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衝撃でした。
2002/06/29 11:52
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんまま - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初にこの本のことを知ったのはたまたまつけていたテレビで特集をやっていた時で家事におわれていたので、別段気にも留めませんでした。
実家の母の誕生日プレゼントにと思い、この本を購入したのですが読み終わった母から読むように言われてしぶしぶ読んで見ました。
普段何気なく生活している私たちが実はとても裕福だということ、そして家計のやりくりが大変だとか言っていても、それが実はとても贅沢な悩みだということにとても驚き、世界にはまだまだ貧困にあえぐ人たちがいるんだなと思ってしまいました。
3分で読めますが、一生心に残ります
2002/03/03 00:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
きっかけは、お気に入りの喫茶店においてあったから、手に取りました。読む前は、評判を聞いて「よくある話でしょ?」って思っていました。でも、ちゃんと1ページ1ページゆっくり絵を見て、文章を読んでみたら、心がちくっちくっと刺されて、辛かった。たくさんの「本当に生きるだけでも大変」な人たちがいるのに、ちょっと傷ついただけで「もうだめ、死にたい」なんて思うあなたって、何様なの? と天からの声が聞こえた気がしました。今ある状況を、衣食住が整えられていることを、当たり前だと思うのではなく、感謝すべきだと思いました。そこから、他の国の大変な方たちへの思いやりも生まれることでしょう。この本はけっして押し付けがましくなく、さりげなく「地球人として考える」ことを教えてくれます。
『まずあなたが愛してください。あなた自身と、人がこの村に生きてあるということを』
2002/01/30 10:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしも世界を100人に縮小してみたら? すべてのエネルギーのうち、80%を20人が使い、20%を残りの人々が分けあっている…。
シンプルな説明がこれほど胸に痛いのは、私たちが普段その事実を忘れているからだろう。恵まれているという事実を忘れ、隣の住人と自分の生活を比較して、足りないものを見つける。そんな自分からふと我に返って泣きたいような気持ちになる。
インターネット上から世界中を駆け巡ったというこの作者すらないメッセージは、断罪するわけではなくただ事実を語り、最後に『あなたがこの村を愛せばまだ間に合う』と訴える。この文章を読み胸を打たれた沢山の人たちが少しずつこの小さな『村』を愛するようになったなら、世界はもう少し優しいものに変わるかもしれない。
考えさせられます
2002/05/23 14:05
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投稿者:やよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界がもし100人の村だったら…
想像もつかなかった。
世界にはこんなに困っている人が居るのに
贅沢に暮らす人もいる。
私達日本人は後者の方ですよね?
不況とか言ってるけど、食べるものはある。
きっと明日も生きていける。
ホントに幸せなのに、それに気づいていない。
この本を読んだら自分がどれだけ贅沢なのかが分かります。
子供にも抵抗なく…
2001/12/27 11:20
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投稿者:あゆりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界の人口を100人にしてみたら…という発想がいい! 小学生くらいの子供にも、世界の情勢そして日本の恵まれた豊かさがよくわかると思います。放任主義で育ってわがまま放題することしか知らない子達にぜひ読んで欲しい。
9・11から3・11へ
2011/09/16 16:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:24wacky - この投稿者のレビュー一覧を見る
《世界には63億人の人がいますが/もしそれを100人の村に縮めるとどうなるでしょう。》と問いかけ、『すべての富のうち6人が59%をもっていてみんなアメリカ合衆国の人です/74人が39%を/20人が、たったの2%を分け合っています』というように答えつつ、この世界の不平等・不正義を問い質した本書は、シンプルなクレヨン画の効果的な挿入も手伝いベストセラーとなった。今から10年前、2001年のことである。
再話を担当した池田香代子の解説によれば、本書のもとになっているメールの痕跡をたどると、北アメリカを中心に広まっている「国際友情週間」のメッセージとして2001年に流れたものを、中野裕弓氏が翻訳・転送したものであることが分かった。「国際友情週間」を省いた中野版は、その後転送を重ねるうちに「ある学級通信」という別の顔に変容していった。さらに元をたどれば、原作は環境学者ドネラ・メドウズが1990年に書いた新聞エッセイであるらしいことも判明する。
