少し寄せ集め感があるが、ハッとさせられる内容多し
2019/09/25 22:32
15人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
・計画そのものに価値はない、計画し続けることに意味がある
・大切なのは「完璧な計画を立てること」ではなく、「状況に合わせて何度でも計画に変更を加えること」
・頼みごとをつい引き受けてしまうのは生き物の本能的な反応
・状況に応じて何度も決断を繰り返すと判断力が鈍ってくる
・「何を手に入れたか」で人生の豊かさが決まるわけではない、「何を避けるか」が大事
・自分の心のうちを語っても尊敬は得られない、口にした約束を果たすからこそ尊敬される
・世帯年収が約1200万円を超えると追加収入が幸福度に与える影響はゼロになる
・一つでも素晴らしい能力があれば欠点がいくつあろうと帳消しになる
・自分以外の人間の性格は決して変えられない
・誰かの性格を変えなければならないような状況を避ける
・自分と波長の合わない人たちとはビジネスをしない
・「ピーク・エンドの法則」:何かを体験した時、主に私たちの記憶に残るのは、その出来事の一番印象深い「ピーク」部分と、その「終わり」だけ
・頭のいい人は問題を解決するが、賢明な人はそれをあらかじめ避けるもの
・ボランティアへの参加が有意義だと思い込んでいる人は多いが、実際はボランティア活動にはあまり生産性がない、自分の仕事に精を出し、稼いだお金をその道のプロに手渡すべし
・過去が不幸だとしても、いまも不幸でいる必要はない
・よい人生を手にしようと人々が競い合っている場所で、よい人生は見つからない
・何事も90パーセントはガラクタであり、そう思っているほうが幸せ
引き込まれるように読めた52の思考法
2019/08/26 19:17
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
引き込まれるように読めた52の思考法。
そのタイトルだけで、ハッとさせられ、中身を読み
共感させられる説得力。
大切なことを見落としていたり、軽んじている。
どうでもいいこと、考えない方が良いことに、
心を砕き過ぎている自分に気づかされた。
本書から、思考すべきことの選択と集中を
教わった。
様々な至言の集合本
2021/06/26 19:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『Think』シリーズ3部作のうちの一書を後輩から借りたので読んでみました。読了後、幾つか付箋が付きました。
『「モノ」の喜びは消えるが、「経験」の喜びは残る』
『私たちの記憶に残るのは、その出来事の一番印象深い「ピーク」部分と、その「終わり」だけ』
『あなたが所有しているものも、大事にしているものも、愛しているものも、すべて永遠ではないと理解しておくこと』
『過去に不幸だったからといって、いまも不幸でいなければならないということはない』
『世界の「不公正」さは、現実としてそのまま受け入れて、冷静に耐えたほうがいいと。そうすれば、人生を歩むうえで、何度も失望せずにすむ』
『現状を維持するためには、周囲の変化に合わせて進化しつづけなければ、生き残ることはできない』
『お金に左右されずに自分らしい生活を送るということ、それが人生の秘訣』
世情と他人は思うようにならないから、自分という軸を持って謙虚に、また自分らしく生きる、ということが総括でしょうか。とはいえ、人生はいろんな意味でうまくいかないので、日々悩みに忙殺されてしまいます。
少し分厚い本ですが、読む価値があります!
2020/04/11 22:02
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yu - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生をよりよく生きるためのヒントにみちた本です。
さまざまな研究を参考に書いているので、信頼性は高いと言えます。
少し分厚い本ですが、読む価値があります!
