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投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が得意そうな感じの作品で面白かった。
一見、無謀そうなことも、上手く次につながっていく面白さがある。
うまいなと唸る面白さ
2017/09/30 08:07
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投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯の「人質立てこもり事件」はただの序章に過ぎない。ストーリーが、四方八方へ飛んで収拾がつかないと心配してしまう。だが、最後にはうまい具合に、読者を納得させて幕を降ろす。
黒澤さん、大活躍
2017/09/28 14:58
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
「レ・ミゼラブル」を読んでいないのが悔やまれる。古典や有名な作品にはできる限り触れておかないと、後々の読書に響くのだなあ。話は三転、四転、状況が瞬く間に変わっていって面白い反面、ちょっと追いつくのに苦労した。黒澤、兎田、折田、この三者の動きが要。まさかの連続はさすが伊坂氏。今村くんと中村親分は相変わらず少しずれてて安心する。黒澤はどきどきするだろうけれど。そして気持ちいいラスト。こうでなくっちゃ!折々にはさまれる状況説明の一文が、事件の臨場感を際立たせていてよかった。まるで仙台市民になったようで楽しめた。
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の仕掛けた構成にまんまと引っかかり、途中から、えー!とか、うわー!とか、そういうことー?!と興奮しながら読了。そしてもう一度最初から読み直し、気づかなかった伏線になるほど……と膝を打った。これだから伊坂作品は面白い。
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投稿者:かごめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりの黒澤さんのお話しで、さすが黒澤さん。飄々としてらっしゃる。
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「ホワイトラビット」
予測不能の籠城ミステリー。
仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。逃亡不可能な状況下、新手の乱入者に思わぬ住人が加わり、犯人は予想外の要求を警察に繰り出す。そこから息子への、妻への、娘への愛が交錯して、展開は思わぬ方向に。鍵は、オリオン座とレ・ミゼラブル。肝は、正義。
あとがきによると、ああでもないこうでもないと考えている内に、ホステージ、ダイハード、交渉人が混ざり合ったもの、伊坂幸太郎なりのホステージになったとあります。
ホステージは、完全無欠のセキュリティ付館が舞台だったけど、立てこもり犯からすれば、セキュリティ=人質だったのだろうか。家族を人質にとられていたウィルスウィルス=家族を失った(過去から離れられない)夏之目って部分はあるのかな。など考えてみたものの、よくわかりません。
個人的には、レ・ミゼラブルを盛り込んだところに伊坂幸太郎なりの新しい試みを感じました。立てこもり犯、SIT、泥棒、人質(黒澤含む)、それぞれをスポットにした形式にあれやこれやを物申すスタイルを見て、新た世界観のある小説を書いてくれそうだなと。
また、黒澤がこのように主体的な行動(びしばしアグレッシブな)を取るのも珍しい。最も今回は、オリオン座と半々でしたが此処も新鮮。
なにより立てこもりの「実はこうなってました」の部分が見事でした。黒澤が大活躍なのですが、人質となる親子の背景や立てこもりに置ける役割もしっかりあり、オリオン座マニアのオリオのキャラクターもそういう意味があったのね、となるものでした。どうやって立てこもりから話終わらすのだろう。それこそダイハードみたくやるのかなと思いきや、こうなるとはしてやられました。
キャラクターに通じているのは、正義。真っ直ぐな正義ではなく、自分なりの正義。正しいと思うもの、という表現が近いですが、それが各々のキャラクターにあります。夏之目や黒澤の正しいと思うもの(黒澤のはいつもの気まぐれ)、オリオのオリオン座への愛など。
表の物語に実はこうなっていた裏の物語が上手く噛み合った小説です。新たな試みもあり、でもいつもの伊坂幸太郎らしさで最後には落とし込んでる一作。個人的には、ダイハードや交渉人みたいな伊坂幸太郎小説が読みたいですw
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面白かったし、なるほどーと思うのだけど、わりと普通の伊坂作品という気がしてしまう。
期待が高すぎるせいだろうか。
