マンガとして純粋に面白く、うつ病のことも分かりやすい
2020/12/31 16:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作もドラマも見ていないが、マンガとして純粋に面白い。うつ病の症状の実際が、どんな風にうまくいかなくなるのか、本人の視点で語られている。
また、それをマンガ化する際に、河井氏がわずかに距離を取った、でもマンガ的に分かりやすい表現を駆使しているので、ホントに分かりやすい。
うつと闘うすべての人にエールを送る、レジリエンスの花咲く体験記。
2021/07/19 08:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
棋士の先崎学のうつ病との闘いの手記のコミカライズ本。
マイナンバーのポイント「マイナポイント」を使ってラインマンガで読んだ。
うつ病は心の病と良く言われる。
だが、本当は脳の病気だ。
著者はその病魔に襲われる。
九段の棋士が、将棋を指せなくなってしまった。
何度も死にたいと思うようになってしまった。
そして、精神科医の兄の勧めにより入院することに。
うつ病を経験し、そして克服した私自身の経験と大いに重なる場面がたくさんあった。
「うつ病は必ず治る病気です」
「もとの自分に戻れないかもしれませんが、新しい自分になれますよ」
「あなたは後からたくさん続いてくる後輩たちの先陣をゆくトップランナーなんですよ」
病気で一番苦しい時に、力になって下さったカウンセラーさんから治療初日にかけられた言葉を改めて思い出す。
初めて聞いた時はそんなことがあるわけないと思った。
でも、今ではすべてその通りになった。
病気になった本人。
すぐそばで共に闘う家族。
回復を信じて待つ仲間たち。
すべての人にエールを送る、レジリエンスの花咲く体験記。
病気になった本人。 すぐそばで共に闘う家族。 回復を信じて待つ仲間たち。 すべての人にエールを送る、レジリエンスの花咲く体験記。
2022/10/30 09:00
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
棋士の先崎学のうつ病との闘いの手記。
うつ病は心の病と良く言われる。
だが、本当は脳の病気だ。
著者はその病魔に襲われる。
九段の棋士が、将棋を指せなくなってしまった。
何度も死にたいと思うようになってしまった。
そして、精神科医の兄の勧めにより入院することに。
うつ病を経験し、そして克服した私自身の経験と大いに重なる場面がたくさんあった。
「うつ病は必ず治る病気です」
「もとの自分に戻れないかもしれませんが、新しい自分になれますよ」
「あなたは後からたくさん続いてくる後輩たちの先陣をゆくトップランナーなんですよ」
病気で一番苦しい時に、力になって下さったカウンセラーさんから治療初日にかけられた言葉を改めて思い出す。
初めて聞いた時はそんなことがあるわけないと思った。
でも、今ではすべてその通りになった。
病気になった本人。
すぐそばで共に闘う家族。
回復を信じて待つ仲間たち。
すべての人にエールを送る、レジリエンスの花咲く体験記。
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【家族でカラオケを楽しんだ翌朝、私は突然うつ病になっていた】うつ病と診断された先崎九段。入院生活を経て、自分と将棋を取り戻すまでの一年間を描いた話題の手記を完全コミカライズ!