濃い内容がコンパクトにまとめられています
2019/09/25 21:27
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:one story - この投稿者のレビュー一覧を見る
最新の心理学研究、ストア主義及びバリュー投資家の思考を基にした、より良い人生を送るためのアドバイスが書かれている本です。
各単元がコンパクトながら例を含めて分かりやすく記述されており、内容的にもしっくりくるものが多く、今後も節目節目のタイミングで読み直したいと思いました。
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52の世の中を見つめ直す思考法。
一番のお気に入りを紹介して、本の感想に替えたい。
「本当に価値のあるものを見きわめよう」あらゆるものの90%は無駄である。
シオドア・スタージョンさんは1950年〜60年代に活躍したSF作家。批評家から、SF作家作品の90%はクズだとの批判の矢面に立ったときに「確かにそのとおりだ。だが、あらゆる出版物の90%はクズだ。ジャンルなんて関係ない」と答えた。これが後に「スタージョンの法則」となったとのこと。
アメリカ人哲学者、ダニエル・デネットさんは、「スタージョンの法則」が当てはまるのは、本や映画だけではない。「物理でも、化学でも、進化心理学でも、社会学でも、医学でも、(中略)ロックやカントリーミュージックでも、すべてのものの90%はクズだ。分野は問わない」と語っている。
自分自身の感情、願望の90%は馬鹿げている。
つまり、価値あるもの、質の良いもの、絶対に必要なものはほんのわずか。
スタージョンの法則を意識して、考え方、商品、投資先等を見極めよう。
「スタージョンの法則」という言葉を初めて知る。この法則を聞いて、妙に安心感を持った。世の中の90%がクズであるならば、私の仕事での成果物もクズである可能性が高い。本当に価値あるものとはなにかを、考えているのか?という思考を始めることができた。
このように、暮らしのヒント的な思考の数々に出会える本。読んでいる読者の境遇により、響く思考がそれぞれあるでしょう。人生の転機と感じたときに、再読してみたい。
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あとがきまで読んでようやく著者がとても若いことに気がついた。もっと人生経験豊富な年上の人かと思った。
より良い人生のための処世術を気づかせてくれる。
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より良い人生を送るためにどう考えれば良いかをまとめた本。
全部で52の項目があるが、これが全てではない。単に前作のなぜ間違えたのか?の章と合わせただけと。
52の全ての項目について共感が出来たわけではないが、実践できると為になりそうな内容は多数あり、是非目次だけでも目を通す価値はあると思う。
自分が心掛けていて共感出来たのは以下。
1.考えるより、行動しよう
2.なんでも柔軟に修正しよう
3.支払いを先にしよう
4.簡単に頼み事に応じるのはやめよう
5.謙虚さを心がけよう
6.買い物は控えめにしよう
7.SNSの評価から離れよう
8.嫉妬を上手にコントロールしよう
9.心の引き算をしよう
10.内なる成功を目指そう
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複雑な世界になった世界をよりよく生き抜いていくための思考法が、短編集のような形でまとめられている。とても読みやすく、とてもためになる。
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批判してる方もたくさんいるようですが、個人的にはとても好きだったので書評を書きました!
https://learn-to-earn-log.com/think-clearly-in-5-minutes/
今まで読んだどんな自己啓発系の本よりも実りのある本だったと思う。むしろこれだけ何回も読むくらいの方がよっぽど血肉になるような気がする。
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この本には、ベストではなく、ベターな人生の過ごし方が書かれている。
もっとも心に残ったのは、最終章の「内なる成功を目指す」である。
世の中には成功や幸福のテンプレートが多く存在している。例えばCMは、これをするとあなたは幸せになれますよ、というメッセージが常に込められている。また、長者番付など、まるでお金を持っていればいるほど成功者であるような印象を与える。
だが、それらが果たして本当に成功だったり、幸せだったりするのだろうか。
昨日よりも今日の方が楽しかったな。短期的であるかもしれないが、これも一つの成功である。
成功は、見せびらかすものじゃなくて、しまっておくものだ。
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目次を見れば終わりな気もする。
確かにそうだよね〜と言うような金言集的な本だが、どこかの本でも言っているようなことがまとまっている感じ。
何か目新しい発見があったかというと今の自分には?という印象を持った本。
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スイスの作家による、よりよい人生を送るための思考法。52の具体的な思考の道具は、心理学研究、実践的な哲学、投資家の言葉などをベースにしている。行動すること、修正すること、SNSの評価から離れること、などはその重要性を再認識できる。「アプルーバル・シーキング・マシン」に陥りやすい現在人への警告など、納得する指摘も多い。
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・思考の飽和点に達する前に始めよう
・候補の数を数学定数e=2.718で割った数までは不採用とし、その中での最優秀をその後上回ったものを採用すべき
・現状を維持するには、周囲の変化に合わせて進化し続けなければ生き残れない
・どこにも属さない部外者が変革を起こす
・アステカ、マヤ、インカはポルトガルとスペインの征服者が知らず持ち込んだウイルスと細菌によって崩壊した
・鄧小平(とうしょうへい)
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【気になった場所】
世界を理解するために、いろいろな思考法がつまった道具箱があるといい
文章を書くための最大の秘訣
=何を書くかというアイデアは、考えているときではなく、書いている最中に浮かぶ
→人生で自分が何を求めているかを知るには、何かを初めてみるのが一番
重要なのはスタートでなく、修正技術
大人になってから最初の数年間で大事なのは、人生の全体図を把握すること
例)
秘書問題
100人中1人秘書を採用する最適な方法は?
