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紙の本
面白いんです!
2018/06/02 23:50
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
脚本家としての太田愛さんのお仕事に触れたことがある人には納得の内容。でも、脚本と小説では表現形式が全く違う筈。正直、ここまでの完成度の小説として読ませてもらえたことに感動しました。
実は、家人に「面白い本ない?」と言われて、絶対の自信を持って貸したのに、数ヵ月読みながら寝落ちした挙句、なんかもうわからなくなったから返す、と突っ返されて、お前はこの本を読み始めて先が気にならないのか信じられない!と愕然としたのが、このレビューを書くきっかけでした。
突然巻き込まれた事件、畳み掛ける襲撃の背後に見え隠れする巨大な陰謀、それぞれに過去を抱えながら巻き込まれる仲間たち、決して勧善懲悪で割り切ることは出来ない現代に於いて、どんな結末を見せてくれるのか。
社会派でありながらキャラクターの魅力に惹き付けられ、いつでも映像化してくれていいのにと思いながら、こんなキャラ誰にも演じられないと苦悩してしまう、そんな作品です。
是非上下巻揃えて一気に読み通して欲しい。
ほんと、よくわからんなんて言ってる暇ない筈なんですよ!
そして幻夏へ。
文庫派なもので天上の葦は文庫待ちですが、当然これも面白い筈。
相棒好きな人、ミステリーとかサスペンスとか刑事バディものとか好きな人は間違いなく、読んで損はないと思います。というか、是非見付けて下さい!
紙の本
謎が謎を生む直球勝負のミステリー。
2021/12/20 08:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎が謎を生む直球勝負のミステリー。作家・森村誠一が「謎が謎を生む連鎖。ミステリーの極限に挑む息詰まる展開は夏のように熱い」と賛辞を贈ったのも納得。通り魔殺人事件に巻き込まれた主人公が知らぬ間に巨大企業の陰謀に巻き込まれていく。時間は若干前後するがそれが逆に話をより良く理解できるようになってるし、登場人物も適度に絞り込まれているので話に集中できるのも良い。実際、話は緻密に構成された複雑なもので、僅かな邪魔が入るだけで二転三転の展開へと発展してく。しかし、不正に苦しむ中迫の立場を理解し、誰もが傷つかない詐欺計画を立案した真崎の一途さに共鳴した主役3人が結束したときに、 “佐々木邦夫”という架空の人物が命を得て真崎の意志を継承していくという一貫性が嬉しい。脚本家として優れた実績を持つ著者ならではの秀作。
紙の本
やっぱり面白い
2021/03/14 21:54
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「幻夏」がとても面白かったので、シリーズ作があると知り、この作品を手に取った。
鑓水、相馬、修司の魅力的な3人組の出会いが描かれている。
先にシリーズ2作目から入ったので、後の3人の関係性を知った上で読むと新鮮だった。
紙の本
どの作品もまったくもってはずさない、面白すぎる!!
2020/05/25 22:53
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
『天上の葦』上・下から読み始め、『幻夏』⇒『犯罪者』上と逆流読みしてきたが、どの作品もクオリティの高い面白さ。そして、作品のテーマとなっている事柄も、まさに現代の問題。本作は、ごく短期間に少数の乳幼児のみに感染したウィルスと、その感染元になる企業の隠ぺい工作がテーマ。感染による差別と利益優先の企業の命の軽視という部分まで深く掘り下げられた物語。ホントにこの作家は凄いなぁ...と。そして、最新刊からさかのぼってきた読者にとっては、主人公の鑓水、修司、相馬がどんなふうに出会って、それ以降の事件を乗り越える仲間になったのかの由来も知れて、得した気分です。
紙の本
面白い!
2018/08/17 08:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
太田愛さん、複数の友人からいいよと勧められていて、ようやく購入して読み始めたら、面白い!もっと早く買っておけばよかった。思いもよらぬ展開がどんどん待ち受けていて、だんだん「あれ、これ誰の策略だっけか?」と混乱してきたりしたけれど、よくあんな複雑なお話を考えつくなぁ。