口承文学の専門家である池田は、このようにインターネットを介して広まる情報のうち、事実とは一線を画したテクスト、現代伝説をインターネット・フォークロア「ネットロア」と名づけた。そしてこのネットロアと9・11以降の世界が切り離せないものだとし、《ある種の世界意識のようなものが覚醒し、もはや天文学的なまでにひらいてしまった貧富の差に危機感を覚え、このネットロアのなかにその目を静かに、しかししっかりと見開いたのではないだろうか。そのまなざしの先にあった不吉な予感がまるで的中したかのように、事件は起こった。》と述べ、その共感がメールの転送を重ねることになったのだろうと推測する。
それにしても世界意識といえるまでグローバルな共感が成り立つとは、人間の想像力とはなんと計り知れぬ力を秘めていることだろう。それにはたんなる「事実」にとどまらない口承(ならぬメールの転送)だからこその伝播力もあったのではないかとする論は説得力をもつ。
当時はメールの転送であったが、今やツイッター、フェイスブックなどソーシャルメディアの時代である。ツイッターは拡散力、フェイスブックは共感力に秀でる特徴をもつ。あらたなネットロアが生まれてもおかしくない。いや、きっと既に生まれているのではないか。「事実」は情報ソースを明確にすべきだが、一方ネットロアはそのトレースにやっきになるよりも、その過程での変容に埋め込まれた人々の思いを想像することが大事なのだろう。
しかしその「グローバルな共感」は、不吉な予感として事後的に求められる。我々は常に一歩遅れて気づく。回帰的に想像する。希望がもしあるとすれば、その共感と想像のあとに、それ以前よりほんの数センチほど理想に向けて前進していることだけなのかもしれない。3・11を迎えてしまったわれわれは、この10年で数センチでも前進できただろうか。
更新版がほしい
2022/01/18 12:54
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中に関心を持ち始めた、小学生の読み聞かせ用に購入。
版を重ねているが、最初に世に出た年が2001年と、少しデータが古くなっているので、貧富の差など、さらに悪くなっている数字も少なくない。
毎年、内容がアップデートされたら嬉しいのだが・・・(ネットで勝手にやっている人はいるみたいだけど)
ちくっと
2002/06/04 12:13
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投稿者:にょぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心にちくりとくる内容です。
環境や物質にこんなにも恵まれていても満たされていないと感じる自分が贅沢に感じたり、恵みというのはそれだけじゃないんだと感じました。
100人でまとめると色んな人がいて、自分が普通とか特殊とか、どうとでも取れるということがはっきりわかりました。
大変読みやすいので心に留めておきたい一冊です。
プレゼントにもよいと思います。
絵よりも写真であった方が
2002/04/14 22:31
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投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話を始めて見たのは新聞のコラムだった。「ふーん」と思っていたらそれが本になり、ベストセラーになっていた。こんなにベストセラーになるなんて、もっと違う話が書いてあるのかな、と思って手にとって見ると、特に違いはなかった。
子供だけではなく、大人も日本という恵まれた国にいることを忘れがちである。だからこそ、このように客観的にわかりやすく数値で自分の置かれている状況を説明していることはとてもすばらしいと思う。
ただ、やはり絵だと「ふーん」で終わってしまうことも多いのではないだろうか。裕福な恵まれた環境にいる人、厳しい環境におかれた人、それぞれ本当に存在するのだから、かわいい絵ではなく写真にするべきだったと思う。そうすることで「よかった、自分は恵まれているんだ」ではなく「厳しい環境に置かれている人に、何ができるだろう」という思いにまで発展させることができた人が多くなったであろうに…。
インターネットで変化した物語
2002/03/18 00:51
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投稿者:Hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れたベストセラー。とっても分かりやすくて、でもいろんなことを考えさせてくれる。子どもでも読めるのがいいです(私はかなり少数派に入っているんだと思った)。最後の「解説」によると、この物語はインターネット上で少しずつ変化しているんですね。インターネットの普及によって、ものを書くとか、出版するとか、そういったことが今までの概念からどんどんはずれていって、より自由に? 混沌と? なって来ているような。今後、本やその中身はどう変わっていくのか、興味深いものがあります。
もっと多くの人に
2002/02/09 16:20