・最初の37人を不採用にし、最も優秀な人を把握
→100/e(2.718)=37
・その後の面接でさらに優秀な人が出たら採用
支払いを先にする
→心が穏やかでいられるよう、わざと自分を錯覚させる
→お金よりストレスを節約する
簡単に頼みごとに応じるな
・どんな依頼も5秒で決断する
・しっぺ返し戦略は遺伝子レベルで正しい
=相手と同じ行動をとる
戦略的に頑固になれ
・自分の誓約を立て守り通す
→選択肢は一つだけという状況を自らつくる
・状況に応じて何度も決断をくり返すと、決断疲れになり、決断力が鈍る
・一貫した姿勢は自分のスタイルとなる
→「ああいう人だから」と分からせれば勝ち
本当に必要なもの以外は、排除する
本音を出しすぎないように
・本音は、人に不快感を与えない気遣いが前提
・自分で自分のことを本当に分かってないかも
・時に自分を滑稽に見せてしまう
・外側との境界のない生物は長く生きられない
意識的に二番目の人格をつくり上げる
→本音を出しすぎず、約束を守り、自身の心情に従った行動を取れば、安定した信頼を勝ち取ることができる
基本的な需要が満たされていれば、生活がより豊かになっても幸福度は変わらない
例)
世帯年収1,200万円以上は幸福度が変わらない
仕事をする上で大切なこと
・得意×好き×評価されることを仕事にする
・その分野の第一人者になる
ピークエンドの法則
=人はピーク時と終わりしか記憶に残らない
意見を発信するときに陥りがちな間違い
・自分の興味ないテーマに意見を述べる
・答えられない質問に発信する
・複雑な質問に性急な答えを返す
人生の困難は解決するより避けるほうが早い
→頭の良い人は問題を解決するが、賢明な人はそれをあらかじめ避ける
→賢明さ=困難に対し予防措置を施すこと
→予防措置に必要なのは、知識×想像力
→一週間でし15分間、人生のリスクを考える
成功の一番の理由=フォーカス
→どこに注意を向けるかで決まる
注意の向け方で重要なポイント
・新しいものと重要なものを混同しない
・無料のものは避ける
・マルチメディアとは距離を置く
・注意を分散させない
・情報強者になる
読書効果を最大限に引き出す方法
・良い本を選んで、続けて2度読む
���読む意味があるかを判断基準に
・ミステリーやスリラーは対象外
・自分の読書カードのマス目は自分で決める
・読書歴が浅いなら、なるべく多く読む
自分の頭で考え、自分の言葉で話す
・人は説明しようとして初めて、自分の知識が不十分なことに気づく
・自分の意見は、周囲の影響を受けやすい
幸せな人生の秘訣=内なる成功を目指すこと
→心の平静を手に入れること