8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前から「日本すごい!」の嵐に辟易していたので、タイトルと帯のコピーにつられて購入。読みながら、辟易の理由がわかった気がします。日本すごい!と取り上げていること自体は間違っていないのですが、それを評価している外国人は、それが好きで来日した人。悪く言うはずがない。問題はその認識は世界的に共通なのか、取り上げたことは日本固有の他にはないものかの確認。それがないので、裸の王様か、鏡に向かって世界一の美女を尋ねる魔法使いのおばあさん。巧言令色少なし仁。舞い上がっているうちに、韓国や中国だけでなく東南アジア諸国に先を行かれてしまう。外から日本を見る視点も忘れてはいけないと思ったのでした。
中身のある日本批判本
2018/12/31 10:52
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本のどこを見て「日本好き」本とした人がいるのかが理解できないが。
根拠薄弱な日本大好き本やマスコミが氾濫し、逆にトンチンカンな日本ダメ本程度しかほとんどない現状の中で珍しく真っ当に中身のある日本批判本である
海外に少しでも行ったことのある人ならなおさら同意したがるようなネタが満載で嬉しかった
そもそも本当に自信のある国であれば採用しないようなレベルの低い内容での自国礼賛テレビ番組がことほど溢れることもないであろう
左翼(というかパヨク)も変な方向ばかり見ていて真に日本人に必要なものを全く提供しようとはしない
そんな現状に違和感のある諸氏にとってはこの本はかなり評価できる内容となっている
まぁやや西洋とアジアばかりを見ている気もしなくもないが
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界の中での日本の現状が、冷静に分析されていて、素晴らしかったです。謙虚に見つめ直すきっかけにしたいです。
いいとこわるいとこが両方書いてある
2022/01/11 22:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちゃこみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の悪口がたくさん書いてあるのかと思いきや、そんなことはなかった。なんだかんだ言って日本発祥の文化は世界に誇れるし、教育の水準も、ところどころ問題はあれど高水準であるということがリアルに書いてあり楽しかった。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごまちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルをみて日本の批判かと思って読み出したがそうでなかった。なかなか興味深かった。
「日本スゴイ!」という風潮は、おかしいと感じている人に!
2019/03/22 08:52
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星の王子さま - この投稿者のレビュー一覧を見る
たしかに、「ここが変だよ!日本人」には、納得させられ、反論もできません。ダイバーシティを望むなら「新時代の日本人になるために」「バカにされない方法」を参考に、本質をみきわめ、日頃の行動を見直していくべきだと。
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただ単に日本を批判しているだけではないので読んでいて、面白かった。最近日本自画自賛番組も多くて、うんざりしていたので。
投稿元:
レビューを見る
「日本すごい」は本当か?(ネット右翼の発言に限らない) 外国人の目から見た日本人はすごいどころかむしろおかしくて,バカにされ嫌われる対象であるぞと。かなり辛辣な見解を述べているが,第5章で述べられる「評価・絶賛されている日本」にもあるように,食文化やサービス業での気遣いなどは外国にはない日本の良さではないのかな。とは言え本書の趣旨は納得できる。世界からバカにされないために:本質を見る,所属先にこだわらない,自他は違うものと心得る,自信を持つ,感性を磨くことを奨めている。
投稿元:
レビューを見る
世界でバカにされる日本人-今すぐ知っておきたい本当のこと-。谷本真由美先生の著書。元国連職員で外からの視点で冷静に日本を見ることができる谷本真由美先生だからこその貴重なご意見が詰まった良書。愛国心をもって日本に自信満々になるのはいいけれど、自信過剰、自意識過剰、厚顔無恥な勘違いとバカにされないように驕慢な思い上がりはやめないと。謙虚に、冷静に。
投稿元:
レビューを見る
テレビでも横並びに「日本すごい日本大好き」ばっかりなので、この手の本が出てくると思ってました。もっとコキ下ろしてくれるかと思ったら案外やさしめ。この本も一周回って日本大好き本に分類されると思う。
投稿元:
レビューを見る
〈要約〉
かつて日本は世界からあこがれを以って見られる国だった。だが長く経済が停滞した現在、奇異な目で習慣・文化が評価されることが多い。高く評価される日本人は、その人の個性が評価されているのであって、日本が評価されているわけではない。事実を客観視し可視化した上で現実の日本の低迷という問題の解決策を考えるべきだ。
〈感想〉
