紙の本
受けの子のゆめ
2018/08/06 22:31
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投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
受けの子の夢が時々出てくるので最終的に夢落ちになるのかとびくびくしてましたが、どうも救いの手がありそうで良かったです。設定が可哀そうです。
紙の本
表紙とあらすじで気になっていた本
2017/08/09 15:45
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投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄く気になっていたけど「上」なので静観していましたが「下」が出たので!
なんだろ・・・この可愛い・・・痛々しいお話。ホンワカしたコマで涙が滲む。
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醒めない夢であってほしい
2021/02/17 17:04
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投稿者:kaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
サイボーグ少年と人間の青年の救済の物語。
これはBL?その感情はラブなの?
読み始め、可愛らしい絵とはかけ離れた残酷な世界にぎょっとした。
けれど、一人の青年との出会いによって絶望から救われてゆく
少年の行く末に祈りを込めながら、読むことを止められませんでした。
セックスのためのサイボーグを造る会社に勤める進藤はある日、
人間の少年の身体を改造したセクサロイド“聡夫”の世話を任命される。
そんな悪趣味な会社で働いているにもかかわらず、
セクサロイドという存在に嫌悪を抱いている進藤。
聡夫に対しても不快感を隠そうともせず、嫌々任務を遂行していました。
けれど、言葉や道徳心を教え、世話をしていくうちに人形のようだった
聡夫には表情が戻り、少しずつ自我や感情をもつようになっていきます。
それと同時に進藤にも聡夫に対する情が芽生え始め…
進藤という男は一見冷めていてとっつきにくそうなのですが、
それは冷酷というのでもなく、単に常識的で現実的で愛想がないだけ。
むしろ、聡夫に対しては誰よりも同情的で思いやりがあるのです。
ただ、真っ当な倫理観があるだけに、聡夫の存在を認められないのだと思う。
進藤は最初から周囲とは違いました。
決して好意的ではないけれど、周囲の人間のように
聡夫を性の道具としても扱うこともない。
そんな人間は聡夫にとって初めてで、
まるで刷り込みみたい進藤に懐いてゆきます。
きっと聡夫も進藤の善意というか、好意というか、
自分に対するプラスの感情を本能的に感じ取っていて、だからこそ、
進藤がいくら突き放そうとしても頑として離れようとしなかったのかなぁ、と。
進藤の冷たさや怒りは聡夫本人に対するものではなく、彼を通して
聡夫のような存在を造り出した叔父や聡夫を「アレ」と呼び、
罪悪感もなく彼を人形のように扱うゲス共に向けてなのでしょう。
そんな社内で進藤は浮いた存在です。
周囲が彼に向ける目は優しくなく、揶揄されることもありますが、
それでも流されることなく、自分なりの方法で聡夫と対等に
コミュニケーションをとろうとする進藤の存在が救いでした。
そんな進藤と聡夫の二人きりの交流の時間は
残酷な日々の中でもほんの束の間の癒しでした。
言語レッスンでは教えられたどの言葉よりも進藤の名前を
一生懸命に練習する聡夫の姿が微笑ましかったです。
いつでも進藤が提示した課題には全力で取り組む姿がもう健気で…
進藤から褒められたときも、無表情な筈なのに不思議と嬉しそうに見えていました。
後半には出会った時とは見違えて感情を見せる聡夫ですが、
きっとその転機になったのは進藤とのキスだったのかな?
初めて笑顔を見せ、ある“夢”を見た後、聡夫は急速に自我を取り戻してゆきます。
夢の世界はどこかメルヘンチックで、聡夫は流暢に言葉を話し、
進藤とは恋人同士で、甘く幸せな時を過ごしてしました。
これが本来の聡夫の夢見る世界なのかと思うと、
これが醒めない夢ならば…と残酷な現実との落差に
胸が締め付けられる思いでした。
起きてしまった悲劇はなかったことにはならない。
それがわかっていても、少しでも聡夫が救われることを願ってしまいます。
聡夫の夢の世界が一つでも実現されること祈りつつ、下巻へ。
紙の本
メルヘンブラック。
2016/12/31 21:41
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投稿者:Shizuka - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームページを見てファンだった作家さん。可愛い絵柄で、ふわふわ~としたお話のようでわりとブラック。どう終わるのか続刊がとても楽しみ!
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サイボーグがかわいい
2016/11/30 11:30
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投稿者:ネスコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
完結してないよ!
セックス用サイボーグセクサロイドにされた少年と
研究員の交流。
研究員の進藤は男としてぴくりとも反応せずに冷たくあしらうようにセクサロイドに対応しながらも優しくせずにはいられないせいで懐かれているのが面白い。
話の内容は結構むごいというか改造された少年は痛ましく感じるのにファンタジックな思考回路描写が話を重くしすぎずに読ませてしまうのがすごい。
肌見せは多いのに絡みはほとんどないのも面白かったです。セクサロイドほぼ裸だからね!!!!肌率は高いwww
話の構成も上手でセクサロイドの道徳心を確かめる場面では引き込まれました。あの見せ方されたらセクサロイドの心情を想像せずにはいられない…進藤に気持ちがシンクロしてしまった…
まだ完結してないので期待を込めて☆4つで!
