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投稿者:kunkun - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者が行ったお店や食べた料理について温かいタッチで描かれています。読むとお腹がすきます。書かれているお店に行ってみたくなります。夕食前によく読んでいます。
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投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
平松洋子と先日惜しくも亡くなった谷口ジローの画で構成されるエッセイである。今回は「サンドウィッチは銀座で」と題して、というよりも私が前回読了した「下町でステーキを」より前に書かれたエッセイで、続編が下町ステーキである。
内容はその続編と同様、平松が馴染みの編集者と一緒に全国の飲食店での飲食の様子をまとめたものである。しかし、前回同様、グルメがどうのという前に、居酒屋だの酒場だののつまみの部分をグルメと称しているわけで、おそらく主役は酒なのであろう。これは食通からいえば、邪道である。たしかに、つまみは下戸の私でも旨いと思うが、しかし、食通の本道は食べることである。飲むついでのものではない。本編でも前編同様、そこを間違えている。
しかし、店の選択は居酒屋を除いて面白い。読んでいても飽きない。タイトルにもなっている「銀座でサンドウィッチを」では、どこか一店の評価ではない。木村屋總本店、洋菓子舗ウェスト、帝国ホテル、はまの屋パーラー、銀座千疋屋、みやざわ、ロックフィッシュ、チョウシ屋と多彩である。もちろん、サンドウィッチといっても種類は色々ある。ここで登場するその種類は店によって皆異なる。
ただし、みやざわとロックフィッシュはれっきとしたバーである。したがって、ここで出されるサンドウィッチはつまみということになろうか。
あるいは、社員食堂巡りもやっている。この部門も多彩である。文春本館、女子栄養大学、横河電機、新潮社、ポーラ、日本共産党本部、琉球新報などである。文春と新潮の両社とも紹介するなんて随分フェアな扱いである。この選択には感心してしまった。
本書は、下町ステーキと同様、気楽に読めるエッセイである。あまりこれを続けてやると飽きられる心配もあるにはあるが、是非続編を読んでみたいものである。深夜の某番組も6シリーズも続いているではないか。
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
平松さんのエッセイさんのと谷口ジローさんが画が味わいあるエッセイ集。
美味しいものを求めて東奔西走。色んな会社の社員食堂から絶品サンドウィッチで人気の喫茶店まで幅広く訪れて、食を楽しむ垂涎ものの一冊。
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投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者さんの食への情熱がすごいなあとおおいました。
おいしそうなサンドイッチがたくさんあって東京の人はいいなあと思った。
文章が読みづらい
2013/08/13 21:10
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投稿者:bun - この投稿者のレビュー一覧を見る
親しみやすくする為か、全体的にひらがなが多く読みづらい。
文章もくせがあり、古風な言い回しをするかと思いきや、なんだか若い人が表現しそうな言い回しもありなかなか頭に入ってきません。
谷口ジローさんの挿絵に惹かれて買いましたが、この著者とは若干相性が良いとは言い難い感じです。かえって今時のイラストの方が合っていそう。
一番のネックは店のチョイス。もうあらかた出揃った店が多く、かといって新しい切り口でもなくなんだか残念な感じでした。
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フードジャーリストによる東京・大阪の食を巡るエッセイ。そして、イラストは「孤独のグルメ」で知られる谷口ジロー!
