紙の本
外国人が魅力を感じる田舎とは?
2018/12/01 12:32
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、外国人が魅力を感じる田舎について、またそうした田舎を作って地域の活性化につなげていこうという書です。実は、岐阜県にある飛騨高山は何もない田舎ですが、年間80万人もの外国人が訪れ、そのほとんどの人が感動を覚えて帰っていくということです。何に惹かれるのかというと田舎の何がない日常だということです。これをヒントにインバウンド・ツーリズムで田舎を活性化していこうというのが本書の目的です。ぜひ、一度、読んでみてください。
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何もない日本の田舎が宝の山に変身
2018/07/28 17:53
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投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は外資系ビジネスコンサルタントに約5年勤務、その後退職、525日間の世界旅行を体験したのち、出身地でもない岐阜県飛騨に移り住み、なにもない田舎を「クールな田舎をプロデュースする」株式会社美ら地球(ちゅらぼし)を立ち上げた。会社では農村地帯の何気ない風景をサイクリングツアーなどの形態で世界各国から観光客を呼び込む。2009年に開始したサイクリングツアーの初年度参加者150名、2016年度には3500名、その8割は外国人。世界最大の旅の口コミサイト「トリップアドバイザー」でも参加者の99%が絶賛のコメントを寄せているという。なにもない日本の田舎を「宝の山」にした逆張り戦略ストーリーが本書の内容である。対象は全く異なるが、個人の努力が実を結ぶ奮闘の過程は、毎日出版文化賞特別賞受賞の「バッタを倒しにアフリカへ」(光文社新書)に通じるものがあり、さわやかな読後感に浸ることができる1冊であると思う。
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なにげない里山の日常
2022/05/02 13:36
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
岐阜の飛騨でのお話、世界80か国から毎年数千人の外国人を集める人気ツアー(コロナ前)、売りは「なにげない里山の日常」、再び、世界の人々が飛騨を、日本を、訪れますように
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日本が誇る田舎の在るべき姿
2021/03/30 03:42
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投稿者:yuuuuui_a - この投稿者のレビュー一覧を見る
人口減少が止まらないこの日本の観光ビジネスを支えていくのはインバウンドであり、そのインバウンド×田舎のクールかつ斬新なコラボレーションは読んでいて、わくわくが止まりませんでした。このコロナ渦が終わり、またインバウンドが復活した時に日本のどの土地が最初にインバウンド客を呼び込めるか、その準備を今からぜひこの本を読んでしてほしいと思う。
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<目次>
はじめに
第1章 グローバルカンパニーと世界放浪を経て飛騨へ
第2章 日本の田舎は世界に通じる
第3章 タダの景色でお金を稼ごう
第4章 大変だけど楽しい田舎暮らし
第5章 企業経営に手法を地域経営に
第6章 日本と世界の田舎をクールに
あとがき
<内容>
タイトルは強すぎる感じがするが、地域活性化について自分の経験を基に紹介している。日本人には何でもない「里山(田舎)」は実は欧米系外国人には「クール」で「素晴らしい」観光スポットである。世界放浪でそこに気づいた著者は、飛騨市でツアー会社を作る。さらにグローバルコンサルティング企業で働いた経験から、地域に食い込み(家族ごと飛騨市に住んで)、うまく結びつけた。最後に著者が言うには、人材がいない。多くの日本人にはこうした発想がない。「気づき」から「行動」。あとは人のネットワーク。日本の将来の指針の一つだろう。
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移住してきた頃については、物事の捉え方は同じ事でも立場とか視点とかで変わってしまう物なんやなということを感じ、ちょっと残念な感じがした。
著者が言うように走りながらやってきたことなんやろうけど、考えとること、予測すること、計画することなど、著者の内面が垣間見えて、走りながらとはいえ、しっかりと考えとるんやなぁと感心した。
振り返って、自分の仕事ぶりはというと、そこまで考えてやってきたのか、もっと深く予測して戦略的に考えんならんのやな、と感じさせられた…
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一気に読んだ。今の山田拓さんや美ら地球のことはおよそ知っていても、今に至る思いやプロセス(とくに苦労話)はあまり知らず、本書で感じられてよかった。
ひとつひとつの思い(課題認識)が素朴であり、実直だとも発見したし、常に謙虚さもあるし、マーケティングの基本的なフレームワーク(3Cとか)も踏まえているのである。ウェブサイトのPV分析の意義の話も印象的。「パッション」に加えて、無視できない、そうした「基本に忠実」な姿勢はコンサル勤務でも培われたと思われる。
一方、はじめから思いと手法のみで突き進めることができたわけではなく、スタート時は政策(自治体の施策、要は補助金とか)に頼った部分も多分にあるようだし、あるいはファーストカスタマー獲得のため高山の歴史的町並みまでハイエースでいったというのも大事な言及。
手法に関していえば「クール」さだけでない、「あの手この手」が付き物なのだ。
こんなふうに「両面性」というのがあふれている本書。田舎暮らしの魅力と大変さ、を語る章にも象徴的に表れている。
まさに「作り方」的なノウハウ、大事なことが多く語られていて、それなのに軽快に読み進められて、さらになんだか元気になれる一冊。良書!