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何だか異色
2016/10/22 20:06
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とってもカワイイ絵で、不思議なお話です。
人間の少年から作られたサイボーグって、モラル的にどう?って、まずココを受け入れるのに躊躇。
それを作ってる企業があるってのに、どんな時代背景だ?を考える・・・のを途中で止めました。
全てを受け入れて読んだら、もしかして温かい話なのか???と、思えてきました。
サイボーグに自我が生まれたり心が成長したら、これは切なくて仕方ない方向に行く気がします。
下巻を読むのが空恐ろしい。早く読みたい。
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生身の少年を改造して造られたセクサロイドと、その世話を押し付けられた社員の話。進藤と関わっていく度に感情が芽生えていく聡夫が可愛くて、可哀想…。聡夫の見る夢がまた可愛いのに切なくて、幸せになってほしい…。
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彼の耳とか、腕とか、心臓とか、ああいう仕様になってるのは何か意味があるのでしょうか。意味もなく腕を奪ったんなら…ちょっと考えたくない…。人間の尊厳が簡単に踏みにじられてるのに、可愛い雰囲気がとても居心地悪い…狙っているにせよ。元少年、人ではない、じゃあ一体彼の心はどこにいったの?ムナクソですけど、続きに光を期待したい。
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▼あらすじ
進藤が勤める会社では、とあるモノが造られている。
それは、生身の少年の身体を改造したセックスの為のサイボーグ。
試作品であるサイボーグの世話を任された進藤は、最初は嫌がるものの世話をしていくうちにサイボーグの少年に温かい感情を抱くようになり……。
BL界に超新星あらわる!
よよよワールド炸裂の人間×サイボーグBL
***
少年もの大好物なので表紙を見た瞬間、買うと決めていた私。
設定も好みだし、ワクワクしながら読んだのですが、とにかくあまりのレベルの高さに吃驚。これが初BLコミックだとは思えません。
上巻なので物語が本格的に動き出すのはまだこれからなんでしょうが、それでも十分面白かったですし、読者の心を引きつけて離さないだけの魅力がこの作品には確実にあると思います。
まず第一に絵が可愛らしくて良かったです。
少し丸みを帯びた、全体的に柔らかげな印象のフォルムで、更にちょいちょいキャラがデフォルメ化されるのですが、そのデフォルメの仕方も丸っこくて癒されてしまうくらい可愛らしい。
あと、基本的にどのページにも背景に動物が描かれていて、何となくメルヘンちっくな雰囲気なんですが、だからと言って決してふわふわした夢のある感じではなく、ストーリー自体はシリアスで怖いくらい淡々と物語が進むんですよ。
中には少年がモブ複数に犯されたりとそれなりに胸糞悪いシーンも出て来たりして、可愛いのだけれどその可愛さが却ってストーリーをちょっと不気味にさせているというか、とにかく何とも言えない不思議なバランスを“味”として見事に成立させている作品だと思いました。
個人的に印象に残ったのは言葉が喋れない受けに言葉を覚えさせるべく新藤がサリヴァン(ヘレン・ケラーの教師)式で受けの指を自分の口に入れて発音の仕方を教えるシーンと、受けが見る夢の内容ですかね。
受けは新藤の名前以外はまともに言葉すら話せないアホの子なんですが、夢の中での彼は言動は若干幼いながらも普通に話せていてるし、更に新藤とえっちな事もしているんです。二人とも恋人同士みたいな雰囲気なだけに現実の事を考えると何だか切ないという…。(そしてこの夢もまたかなりメルヘンな世界観で不思議な気分に…笑)
実は元人間だった受けですが、いつか元の身体に戻る日が来るのか…。
願わくば夢の中の二人のように、現実世界の二人も幸せになってほしいものです。
面白くてあっという間に読んでしまった作品ではありますが、上ではまだ不明な点が多く、ラストも今のところどのような結末になるのかまるで予想出来ないので、引き続き下巻に期待したいところ。
とりあえず、最近読んだ少年ものの中ではダントツ1位の作品でした。
結局何が一番言いたいかって、受けが超絶可愛いという事です(笑)
えっちな事されてるけど心は無垢な少年(というか赤子)のままだし、新藤に懐く様子が小動物みたいでとにかく可愛い!本当に可愛い!!
少年好きなら誰もがキュンとしてしまうこと間違いなしです。
テーマ自体はやや重たいかもしれませんが、可愛らしい絵柄と作中に散��ばめられたメルヘン要素のおかげで読み辛さや読後感の悪さなどは殆ど感じられず、重た過ぎる内容のお話が苦手な私でも最後まで楽しく読めました。
ちょっぴり癖はありますが、少年好きなら読んでまず損はない作品だと思います(*^^*)
評価はレベルの高さに驚いたのと、下巻への期待を込めて★5で!
