1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドネシア語のタイトルに興味があり、読んでみました。身体に優しい食事を取ることの重要性がとてもよくわかった気がしました。
紙の本
私も常連になりたいです
2020/05/05 19:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
丁寧に綴られた言葉を、
ゆっくり大事に読みました。
心を温めてくれて、
前向きにしてくれる作品でした。
シャールさんのお店もそんな場所なのでしょうね。
電子書籍
気持ちが優しくなれる本
2017/05/14 09:26
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リンゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前向きななれる本。体から元気になれそうな料理も美味しそう。次作もよみたくなりました。
紙の本
食への興味がわいた本
2023/07/23 14:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラッグクイーンの店主が営むカフェにくるお客様との話。
訪れる人が抱える人間関係や悩みなどに対する店主シャールの向き合い方が良い。
食に対する知識も増え、食事って大事なんだなと感じました。
シャールのその後が気になりました。
紙の本
ありがちだけど
2022/05/29 11:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
ありがちなキャラクター設定だし、実際似たキャラ設定の小説は読んだけど、
こっちの方がおもしろかった。
そもそも主人公が、世間一般の枠の外の存在だから、
いろんな方向に話を広げやすいんだろうね。
電子書籍
誰もが欲する場
2021/06/24 16:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が疲れたとき、友人に会うでもなく
一人でフラッとこういうカフェに行き、
あたたかくおいしいご飯を食べて、
のんびりする。
そういう場所や時間を持てたらいいな。
そう願う人は少なくないと思う。
疲れたときには読み返したい作品です。
投稿元:
レビューを見る
初めての作者読みで、仕事に悩む人々と
おいしい料理の小説と思いながら読み進めて
いたのですが面白い!マカン・マランの主が
ドラッグクイーンまでは本の帯の記載内容
から知って読んでいたのでそこに関しては
驚きはなかったのですが、途中で出てくる
ジャダが重い内容の話の後でもキャラの
おかがでクスクス笑える展開とかもあって
その点がすごく個人的によかった。
ジャダ、良くも悪くも濃いキャラ過ぎる。
悩みを持つ人がお店を訪れその人のその時の
状態に合った食事や飲み物が出てきて
シャールの何気ない言葉に救われていく・・・
その流れの中にいるジャダのスパイス具合が
すごくバランスがよくいい感じでした。
どの話でも悩みのある人の心にそっと
寄り添ってくれるシャールの思いやりや
食事なんかがじんわりと伝わる心温まる
内容で、なかでも「金のお米パン」に
出てくる少年の微妙な年ごろの難しい
思考をまわりがうまく寄り添いながら
折り合っていく話がよかったかな。
終盤はおいおいお店どうなるねんっ!
っと思ったらちゃぁ~んと前々から伏線が
あってきっちりと回収していくところも
すっきりでした。あとはシャールが
どうなるんだろうというのが残りつつも
続刊が出ているのでそちらを楽しみにします。
投稿元:
レビューを見る
苦しくても、不自由で不平等でやってられないと思っても、それでも生きる、そんな人たちへの応援歌、そんな風に受け止めました。
ひとりでお正月を迎えるのは淋しい。その一文は今の私には辛い。考えさせられる。 一泊だけでも帰ろうかな。うーん。
投稿元:
レビューを見る
隠れ家の深夜のカフェでとっておきのマクロビオティック。
生きていくのがしんどい今の世の中で、少しは救いになりそうな本です。
ドラァグクイーンのマスターとその境遇が、他の類似作品と一線を画しています。
投稿元:
レビューを見る
本当に良い本だった。
シャールの言葉、ひとつひとつが胸にじんわりと
あたたかく浸み込んでくる。各章の語り手たちの悩みも共感できる部分が多々あり、読んでいて本当に心地よかった。
「マカン・マラン」こんなお店があったら本当に通いたくなる。
終わり方もとてもよく、シャールたちの幸せを願わずにはいられない自分が不思議だった。
投稿元:
レビューを見る
見つけることができた人だけの、夜の食堂、オアシス。
あたたかく、美味しい食事を、一人とはいえ、あたたかい場所で食べることができるこの店は、読んでいてあたたかい気持ちにさせてくれる。
投稿元:
レビューを見る
古内さん初読み。疲れた人をおいしい料理が癒してくれる物語は他にもたくさんあるけれど、読みやすく他の作品も読んでみたくなった。
投稿元:
レビューを見る
(2016/7/12読了)
古内さんは、多分アンソロジーでは読んだことがあるけど、単独の本は初めてだと思う。
わたしは食いしん坊なので、食べ物を題材にしたは大好き。でも料理は苦手なので、作中の料理人には、羨望と嫉妬を感じてしまう。
おかまちゃんが登場する本も読んでいる方じゃないかな?
読みやすく、優しい気持ちになれる。
こんなお店があったら、私も常連さんになって、シャールさんにたくさん相談してみたい。
(内容)
ある町の路地裏に元超エリートのイケメン、今はドラッグクイーンが営むお店がある。そこには様々な悩みをもつ人が集まってきて?
(目次)
第1話 春のキャセロール
第2話 金のお米パン
第3話 世界で一番女王なサラダ
第4話 大晦日のアドベントスープ
投稿元:
レビューを見る
インドネシア語で「マカン」は夜、「マラン」は食事。即ち夜食のことである。
最近はやってる「夜間にひっそり営業しているカフェでの人間模様を描いた物語」の系譜に属する短編集なんだろうなぁ。実は俺、その手の小説を読むのが今回初めてだったので、マンネリ感やどっかでみた感はなく、結構楽しめた。
経営者をドラッグクイーン、色ものっぽいのかと思いきや決してそうではなく、ジェンダーの問題や性差による職場の問題含めて、エエキャラ設定になっている。ほんで肝心の飲食シーンが、結構美味そうに書けていてなかなか良いなぁ。
山でのスタミナ不足から、ジョギングやクライミングを始めたことで、生活が色々変わりだした。年齢のせいもあるんだろうけど、食事の趣向も随分変わった。野菜が美味いとか出汁がきちんとしていると味の深さが違うとか、そういうことも最近分かってきた。
美味しい食事にありつく一番の秘訣は、一番に美味しくものを食べる体になること、その次に身体が本当に求めているものを食べること。美味しい店を探すより、その方が絶対効果的だと思う。
食べログで星の多い店を食べ歩く時間を減らして、その分、今身体は何を欲しているか?今が旬の食材にそれがないか?その食材をどう調理すれば美味しく食べられるか?
そういうことを調べて工夫する時間にすることが、本当に充実した食生活への正規ルートで、人生の充実へのメジャールートだと、この本にはそういうことがしっかりと書いてある
投稿元:
レビューを見る
夜だけ開店する夜食カフェ「マカン・マラン」が舞台の4編の連作短編集。
自分の境遇とリンクして胸が痛くなるところもあるけど、カフェを訪れる客と同じようにどんどん心が軽くなって、ささくれだった気持ちが柔らかくなっていく気がする。
美味しい食事と会話でお腹も心も満たしてくれる素敵な場所。胸に響く言葉がたくさん。これからもあり続けてほしい。