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命の価値
2023/04/30 19:14
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投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
チズの先生の犯罪行為を棚に上げた語りにイラッとしました。お姉さんと切れたっぽそうでもないし、お姉さんはチズではなく先生を取ったのかなぁと思うと更にやり切れない気持ちになります。キリエの考えもわかりますが、個人的には田中さんの考えの方が理解出来ます。大事なのは平等という枠に嵌め込むのではなく、自分にとって無関係の命だからといって無闇矢鱈に傷付けたり奪ったりしないことなんじゃないかな。相手の命の尊厳を感じ、納得して自身の行動を選び取ったキリエが印象的でした。
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キリエ
2021/07/17 09:03
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いじめられっ子だけど、いや、いじめられっ子だからこその、深い洞察力。この地球は、守る価値がある存在か、疑問を持ってしまう。死を前にした子供達の葛藤や人生が、すごく丁寧に表現されている。
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
次のパイロットとなったのは切江洋介。キリエにとっては、命はどれも等しく、特定の命のみを重大に扱うことができないでいた。したがってこの地球を守る必要性も感じず、闘う意味を見出せないのであった。
アニメではむしろ世界に絶望してこの地球を守りたくないと思っているようであり、これについてはアニメの描写方法に軍配を上げたい。原作の無欲すぎるキリエはどうも人間的でないからだ。むしろ虐められていて、積極的にこの世界を恨んでいるというほうが物語りとして成立しやすいのではないかと思うのだが。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
キリエにはなにも思うところはなかったんだが、思いのほかみせてくれたな。
コモも真面目な子っぽい。
みんなが生き延びるためには…辛いね。
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ここ数ヶ月最大の自分内ヒット作、最新刊。どんどん明らかになる戦いの真実と、それと正面から向き合う羽目になった少年少女たちのそれぞれ。人にはオススメしにくい作品ですが、最高。
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コモと今回の敵のおっさん、どちらもいい味出しています。アニメのコモの扱いにぶち切れた方はこれで傷を癒してください。
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お っ っ もい ・・・ !
重い。
でも正直もっと残酷で救いようのない話想像してたので、それよりはまだ読める かも ・・・ ?
マキ編が好きでした。泣けたぜ。
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切江の話が一番好きである。禅問答的な部分があるが人間だから悩む。地球いるある生物体型はある意味できれいなモノではない。捕食して生命を繋いでいくという流れに疑問を持ち、億年単位での勝者としての自分を考えさせられる。
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現代をベースにした子供+ロボットSF。どうなっていくんだろう?と次の展開が気になる感じに綺麗に仕上がっていると思う。
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命とは何か?生きる事とは何か?
世界観の設定も色々出てきて少しずつ楽しくなってきた。
新しいパターンでのピンチで次巻へ。
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初読:2012.1
切江、古茂田(途中)。チズのときに出てきた先生と田中さんの、二人の大人が出てくるが、先生の自己正当化ぶりがすがすがしい。田中さんは割とふつうのこと言ってるな。古茂田の回は、大人たちのいろんな思惑で動いていて、ちょっと冗長かも。
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切江みたいに全ての命を等価値に見てしまっていたら、きっと生きていくのは辛すぎるだろうな。切江を諭した田中さんの言葉は、当たり前と言ってしまえばそれまでなのだけれど、改めて言語化されて、頭で再認識すると、そうだよなぁと。
命は主観的に見れば等価値じゃない。
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キリエみたいに考える人間は結構いる。
が、自分がその考えに至るまで生きながらえてきたという事の理由をどうしても精神論に偏らせてしまう。
単純に、肉でもサカナでも野菜でも、自らの手を汚すことすら無く殺してきた結果、生物として存在し続けている。
その事に責任があるのかないのかはわからないけど。
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地球の、宇宙の生き残りをかけて襲い来る敵と戦う。
勝てば、相手の次元の地球(宇宙)が滅び、負ければ、自分たちの次元の地球(宇宙)が消滅する。
戦いが終わったら、勝っても負けても、パイロットは死ぬ。
ここまで、少年少女のいろいろな戦いと死を見てきて、もし自分だったら、地球を救うためとはいえ、自分の手で誰かを殺めるくらいなら死んだほうがましだ、とか思っちゃうかもしれない…とぼんやり思い始めていた。
だから、キリエの「自分たちが生き残るべきかわからない」「自分は正義かもしれないけど、相手も正義かもしれない」という考えはすごく理解できたし、偽善的と言われるかもしれないけれど共感した。
「あなたは好むと好まざるとにかかわらず、もうすでに生命の犠牲の上にある」
だからその犠牲に感謝し、精一杯自分のすることをするのが、生きていくものの責任。
それが生きるということ。
自分でもまだうまく消化できていないのだけれど、田中さんの言葉はそういう「死んでもいい」という甘い偽善をひっくり返した。私たちは生きていることがそれだけでもう生き残りのための犠牲を強いられているシビアな運命だったんだなあ、と。難しいけれど、確かにそうだ。
個人的な戦いをしてきた今までの子供たちとは一味違い、そもそも「どうして戦わなくてはならないのか?」にひとつの決着をつけてくれたエピソードだと思う。
続いてコモの話。
死ぬとわかってから世界の美しさや世界とのつながりを実感し、世界が豊かになったと感じるコモ。
敵のパイロットの逃亡、一般被害者からの恨みを思い知らされる子供たち。自分たちの背負っているものの重さ、戦いに向けられる非難の目の厳しさ。
改めて話の運び方というか展開構成がうまいなあ。
コエムシの転送の説明は、面白いけど、なんというかPC上のデータの話みたいだなあと、いまいち三次元で起こりうるのか疑問に感じてしまう。
佐々見さんだんだんなじんできたな。
大人たちが登場したときは子供たちの行動を阻害したり支配しようとしたりするのかと思っていたけれど、予想外に子どもを尊重してくれるいい大人たちだった。今後どうなるのかな。。
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今回はなかなか難しい話だった。キリエの葛藤。命。人は生きてるだけで「業」と「責任」を背負ってる。物体の移動。あと、チズの先生がなんか色々言ってたけどあの人がやったことは間違ってる。ここに来て相手パイロットにも焦点が当たってきた。辛い。