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ファウスト第一部
ゲーテ(1749‐1832)はこの作品を24歳で書きはじめて82歳で書きおえ、83歳で没した。
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なぜか昔から古典は岩波書店のものを読む習慣があるのですが、
これもやっぱり岩波書店。
児童書を多く扱ってるところだから、文章が読みやすいのかなー。
海外の古典ってほんとに翻訳者に左右されると思うので。
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天才作家ゲーテが書いた天才戯曲。
戯曲と言いつつ舞台では実現不可能な台本がまた素晴らしい。
メフィストフェレスの可愛さに萌えるお話です。(違います)
ファウストのダメ人間っぷりに感動するお話です。(そうです)
一部は話の構成もしっかりしていて大変わかりやすいです。
読み進めていくとストーリーも出てくるしとても面白いので是非読んでみて下さい。
始めのファウストのひとりごとで諦めないでください。
昔の人の書く話だからお堅いものと決めつけてはいけません。
メフィストのセリフは詐欺師の言葉だし、ファウストのセリフは今の世を嘆く人間の言葉です。
卑猥な言葉や下品な言葉も次々飛び出して大賑わい!
もちろん真面目なセリフや意味深な言葉も出てきて深く読んでも楽しいです。
田仲の死ぬ時にお墓に入れたい本No.1。(田仲は日本文学専攻です)
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ゲーテ。。しょっぱな読んだときイミワカランでした・・・
だって何度読んでも主題がわからない。。
なにが言いたいの。文章なのに主題がないなんてー
ふと気づいてみたら、「主題」なんてないのでは。。
限定された何かじゃなく、きっとゲーテは「全て」について描きたかったのでは。
テーマでかいですね。。
主人公ファウスト博士は聖書ひらいても、「はじめに言ありき」?ややや、「はじめに行いありき」だべと思っちゃうほど努力家であり探求家です。
彼は様々なことを探求し続けてきました。そしておじーちゃんになって思うのです。
「なにもわからない」。 福山雅治。。。
何も知ることができない。自分はちっぽけだ。蛆虫だもう。死にたい。でも死ねない。
こんな自分がイヤ・・・ていう。 ちとめんどい。
東洋では「なにも知ることができない」ということを知る。それは「悟り」で、
世界はわからない。全てが無だ。自分も無。空っぽだ。それ正解なのです。
自我とはもともと自然の一部。自我は世界に溶け込んで存在するもの。
だから全てをあるがままに受け入れよってことです。
自分てちっぽけ。
そう悟ることで初めて、あらゆる欲から開放され、自我から自由になる。と、東洋なら考えるところ。。。
自我が大切なのーと考えるのがヨーロピアンらしい。 自然や世界は外のもので中心となるのは自我。基本世界に対して受け入れ態勢ではなく攻撃態勢です。
常に自我をしっかり持ち、努力し自我を高めねばいかん。自我で世界を解明していかねばいかんていう。
ファウストもそう。欲のままに。 現状を受け入れろなんてムリー。
てことで悪魔メフィストと取引するファウスト博士ですが。。
若いイケメンさ��にしてもらうかわりにもし自分が、ある瞬間にむかって「とまれ、おまえはあまりにも美しい」っていったらアナタに魂あげちゃいますカラネていう。青春よもう一度ですかね。
とまれと思う瞬間?そんなのねえー。あの世?そんなの関係ねえー。てことで取引したファウストはメフィストと広い世界に旅に出まーす。ドッキドキ。
て長くなったので、、また次回書こ。。。
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ファウストのおっさんが意外とスケベ。
グレートヘンがかわいそうで仕方ないです。メフィストフェレスは萌えキャラだといって憚りません。
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何で?ってくらい最近僕が読む本によく引用されています。
流行ってるのでしょうか?今更?
蟹工船ブームと関係あるんですかね?
ファウスト博士なんてプロレタリアートの対極にいるような人なのに?