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主にタイトルと題材(元人間ってあたり)に惹かれて買った。正直ただのえろ漫画だと思ってたけど違った。そもそもあんまりえろはない。ない?ことはないけどそれが主ではない。
なんかいかがわしい研究所?で働いてるめっちゃ冷めたまともな主人公が言葉もろくにしゃべれないセクサロイドの面倒見ることになるって話。
どうせ検査とかいいつつ毎話やる話なんでしょ…って思ってたら毎話道徳のおべんきょうしてる…………
セクサロイドとか言ってるし表紙こんなだし、ぶっ飛んだ感じなのかなーと思ってたけど、ジェットコースターみたいなぐわんぐわん振り回される感じじゃない。阿仁谷先生とかSHOOWA先生とかはそんなイメージなんだけど、これはなんだろう…ふんわりじんわり意味不明っていうか理解不能っていうか…不思議な感じ、新感覚……
事実夢の中の描写多いんだけど、夢だってわかってる夢見てるみたいな感じ……よくわかんないけどまあいっか!っていう。
元人間っていうから、もしかしてシリアスも挟んでくんのかな?と思ったらやっぱり後半ぐらいから人間だった頃の話とかこうなった経緯の話が出てくる。でも全体的に悲壮感や悲劇っぽさはない。
輪郭はふんわりしてるんだけど彩度が低いっていうイメージ。よくわかんないけど。ハッピーエンドでもバッドエンドでもメリバでもいいな~。
あと、デフォ絵が多くて大体背景でうさぎやらさかなやらがわーきゃー言ってる……ギャグが独特でシュール。好き。
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ソノためだけに作られたアンドロイドって事なのでてっきりアへ顔と汁ばっかりのシーンが延々続いて飼い主との契約が愛に変わって結ばれるやつか?と思ってたのが全然違いました。まずこのアンドロイド聡夫の教育担当者進藤がエロどころか仕事全くやる気なし。聡夫は元人間だったけど今は知性も知能もほとんどないし、アンドロイドになったいきさつを読むとかなり心が痛む。進藤の教育で徐々に言葉や社会性を身につけていく聡夫。何かアルジャーノンに花束をを思い出してしまって、2巻が怖い。どうかハッピーエンドになりますように。絵は今風で可愛いけどどこか掠れた感じの線がレトロな雰囲気もあり、決して軽くはないシリアスなお話なのにバックにデフォルメされた登場人物や動物キャラが浮遊するファンシーワールドが展開されて重さを緩和している、独特の世界。新鮮です。
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常識的に考えて普通じゃない行為を、皆が疑う事無く受けとめて、笑って過ごしてる。
常識が非常識って怖いな。
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最近はまたBLが進化してて、ケモミミとかオヤジとかオメガとかじゃ物足りないのか、一体何を目指してるんだろうとびっくりするばかりで…
で、今はアンドロイドものが多い気が。映画のターミネーターは大好きなので、人ならざる人に魅かれる萌えにはまあ納得。
何と言っても、としおのキャラ設定がすごいです。生身の少年を改造してH専用につくられたサイボーグ…って、そのかわいい絵柄からは全く思いもよらない残酷な経緯の持ち主となっています。
リアルな絵柄だったら相当キツイ話になってたと思いますが、絵柄もストーリーも深刻な場面からかわいくてファンタジーな場面にゆるっと移行してくれたりするので、あまり痛さは感じなくて読み通せました。
自らサイボーグを志願するシーンも本来なら衝撃的な場面なんだろうけど、なぜかそれほど動揺することなく読んでしまったのはちょっと自分でもびっくり。
多分作者さんの描きたかったところがとしおの悲惨さじゃなくて、別のところにあったからなんでしょうね。
どっちかというと、ヒトにもモノにも興味の無かった進藤が、としおと接することによって人として成長していく姿の方に胸打たれてしまいました…
進藤、いろいろ淡白ですよね…??
こんなエロかわな子が一緒にいるのに、反応がいまひとつ。
だからといって冷たい人間ではなく、世話焼きだし良い人なのです。
一方としおは、ぼけっとしてるようで進藤の魅力を察知したり、いいつけもちゃんと守ったりと肝心なところはできる子でした。
ショタ好きだったらたまらないよね、こういう子。
エロ的にはそういう特殊な萌えが濃厚でした。エロメルヘン??
恋愛関係に発展するのはかなり大変そう…と思ってしまうほど、淡白×無自覚スケベな二人でこの先どうなるんだろうと気になってしかたありませんw
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衝撃的な表紙の割には、結構良心的なお話でした。あまり酷い描写をしたくない作家さんの気持ちが現れているというか、終始としおさんの可愛さについて描かれていただけというか。全体的な物語としては、とても好きな作品だと思います。
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セックスの為に生身の身体を改造されたサイボーグ 聡夫と、スタッフの進藤のお話。
確かに聡夫がかわいいとかあるんだけど、元が生身の人間だとか、改造後が若干動物入ったビジュアルだとか、そもそもの設定に嫌悪感があって、それ以外の要素が入ってこない…。
下巻をよむのがしんどいな。