紹介されるのは高級なところは少なく、気軽に行けるところが多い。
・タイトルにもなっている銀座の喫茶店のサンドウィッチ
・「たいめいけん」のタンポポオムライス
・池袋の中国東北料理店の数々
あたりは、ぜひ行ってみたいところ。
なお、ラストは大阪で、谷口ジローによる織田作之助の「夫婦善哉」のマンガが素晴らしかった。
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谷口ジロー氏の絵に惹かれ購入。
平松さんのお名前は聞いたことがあるような、ないようなというレベル。
古い映画の話が出てくるので、それなりのお年の方と思うけれど、健啖家ですね。最初の春先の天ぷらや野菜料理の文章が素晴らしい。そのままページを捲る手が止まらなくなった。
ビールの立ち飲みや所謂B級グルメのような食べ物も出てくるが、B級なんて言葉は使わないし、素直に美味しさ、一緒に卓を囲む楽しさを伝える文章に品がある。
銀座のサンドィッチやひとり鍋など僕の知らない世界も。そして滋賀の山奥に熊を食べに行く話まで。ホントにどれも美味しそうだなあ。
神保町のランチョンと吉田健一の関係は知らなかった。次々と訪ねる編集者相手に飲み続け、喋り続けたそう。その後の大学の講義を聞いてみたかったなあ。
谷口ジローさんのカットや数コマのマンガも見事。平松さんの文章を読んで、後で食べに行ったのだろうか。雑誌掲載のスケジュールを考えれば、取材写真を渡されて描いたというのが普通だろうけれど、もしそうなら僕だったらアバレルぞ。そういう訳で、ジロー氏の後書きも欲しかった
最後は織田作之助の夫婦善哉の二人が現代の大阪で食べてる6ページのマンガ。
夫婦善哉は、小川洋子さんがFM番組で取り上げていたし、映画については最近、小林信彦さんの本や雑誌サライで読んでいる。読むか、見るか、しようかな。
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食エッセー。この手の本は山ほど出ているはずなのに、書き手の上手さにどんどんページをめくってしまう。
東海林さだおのような「旨い」という言葉を使わないでその料理への入れ込み方をタッチとも違う。薀蓄を凝縮したような、「私、詳しいんですの」という感じとも違う。
洋食に関する文章が多く、オムライスや題名にもある、サンドイッチが語られます。
…おかげで関空での乗り継ぎの間、カツカレーを注文する羽目になりました。
旨そう文章ではなく、食べたくなる文章、といえばちょっとこの本の雰囲気が伝わるでしょうか。
孤独のグルメの谷口ジローの絵が所々は言っているのも良いです。
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東京在住の著者なので、レポートもそのあたりが多いですが、大阪のふぐや食いだおれ太郎でおなじみのあの店も出てきます。
面白いのは、出版元の文春をはじめ、新潮社や共○党の社食堂についての記述。一番いまいちなのが文春というのが厳しい。
自○党にも頼んだそうですが、「公平な内容が期待できないので」と、断られたそうです。文春から頼んだので、社食に見る自民党のぜいたくみたいなことを書かれると危惧したのかもしれませんが、単に食べたいだけですよ、平松さんは。
共○党の社食は……いや、私、そのメニューはちょっと!とイデオロギーの関係でそのメニューなんか?共産主義ということはあの国の影響を受けてるのか!? というものがあり、むしろ自○党公開した方が比較されてよかったのではないだろーかとも思いました。
東のうなぎと西のふぐの話もおすすめ。
追記:夫婦善哉の二人が現代を食べ歩くほのぼの漫画があります。土曜ドラマと連動か(笑
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主に東京、大阪の食べものやに関するエッセイ。お伴の編集者と食べ歩くスタイルと軽い文章のタッチは、どうしもこの分野の先達東海林さだおを思い出す。絵が描けないから、谷口ジローと組んだ訳でもないだろうが。食べものやの選択がうまく、東海林さだおとは一味違った魅力が有る。
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表紙と挿絵を『孤独のグルメ』の谷口ジロー氏が描かれたと言うことで、いわゆる”ジャケ買い”した本。
筆者が編集者を連れて色々なお店を巡る、そんな小説。タイトルとなっているサンドウィッチを銀座の色々なお店で食べていく話、チョーシ屋のコロッケなどもあり馴染みが深かった。他にも読んでいて、食べたくなるようなものがいくつか。さしずめ『孤独のグルメ』女性編集者編、という感じでしょうか。
そして何より、谷口ジロー氏の挿絵が食欲をそそりました。
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文章もイラストも大好きなのだけれど、食べ物の本って、一気に読むと疲れる。食事と一緒で、一回にちょっとずつ、もう少し読みたいかなってくらいでちょうどいい。不思議。
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ビールの美味しいお店、池袋の中国料理のお店、社員食堂、洋食の定番オムライス、サンドウィッチ、熊鍋、昭和の大衆食堂、全部行ってみたくなるお店です。(いくつかは行ったことありますが。)
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平松洋子さんの文章を初めて読みましたが料理を楽しく思い浮かべることができて本当に食べに行きたくなりました。挿絵の谷口ジローさんの絵がまたいいです♡
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出てくる食べ物みんな美味しそうでたまらない。
既になかったり、出向くのが難しそうだったりするところもあるけれど、いつかぜひ自分も行ってみたいと思わせられる。人物や景色もそうだけれど食べ物を豊かな表現力で魅力的に描けるのは羨ましい。