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始めから終わりまで、何度もくすくすと声を漏らして笑ってしまった。それくらいにテンポが心地良いのと、微妙にずれた間合いが最高。
レミゼラブルのオリオン座の無駄なうんちくに掛けて物語が進んでくのだけと、同じ泥棒を生業にしているから黒澤がレミゼラブルを読んだことがあるのと、黒澤の後輩っぽい泥棒の今村が5年かけてレミゼラブルを読んでジャンバルジャンのことをジャンさんとか呼んじゃうところも、オリオリオ、オが1つ足らないとか緊迫した雰囲気の中なんかいちいち面白くて、さらには神の視点が入るもんだからひっちゃかめっちゃかなのに、巧妙に計算されていて、伊坂幸太郎すげー! ってなった笑。
黒澤やっぱ好きだわー面白い。
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妹から借りて読んだ。面白かったー。一気に読めちゃうし、読んじゃう!コミカルでリズミカルででもじんわりもして。伊坂さんワールドを久しぶりに堪能しちゃいました。仙台という街も好きだから(旅行で数回訪れてます♪)伊坂さんの仙台を舞台にしているお話しが好きです。
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久しぶりの黒澤さん登場!2度読みたくなる小説。でもイマイチすっきりしないので☆2つ。
うんちくが出てくるのは相変わらず。今回はオリオン座・「レ・ミゼラブル」です。でも、昔よりわずらわしく感じなくなったのは、ちょこっとだけになったからかな。
作者の視点が出てくるのは、レミゼラブルを意識しているのでしょう。
パロディ?というか、教養を試される表現がいくつか。わかると楽しい。
兎田の相手だから稲葉。折り返しの用語説明もシャレてる。
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オリオオリオのオリオン座の蘊蓄が微妙だなと思っていたら、本人じゃなかったのか!
伊坂さんは陽気なギャング~でもカラマーゾフの兄弟を多用していたけど、古典に興味を持たせるのが上手いなぁ。レ・ミゼラブルも小説は読んだことないから読みたくなってきた。
そういえば稲葉の名字を因幡にしなかったのはさすがにやりすぎだと思ったからなのかしら。
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(2018/3/7読了)
星ひとつ足りないのは、物語が動き出すまでが、すごく長く感じたから。そして、いろんな場所で、時間を戻したりしながら、のちにリンクするであろう設定が多すぎた。
伊坂さん初心者には難しいんじゃないかな?一度挫折した人は、話が軌道にのるまでに、また挫折するかもしれない。
一転、動き出してからは、もう、止まらなかったね〜伊坂ワールド全開!残虐なシーンも健在(不謹慎?)
想像が当たったところで、本の中から読者が気づいたことを当てられたり、語り部が頻繁に変わったりも面白かった。
一点気になったのは、話が丸く収まり過ぎてるところ。前の伊坂さんなら、綿子ちゃんを短い言葉で星にしたような気がする。
(内容)
仙台で人質立てこもり事件が発生。SITが交渉を始めるが―。伊坂作品初心者から上級者まで、没頭度MAX!書き下ろしミステリー。
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伊坂ワールド全開であるが、作者視点の語りが新しい。
伏線、トリックともに巧妙で良し。
せっかくだから、綿子じゃなくてアリス(漢字で)にすれば読者をけむにまくようで面白いと思うんだが。
内容に注文しちゃダメですね。
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紙の上は無限に広がるけれど、紙自体は平面だからね。
面白い。
描写がマイルドになったよね。久しぶりに残虐さ満開のも読んでみたい。
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立てこもり事件を軸に(オリオン座の星回りなのか?)ドタバタ劇が起こるお話。
登場するレギュラーは黒澤さん。
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『レ・ミゼラブル』がキーとなっているお話。
もちろん私も読んだことはないので、あくまで推論だけど。
で。ちょいちょい作者が影ナレよろしく進行してくのも、その進行の時系列が一列じゃないのも、もしかして『レ・ミゼラブル』への愛なのかなぁ?とも思ったり。
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これを実写化しようとか難しそうだよね。
いや、もちろんしようと思えばできるんだろうけど面白さ半減以下となりそう。
でもアヒルと鴨は評判悪くなかったしなぁ。
才能ってあちこちですごい。
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はぁーもう伊坂さんの作品ほど騙されるのが気持ち良いって感覚はほかにないな。