一読しての評価としては、ラスト手前までが残念。ラストは納得。
全体としてはやや残念、という感想です。
私自身がほとんど海外に行ったことがなく外国人の友人もいない為、客観的な外国からの視点での日本人観を知らず、また、この本に書かれている通り昨今のテレビや書籍での「日本礼賛」な兆候に違和感を感じていたこともあり、外国の人からの本当の日本人観を知りたかった為にこの本を手に取りました。
最終章である第5章と「おわりに」で語られる海外から評価される日本人についての記述、および日本礼賛に走る現状に対する問題提起はスッと腹に落ちました。
ただ、そこに至るまでの日本に対する外国からの評価の記述について、根拠が「海外暮らしが長く」「海外で仕事をしていた経験があり」「海外の人と多く接してきた」という著者の主観による情報が中心であり、根拠に乏しい。アンケートを取ったわけでもなく、定量的な根拠を示さず、「あー、確かに周りの外国人によく言われるなー」という著者と著者の周囲の外国人談である日本人観を並べています。それに対する著者の「日本ってこうだから」という考えが20年前ならいざ知らず現在の日本の状況とはかけ離れていると感じる点が多々ありました。さらに言うと、外国人の視点というものの、ほとんどが欧米の方々の視点のお話で終始しており、アジア・アフリカなどの国々の方々からの意見について記述がありません。そのことが情報の満足感に欠けます。
なによりも、文章に軽率さが感じられたのが最も残念に思った点です。敢えて意図した書き方なのかもしれません。第5章ではそのように感じることはなかったので。
特に前半の章まではネットの個人ブログを読んでいるかのような、気を衒った上から目線な言葉で、ネットユーザーから注目を浴びたがっている炎上商法のような書き方だな、そんな感覚を覚えました。
(舌鋒鋭いツイッターが人気な著者らしいので、そんな書き方になっているのかもしれません。)
とはいえ、第5章以降はきちんと海外から評価される個人(日本人ではなく個人)や尊敬される日本文化にも触れ、そこを起点に今の日本の問題点と、このまま日本が進み行くことへの警鐘を鳴らしている点はきれいにまとまっていると思います。
とにかく、最後がまあまあだと思うだけに、そこに至るまでの無根拠な情報と残念な文章のため、単なるネタ本のように感じられてしまうのが残念だった一冊です。。
投稿元:
レビューを見る
著者は様々な職業・国を経験し、現在はイギリス在住。
まず、日本企業の低生産性をやり玉に挙げる。これは本当に納得。私の所でも実際内部統制評価の方法は、書類をプリントし、判子を押しまくることだし、更に笑えるのは判子が漏れるなどの不備が発生すれば、今度はその再発防止策を起案し業務が延々と増えていくこと。馬鹿としか言いようが無いのだが、これがこの国で多くの大企業が実践していることなのだ。その他オモテナシとやらの押しつけや、慇懃無礼で実際は他人への思いやりなど無いサービス業など、日常で感じることをズバリと書いてある。
しかし、この話題だけで一冊書き上げるのは流石に困難であったのか、中盤以降は外国の状況報告となる。まぁそれも面白く参考にはなる。イギリスのジョークがなかなか理解できないが、(モンティパイソンやMr.ビーンを見て、心から笑えないように)そんな洗礼がビートルズのセンスを生んだのだと思う。
あと、トランプ大統領。欧州では、ようやく本当にアメリカ人らしい大統領が出てきたと評判に…。これは笑えた。ヨーロッパから見れば、トランプが正に生粋のアメリカ人の典型であり、過去のPは洗練された(気取った?)ごく一部のアメリカ人だったということなのだろう。
少し前まで日本は経済大国(客観的事実)だということが日本人の心の拠り所であったのだが、あっという間に米中に対し周回遅れ(客観的事実)となってしまい、「日本スゴイ」史観(ある種思い込み)が多くの日本人の心をつかんでしまった。これに乗った弱小出版社(ワックとか)や食い詰めた外国河原乞食(ギルバートとか)が拍車をかけたものと思われる。
いずれにしてもあまり品の良い風潮ではないと感じる。
投稿元:
レビューを見る
日本すごいって言ってる人って、世界でこんな風に言われてる知らないでしょ、本なのだが、内容は薄くて古い。
日本人の標準は世界標準ではないよ、通用しないととずーっと前から言われてて、寧ろ自信なくしてて、そういう西洋標準じゃなくて、日本にだっていいとこあるよね、となって来たのが流れ。
もちろん振り切れてしまっている人もいるだろうけども、こういう論て、逆に世界標準にあってないのが間違いで、異質を認めない感いっぱいだし、確かに普段外国人と触れる機会の少ない日本人が、ローカルで田舎っぽいとして、それがどうした。
日本のことを知らないというアメリカ人とかと、何処が違うのかね。
今更こんな本、よく出せたもんだわ。
投稿元:
レビューを見る
実際、日本において世界のことをどれだけ知っているか?というとそんなに詳しくはない。それを反転させれば、世界(一つ一つの国)が日本の事をどれだけ知っているか?と言えば、そんなに詳しくは無い、という事だろう。
本書は、そんな通常の考えを改めて記した物。結局、テレビやネットという針の穴を通して世界や日本を見ている為、本書に類する冷や水が必要になるのだろう。
投稿元:
レビューを見る
読了。始めは不快なの感じるほど、こき下ろすが最後はあげてくれる著者なので、我慢して読んだ。上げの部分がなんとなく不調に感じた。