しーい!ワクワクしながら下巻へ。
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これは明らかにSF、常野物語のようなミュータント物だがややエンタメ寄り。昔見た幻魔対戦の映画を思い出した。
ここでは特殊能力の事をイロと言い、能力を持った人を在色者と言う。
誰が善で誰が悪なのかもわからない程混沌としていて序盤から悪戯に緊張感を煽るので若干疲れた。けど面白かった。
続きが楽しみ。
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恩田ワールド全開の作品で、一気に読んでしまった~
舞台の高知は、子どもが大学生活を送った場所で、何回か行きましたが、深遠な山々に囲まれた長閑さが大好き。そこで展開される…と言っても、架空の土地ですが、怖いサイコなストーリーに、惹きこまれます。
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下巻にまとめて記載。
http://booklog.jp/users/cs0804/archives/1/4167904853
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ソフトな印象のタイトルからは想像もつかない壮大なファンタジーですが、怖い雰囲気が強いので、後半は明るい側面を見せて欲しい。
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初めの方から不思議な世界なんだということたけは伝わってくるんだけど、どういう仕組みなのかわからないまま読み進めていく。徐々にその用語が何を意味するのかわかったり、わからなかったり。最初の方は実邦が中心だけど後の方になるにつれてちょくちょく視点が変わる。何が面白いって、読み進めていくうちにだんだんわかっていく感覚が面白い。恩田さんの繋がっていく感覚を描き出す感じがすごく好み。わくわくする。とにかくページをめくる手が止まらない。