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投稿者:TAIRA - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校でテキストにも使われているこの本は、今や本屋のランキングで常に上位をキープしている。何故こんなにもこの本は、売れるのであろうか。
その秘密の一つは、小学生にでも分かる、分かりやすさだと思う。世界の人口63億人を100人の村に見立てて、様々な物事を表すという単純だが明確な表現方法が、大人から子供まで幅広い年齢層に受け入れられたのだろう。しかし、この本はただ単純なだけではない。貧富の差など、深い問題も読者に問い掛けている。
この本は、もっと様々な人に読んでもらいたいと思う。
たとえばなしがわかるようになったなら
2002/02/09 01:09
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投稿者:おかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の高学年になると、社会科の時間、図書館で年鑑なぞを調べたりするような勉強をした。授業まるごと費やしてレポートのために調べたりしたのだが、この本を読んで、あのときいち時間かけて調べてたことは、こんな簡潔にまとめられてしまうのだなあ、といたく感心してしまった。人口の分布図の色塗りもしたっけ、と思うのは、カラフルなつくりだからかもしれない。小中学生時代にこの本があればなぁ、もう少し社会の成績はよかったかも、と横着な私は思うのだった。
世界地図や海外旅行や世界ニュースに興味を持ち始めたお子様にもおすすめかと。
インターネットの民話というのもいい得て妙で、世の中には、気の利いたものを流す人もいるものだなあ、と全く別のところでも感心させられてしまうのでした。どのくらいの人が受け取っていたのでしょうか…。
正常な村が出来上がるといいな
2002/02/03 22:57
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投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界観が変わるというほどのものではない。新たな発見があるわけでもない。しかし、『世界がもし100人の村だったら』と投げかけられると、「なんかおかしいよね。」という事がはっきりしてくる。
貧富の差が異常である。
このごろ食べ過ぎで太ってしまったからスポーツクラブに通いましょう、と家を出ると、そこには食べるものがなくて餓死寸前の人達がゴロゴロしている。
水道水がおいしくないからと、金を出して水を買う人の近くには、水道水の水すら飲めずに泥水を飲んでいる人がいる。
冷暖房完備の快適な住宅に住んでいる人がいるのに、窓から外を見ると、屋根のないところに寝起きしている人達が見える。
この村は、餓死寸前の人をも見捨て、水を飲ましてやることも拒む非道な人間の住む異常な村なのか? ということになる。そして、これが現在の世界の縮図である。
世界が異常であると結論を出すつもりはない。『世界がもし100人の村だったら』放っておけないことも、『世界が63億人の村だったら』放っておけることだってある、あるいは放っておくしかないこともある。
ただ、この本を読んで、日本がどうのこうのという考えだけでなく、地球人の一人として世界を見ることはとても大切なんだと感じさせてもらえた。
つられて買ってしまったけど
2002/01/29 21:12
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投稿者:JO - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここの書評を読んだり新聞をにぎわせているのでつられて つい 買ってしまった。
まず タイトルがいいね。 誰にも分かりやすくしてある。次に絵がいいね。 クレパスで親しみやすく絵本のようだ。
内容は 手にとって読んでみればいい。本は読まれなければダメなのだ。だから その意味でこの本は成功した。みんなに読んでもらえたから。
現実をわかりやすく そして考える余地を残して 編集してある。この本は小学上級から一人1冊持つぐらいがいいかもしれない。また 教科書として使ってもいいかもしれない。そのぐらい今 みんなが考えなければいけないことが いっぱい詰まった本である。
私のようにつられて買っても 買ってよかったと思えるはずだ。
おどろいた!
2001/12/24 22:05
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投稿者:じょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中の人々を、100人の村にしたときのデータをわかりやすく絵にしたものでした。
私達が生まれ育って現在住んでいる日本は、世界中のなかでもほんとうに恵まれていて豊かなんだな〜って感じました。それと、私達みたいに恵まれた、豊かな生活をしている人たちっていうのは世界中規模でみれば、ごく少数だったという現実。これには本当に驚かされました。文章が少ない本ですが、かわいらしい絵から伝わる厳しい現実が伝わってくる少々皮肉な本だなって感じました。不平不満を嘆く青少年達には、是非見てもらいたい一冊でした。