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うつ病があまりに辛そうで、心底なりたくないと思う。時々鬱々とした気分で、何をやっても全然面白くないし、何もやりたいことがないなどとうつ病気分になることがあるのだけど、本当のうつ病はそんなレベルではなくて、そう感じたことが恥ずかしくなる程だ。
河井克夫さんのビジュアルセンスが炸裂しているかっこいい表現が随所に見られる。
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原作は読んだことがなく、漫画から。
先崎さんが、日常のなかで突然うつを発症してから、どのような状況でどのような気持ちで、そしてどのように回復していったかが手にとるようにわかり一気読みしてしまった。
考えてみると、小説からの映画化作品については、両方に触れて、監督は原作をこう解釈したんだなぁと振り返ることがたびたびあるが、小説のコミカライズは原作と読み比べたことがないかもしれない。
小説に立ち戻って、河井克夫の切り口に触れてみたい。
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原作は読んだことがない。
というか、このマンガの存在も初めて知った。
ウツ病回復期の方が本を書くというのは珍しい。
と、本書でも精神科医のお兄さんがおっしゃっていたが、本当にそうだと思う。
ウツ病と一言で言っても、症状を想像するのはなかなか難しいと思うが、この本はわかりやすい。
ウツ病とは言われていないが、手前で治療をしたことのある自分には、思い当たる症状ばかり。
あれ、かなり辛いんだよな。。色々と。
自分はならない。と思う人でも、身近になる方はいらっしゃると思うので、参考に読むと理解しやすいと思う。
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2日(ほぼ1日)で読了。
単行本もあるようですが、漫画で読みました。
サーっと読めました。
うつ病になった将棋の棋士である原作者の体験記。
結構ありのままに書かれていて、リアリティがあり、また共感する。
罹患した方にしか分からない感情やモヤモヤ、卑屈感、焦燥感がすごく伝わってくる。
また、どんな言葉をかけてもらうと嬉しいのかや、面会についてなど、実際的な話もあっていいと思いました。
もうちょっと続きも読んでみたいところで漫画が終わりましたが、余韻が良かったです。
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マンガですらすら読みやすい。実際にうつ病になった人がうつ病と闘ってる自分について書いた本を読んだことがない上に、それがプロ棋士なのだから興味をそそられあっという間に読み終わった。面白かったし、自分がもしうつ病になったらどうなるんだろうかとか、周りにうつ病の人がいたらどう接すべきなのかとかのヒントが満載だった。
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本編もおもしろかった(この言い方は違う気がするが)が、コミカライズによってさらに読みやすい。
よく練られた構成だと思う。
特に終盤、羽生さんとのやり取りから、千崎さんがうつ病になった顛末をかくくだりまでは素晴らしいと思う。
千崎さんの文は、いつも明るくておもしろかったので、中卒ならぬ自称「小卒」の理由は切ない。
これもご本人ではなく、コミカライズという他の著者だから描けた気がする。
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面白い本だったけど、うつって思ってた以上に辛い
自分も全く動けない日があるし、寝れず起きれずの日があるけど、いよいよの時はちゃんと病院行こう
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プロ棋士がうつ病になってしまったお話。
うつ病で出来なくなったこと、回復を始めて出来るようになったことの一つひとつが興味深かった。
将棋を指せなくなったときは、どれだけショックだっただろう。しんどさは計り知れない。
原因は何だろうと考えたけど、原因よりも渦中での不安な思いや少しずつ回復していくところを伝えたかったんだろうなあと思った。
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元本も読んでいるのだが、結構忘れている
本作はコミカライズ
漫画ならではの表現もあり、分かりやすい
入院は1ヶ月
退院後も九手の詰将棋が解けないなど、何かと苦労する
お兄さんは精神科医、というのも忘れていた
精神科の入院というのはとにかく自殺防止
良くなってきたら散歩、昼は家から出る
おすすめは神社、公園、図書館
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直属の部下を始め、うつ病になって休職する人を何人も見てきたけど、こんな症状があるんだなというのは初めて知った。もちろん人によって違うんだろうけど。
絶望も退屈も感じない、というのが驚き。でも、氏もいうように、ほんとに人間喉元過ぎれば熱さを忘れる、なかでこれだけ克明に描けているのは読んだ価値あり。
将棋にもいや、棋士という方たちにも少し興味が湧いてきた。
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うつ病の私と全く同じ経過を辿っていて、私は怠けではなくちゃんと病気なんだと安心した。
活字を読みにくいうつ病患者からすると、漫画化されているのは非常にありがたい。
寛解するところまで書かれていたらもっと良かったと思う。