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内容を理解しがたいなと思うのが、現状、本書の舞台である飛騨古川が「君の名は。」によって、海外からの観光客を呼び込むのに最適な“聖地“になっているという事実である。
結局は、棚ぼた話なのかなというのが現時点での感想。
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飛騨古川で外国人向け観光ツアーをしている筆者。
インバウンドの需要掘り起こしの時から取り組み、今に至るが、まだまだ担い手が少ないと述べている。
高山から帰ってきた人たちの前に車で待っていて、その場で営業という地道な活動からスタートし、今でも続けている。
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飛騨地域の特色や,地方田舎が抱えている問題・将来的に起こるピンチを、とても具体的かつ現実的な厳しさを交えて明文化されていらっしゃいます。
私も高山に移住した身で,田舎地域の,住んでいるからこそ知り得る長短に悩む事が多々あります。著者の山田さんのように詳細分析し、言語化するには至っていなかったので,頭の整理にひじょ〜〜に参考になりました。
山田さんが飛騨地域に移住し,行動を起こされたのが34歳。2年後,僕も同じようにスタートを切っていたい。
飛騨高山に住む方々は是非とも1度読んで欲しい。
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かなりリアルにヒントをもらえた。
企業経営手法、マーケティング手法(スキーム、PDCAプロセス)→地域経営への適用
企業人事部機能→地域全体における移住定住政策
良さは、ヨソモノにより再評価されることで、あたりまえのもののありがたさやすばらしさが発見される。旅行者、なによりそこでその場に生きて暮らしている人を豊かにさせる。豊かはそこで暮らせて、仕事があって、その地に誇りを持てること。
「地方部に移り住むということは、それまでの都市部でのキャリアを捨ててダウングレードするイメージがあるようにかんじられますが、個人的にはその逆で、地方部での新たなチャレンジはむしろキャリアアップを実現する機会のように思えます。」
この発想、この本を読んで説得力持って響いた。
もひとつ。
ゴール描いてそこに向かって愚直にやりつづけること。
このやりつづるために、必要なことは?
意志の総和。
足した大きさ。
か。
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実践している人の凄さが分かった
マーケティングは企業の花形部署一朝一夕には身に付かない
外部から人材を得る事はなかなか難しい
とりあえず育てるしかない
日本で生まれたんだってね上底
申し込むためのまでの4つのハードル
①そもそも情報が届いてないから選択肢に上がらない
②情報はあるが欲しい情報ではない
③情報は届いているが興味を打たれていない
④興味は持たれたが価格など制約条件に合わない
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タイトルが良いです。実践と理論を踏まえた内容で、説得力があります。著者のようなスーパー人材でも、移住初期や立ち上げ時にはご苦労されており、ハードルの高さを再認識したのも正直な感想です。
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企業経営の手法を地方自治体に落とし込まなければいけないはずなのに専門用語が多く読みづらいのが残念。
内容的には前書きで充分伝えたいことはわかる。
また、この本が誰に向けて書かれているかがよくわからない。
もし、新たに自分と同じようなプレーヤーを求めているのであれば、地方の実情を知って地方移住はやめて長期旅行程度にしておこうと思うくらいの人間関係の煩わしさを個人的には感じる。
地方の実情を知るには良い本だけど、そこから踏み込ませるなにかがない。
また、お金や観光客の増加数など定量的なデータの提示がないのも外資にいた人の書かれた本なのに残念。
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「自分はそれまで置かれた環境の中で努力し、自分でさまざまな成果を勝ち得て来たつもりでしたが、ウガンダの地で産み落とされていたとしたら同じような軌跡をへることができただろうか」
「ファーストランナーは先行者利益を得られると同時に、誰もが経験したことないさまざまな課題に直面する」