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紙の本
面白い西鶴像
2024/06/03 10:52
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一昼夜の間に発句をつくる数を競う矢数俳諧を得意とした西鶴、その奇矯な句風から阿蘭陀流と称されることからタイトルの「阿蘭陀西鶴」は来ている、西鶴の娘、おあいの目をとおして(といっても彼女は盲目だったのだが)、西鶴の人間性をあぶり出していく作品、確かに西鶴の娘が盲目だったことは資料として残っているようだが、この小説にでてくるような料理の腕前があったのかどうかまではわからない、でも彼女が作った鯵の干物、干し椎茸などで作った素麺のだしは何とも美味しそうだ。「好色一代男」の作家なのだから暮らしぶりは豊かだったのだろうと思っていたが、この時代には印税というものがなかったので(それに西鶴は見栄っ張りだったのも加わって)困窮していたらしい
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親子の情の物語り
2021/08/27 17:30
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「好色一代男」「日本永代蔵」で知れた井原西鶴。その娘との物語り。主題は井原西鶴なのだろうけど、私には盲目の家事全般ができる娘と父親の情の物語りに読めた。
井原西鶴は最初は俳諧師。それから草紙作者と多彩な執筆能力を奮ったエンタメ作家。その創作過程を盲目の娘を通して作者は語る。最初は父親が嫌いだったが、周辺の人達から話を聞くうちに本当の親子の情が沸く。最終章の二人して布団を頭からかぶり年末の借金とりをやり過ごす姿。そして読み終わった後に思わず涙した。全章に作者お得意の季節感の風、植物、料理、庶民の生活があじわえる。
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感動
2017/03/02 20:34
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投稿者:あり3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
西鶴、おあい、辰爾、人の思いが心に響く。
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江戸の文化が楽しめる
2017/02/11 13:23
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投稿者:ミッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めたらとまらない、浅井まかてさんのストーリーにぐいぐい引き込まれます。
自分も江戸の文化の中にいて楽しめるような小説です。社会の勉強時間で、この本一冊読んだら、もっと歴史に興味を持って、勉強できるのではないかしら…
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小説家の起源
2017/02/02 00:46
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
才気あふれる男を父に持つ悲哀。
ただし、娘を愛さない父はやっぱりいないものなのかな。
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阿蘭陀西鶴
2017/01/17 20:15
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投稿者:kyon - この投稿者のレビュー一覧を見る
西鶴の日常生活が目の見えない娘の視点で描かれている。目は見えなくても父親の西鶴をずっと反発しながら見つめている。やがてその娘が心を開き父の思いに添っていく・・・その様が何だか微笑ましくなる。愛しい娘や養子に出した息子、意外に貧乏生活だった西鶴・・・
イメージとはだいぶ違ったが、親子の情の通い合いが愛しく感じられた。