ホラーは苦手だけど楽しめた
2021/03/30 03:27
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投稿者:UrusaiTwins - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーかなと思って恐る恐る読み始めたけど、設定のわりにそんなに怖い話ではなかった。テンポよく話が進み、中だるみもなく最後まで一気に読ませてくれる。中盤の展開には唖然としたけど、絶望するところをそこで終わらせず、恨みを晴らして何とか明るい結末に持って行ってくれて、胸をなでおろした。
殺人事件の話だけど、グロテスクではない
2021/04/22 19:00
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと不思議なテイストのお話です。殺人事件を解決するのに、こんな方法で!本当にこんなことがあったら…と思います。オチもニヤリとさせられます。
ミステリーなのに心地よい
2022/08/12 18:49
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に書かれた衝撃のミステリー、誉田ワールドならさぞエグかろうと思いきや。
内容は重いがラストまで軽さを感じる作品。
姫川シリーズの菊田さんの奥様登場による和みもあり?
武脇元警部補…なかなか憎めない人物像なので、シリーズ化を期待。
怖くない幽霊×ミステリー
2021/03/25 20:26
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投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
一種のファンタジーミステリーなのかな? 軽い読み口。
幽霊の声が聞こえる被疑者を取り調べる刑事、謎の多い被害者、そして十数年前殺された少女――読みやすくてスイスイ読めました。
読後感が悪くないのがいい! 本当に軽やかなストーリーで若手の作家さんだと思ったら、なんとストロベリーナイトの原作者様だったんですね!
ドラマでしか観た事が無かったけど文体がとても好みだったので原作も買おうと思いました。ほへー。
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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリー好き
あらすじを読んで気になったので購入
予想通り面白かったです
同じ作者様の他の作品も是非よんでみたい
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件を追うのは、殺された女性と、生きている記者の二人……、ということはホラー小説か、と一瞬思ったけれど、そうではなく……。テンポはいいです。
刑事、ホラー、青春、喜劇の混在物語
2021/02/11 09:59
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに書いた通りの読後感。
欲張りすぎて物語に真実が感じられなかった。
殺人事件の被疑者雪実の捜査に呼ばれた警視庁の武脇刑事。雪実から聞かされたのは「女の人の声が聞こえるんです」。
場面は切り替わって女の子の青春ストーリー。
バスケに才能があって活躍する美波。
バスケで大学推薦を狙っていたが夢破れ不良少女、そして何者かに殺害される。
犯人は見つからなく、主人公寺田真由は社会人になって出版社に就職。編集部に転属され友達だった美波の未解決事件を調べている時に何者かに殺害される。
ここからがホラー小説。
帯に書かれている「次々と仕掛けられる伏線が織りなす衝撃のミステリー」は過大広告気味。
昔に読んだ武士道シリーズやストロベリーナイトシリーズはもっと物語に入りこまされた記憶があるが、本作は残念ながらそこまでの完成度ではない。
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傷害致死の容疑者として逮捕された雪実。そして刑事に言った。
「声が聞こえるんです。」
まさか、こんなファンタジーだとは思いませんでした。
雪実の前任者の真由が失踪し、真由が追っていた14年前の事件がとある方法で明るみに出た時、止まっていた時間が動きだし、事件の真相が解明されたのは良かったけど、それは真由との別れを意味すると思ってたのに、まさかあんなラストになるとは!
個人的に、強面の土堂がちょっとお気に入りです。あんなお茶目?な一面があったとは。
読了感爽快でした。
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『あの、、ちょっと前からですけど、声が、、、聞こえるんです』 ミステリー?ホラー?! 声が聞こえる雪実。言霊になった?真由。2人?の女性が巻き込まれる事件の真相は? 気になって先を、先を。スピーディーに読み切れちゃった。ストロベリーナイトシリーズが大好きなワタシにとっては、ちょっとしたリンクにもニヤニヤ。唯一、福澤諭吉は、、ちょっと、物語の世界から覚めちゃいそうになって頭に余り残さないように意識しながら読んだわぁ。
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たