紙の本
シリーズ2
2016/11/02 19:51
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作よりは、良かったかな?
高梨さんが、ゾンという名前にした経緯は、笑えました。
ラストの展開が、びっくりで、読み応えがありました。
紙の本
色々な方向から刺さってくる
2022/12/26 05:41
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
死神シリーズのその2
ネタバレなしで読んで欲しいシリーズ
今作は色々な意味と色々な方向から色々と刺さる作品でした。
前作よりぐっさりと抉られた感じ
「死」は誰にとっても不可避で理不尽なことが多いものですが
「死んだことに気がつかない人」にも不可避で理不尽なんだなぁと
切なく痛いことしきりです。
高梨さんと天堂さんのやりとりがとても良くて
最後に「あああっ」ってなってしまった。
(語りたいけど、語ってはだめーって自分にブレーキ)
余談:
「必死」という言葉を「必ず死ぬ」と開くセンスが
この作品の色合いだなと思いました。
紙の本
死ぬためのエネルギー
2021/07/30 23:22
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
生きたい、という願いが叶わず
絶望することが死なんですね。
そこに救いがあろうがなろうが、
お終いであることは変わらない。
それにしても、
天使を「最高位の死神」と位置づけたのが
私には斬新でした。
同じ絶望なら、
やっぱり天使に優しく手を引いてもらいたいなあ。
電子書籍
シリーズ2作目
2021/06/23 18:01
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
死神にとってクライアントがいい人であろうが悪い人であろうが関係ないのがいっそ潔い。
「僕らはいつだって、気がつくのが遅い」のだとしみじみ感じさせられた。
最期に明かされた事実に唖然、なるほどそう来たか…面白い。
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本日先生方のサイン会参加の為、読み順イレギュラーしてる。
いやー、本作は余見のおちゃらけた一面から一転、冷酷で非情なほどのお仕事ぶりに胸がグサッと刺されたような感じになった。
前作では、こんなに酷い奴じゃなかったはずだけど、番狂わせのせいだったのかな?
それぞれのクライアントに突き付けられた"死"とその時に人はどういう心情になるのか、自分や身近な人に置き換えたらどう感じて、どう考えるのか…この中ではみんな足掻いているよね。
凄く身近なテーマで誰でも直面すること。
本当に死神が目の前に現れたらどうするだろう。
優しい天使(=死神)が現れたらどうするだろう。
読んで損なしの『死神』シリーズ。
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「ここで死神から残念なお知らせです。」に続く、死神さんシリーズ2作目。
やっぱりシリーズ化ですね。
今回も、美形だけど性格に難ありの余見のお仕事が衝撃的すぎてw
今までこんなに勝手で酷い死神が出てくる話を見たことないので。前回も振り回されましたが、今回もすごく振り回されてしまいました。読んでるとほんとに動揺してしまうのです。
自分の死に自覚がない人々が、自分の死と初めて向き合った瞬間がそれぞれの立場から描かれています。
シビアでしたね…
あがいたり、あきらめたり、すがってみたり。
なのに余見は死神だから、人情味なんてまるで無いしw
死は恐怖で畏怖するものだけど、その重々しい死の一つ一つを余見はビジネスライクにこなしていきます。
でも感傷とか悲哀とか情けとか、一切ないのがかえって清々しくもあります。さらに今回はちょっと意地悪でした!
性格悪いな~と思うけど、死神なのでつっこめません…w
前作でも思ったけど、今日できることは今日やる!先延ばしにせずに今やりたいことはやっとく!
としみじみ思わせる話でした。
天堂さんにはびっくりです…
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死神から残念なお知らせ〜の第二弾。
一作目の続きとしてあの作品の主人公の梶先生を読みたかったけど、今作は今作の主人公が居ます。
人生にも出来事そのものにも終着してない男。バスの事故で居合わせた3人と共にすでに死んでるのに、つい今までの習慣で生活してしまってる。
他のみんなは執着したり、今までの自分の生活を考え直したりしてるのに、この主人公・高梨=ゾンは仕方ないと思っている。死人じゃないのに関わることになってしまった医師・天堂はそんな主人公や他のメンバーの見届け人のようで。
こういう作品を読むと生きるとは?死ぬとは?というのを否応に考えさせられる。
一作目より衝撃は少なくって、今作の方が私にとっては良かったかな。
ほんと、作品を創るの、上手い作家さんです。
天堂×高梨の薄い本プリーズw
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構成も筆運びも、キャラの配置も流石です。突然やってくる〝死”という現実に、自分の人生を振り返えられる時間が少しでも与えられたことは、ここに登場する人たちにとってはラッキーな事なのかな。その時間に覚悟が決まったり、やり残しにケリがついたりすればいいけど、下手にそんな時間があったら怖いかもしれない。
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ストーリーや展開は斬新だと思われますが、
私の場合は如何せんキャラの魅力に馴染めない…
高梨さんと天童さんのコンビはかなり好きだったのですが
喜多山さんやくるみちゃんのお話がどうしても…
まぁ、それもすべてこの1冊だけのようなので、
まずは1巻目を手に取らねば。
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やや説明口調な展開で中だるみしてしまい前に読み進めるのが大変だったけど、最後の最後でまさかの天使登場:笑
これはまた一展開あるのかな??
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死神といっても死んでから現れるので恐れる存在ではない。死んだのに死んでない?人を導いてくれる役割なのでいいことしてるように思うけど、その導き方がひどい。対極キャラも出てきて面白かった。
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「僕は死んでません」「皆さんそう仰るんですよ」
平凡な会社員の高梨広(たかなしひろし)が乗る路線バスが、急停車した。幸い大事故には至らず怪我も軽い。だが余見透(よみとおる)と名乗る男が現れ、既に死んでいると言われてしまう。同乗していた他の人々——女子高生、定年退職した男性、イケメン僧侶も集められ、やはり死んでいると告げられる。余見は死神として、全員をあの世に送ると主張するが、高梨に対しては……。死神の冒したミスと、驚きの結末!
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死神の容赦ないやり方とか上げて落とすやり方がキツかった。まぁ死神だし、突然死の死に際に感じることがあるとすれば絶望かもしれないけど...お坊さんの所はきっとああなったら誰もが希望を持っちゃうよ。
天使はまた出てきて欲しいな。
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作品によって、印象が全く違って来る作家さん
カブキブは好きだけど、妖奇庵夜話は好きになれない
このシリーズもちょっとダメかな
ダメな物はダメ!と言う感じの、決まり事も
人でなしな余見透のキャラクターも嫌いではないんだけど
大団円ではなくても、天童と高梨は幸せに暮らしましたとさ
的なハッピーエンドでは有って欲しかった
まぁ、あれもハッピーエンドの一つの形では有るけど
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遡り書評シリーズです。頑張ります。完全にネタバレます。
死神さん新刊。2冊目。あいかわらずイラッとするよ死神さん(苦笑)。今回は4人の物語が平行して進みます。
本当に本を読んでいると、頭ではわかっていても身につまされる事や、心に刺さることはたくさんあるし、そうやって何か気づかせてくれるものに出会えるというのは幸せだなぁとしみじみ思う。別にそれは漫画でも映画でもドラマでも演劇でも落語でもなんでもいいとは思うし、押し付けがましいものだとむしろ逆効果だってことも多々あるとも思うけれど。自分のことを棚上げしていると言われたとしても「これを読んでいればもう少し何か考えることが出来るんじゃないか。もう少し自分を振り返ることが出来るんじゃないか」と思うような人たちはゴマンといると思う。人の価値観なんて人それぞれだとわかってはいても、やっぱり気づかせてもらえるという機会はもっともっといろんな人にあって欲しいと思う。そうしたら、もう少しずつ素敵な世界になるんじゃないのかなぁ…。
とまぁしんみり語りましたけど、自分も押し付けがましいのは嫌いなので。榎田さんは比較的表現はストレートに書く人だとは思うけど、押し付けがましさはなぜだか無くて、重くなりすぎないけど無駄に茶化しすぎないのが良い。
で、死神さん1冊目に比べると、結構正統派にうるっとくる流れで進んでいくと思ったら、最後の最後で、え、まさかのBL展開?いや榎田さんだから無きにしもあらずだし、そもそもそういう捉え方自体する必要ないっちゃないけどぶっこんでくるな!と思ったら最後の最後の最後でええええええVS天使いいいいいさすがだー!やられたー!おもしろいいいいー!!!
読了してみれば、このラストがあってこそ、あそこまで正統派でも全くアレルギーの出ない読後感。ブラボー。