まあ、抄訳でしか読んだことがなかったので、改めて読んでみました。
思っていたより読みやすいし、面白い。
私が読んだのは高橋義孝訳なのですが、
太陽は、昔ながらの節で、
兄弟たちの星の群れと歌い競い合い、
その定まった旅の軌道を、雷鳴の歩みで
今日もまた動いて行く。
天使らは太陽の神秘を究むべくもないが、
それを見ただけで勢いづけられる。
不可解で崇高な宇宙の営みは、
天地創造の日と同じに壮麗だ。
という出だしの文章なんて、とても美しくて、名訳ではないでしょうか。
でも、娯楽が多様化している現在において、
もう、今後読む人は減る一方なんだろうなと思わされます。
確かに面白いしためになるけれど、
ドラクエの方が面白いし、
優良なビジネス書の方がもっとためになりますからね。
とても残念なことではあるのですが。
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人生かけてもいいんじゃないか?と思った作品。
詩的な描写がおおくて読みづらいのだけど、それが帰って物語の崇高さを表していて感銘をうけます。
人間としての心を学んだ気がします。
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ドイツで最も偉大な作品なんじゃないでしょうか。
作品の中にテーマというものが無数にあるという感じで、ゲーテの思想や価値観を読むといった方がしっくりきますね。
高校生の時に初めて読みましたが、その頃にはまだ深く読み込むことはできませんでした。大学に入ってゼミの夏合宿に向けて再読した際には、いろいろ考えさせられることが多かったです。
また、折に触れて再読していきたいですね。
ちなみにこの作品も、多くの作曲家がインスピレーションを受けてたくさんの音楽を作っています。中でもマーラーの交響曲第8番が一番好きですね。とっても派手なところもありますが、響きが美しいです。
全2巻 所有
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以前リルケの詩集をよんで何のことだか理解不能だったのですが、このたび読んだファウストは全く違う想像の楽しさを与えてくれました。舞台の上で繰り広げられる人工的なわざとらしいやり取りと、だからこそ浮き彫りにされるような人間の深遠な心、壮大なスケール、登場人物たちのユーモア。ストーリーはわかりやすくも、緻密な人間描写にゲーテという人物の偉大さを伺えます。後編も楽しみです。
09/5/30
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リアリスト悪魔と、ドリーマー魔術師のイチャイチャ話です
勘違いされがちなのですが、悪魔メフィストテレスは大物ではありません
彼女は小悪魔であり、悪魔でありながら神様と会って
「何さ!この世の中なんか汚いことばっかりじゃない!信じられるものなんて何もないのよ!そうよ!人間なんてクズ!クズ!クズ!」
と悪態をつくような、ちょっと後ろ向きで、素直じゃない子なのです
メフィちゃんは、ことあるごとに「無理に決まってるじゃない」とか「どうせ駄目よ」とか
そーんなことばかり言います
それを見かねたパパ神様は
「だったら、あの人間を堕落させてごらん」
と言い出します
こうしてメフィストは、ファウストを堕落させるためにがんばりはじめるのですが
ファウストは超前向きでロマンチスト、過去を振り返らず、今に囚わず、おまけに悪魔を恐れないエロゲ主人公でした
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ずっと気になってた本ですがこの間図書館に行ったらすぐ後ろの棚にありました。
運命だと思って(笑)読みました。
戯曲形式だからすらすら読める!びっくり!
早くあの名セリフが見たいです。
黒い大型犬はきっと艶やかな毛並みだったんだろうなあ。
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すごい、のヒトコト。
研究しても全てを理解することは不可能なほどの、深さ。
第二部ともに、さすが文豪。
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私が「悪魔に魂を売り飛ばした人間」というモチーフを好きになった原因の本。
とにかく悪魔メフィストフェレスが魅力的。あとどんなに頑張ってもご主人様に満足いただけない不憫な子。彼は今までの物語に出てくる悪魔と違って、複雑な感情を持った存在である。
彼は彼なりの思想を持ってファウストと向き合い、格闘している。その姿はひどく人間じみている。最後には負けちゃうんだけどね。
この作品の中で彼は神の「必要悪」でしかないので、あのオチしかなかったのだろう。不憫だ。
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古典ということで、結構敷居が高いイメージだったけれど、ファウストは意外と人間味のあるどこにでもいるようなおじさんだという認識を得るに至りました。
あとは状況描写が美しい。
想像力が乏しい私ですが、光景がおのずから脳裏によぎります。
原文で読むとなおいっそうすばらしいんだろうな。。
その反面、話や場の展開についていけなかった。
wikiで振り返って、なるほどと納得。
あとはギリシャ神話しらないので後半は結構苦痛。
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結局どんなに知識を得ても、どんなに愉快に遊んでも満たされることはないのかなとか。
当時の出来事の風刺みたいな部分が多いらしくよくわからん部分が結構あった。
筋書きも注釈がないと分かりにくいし読みにくかった。
詩の部分が結構あったので原文で読まないかぎり魅力がちょっと減るだろうし
あんまりお勧めできないかも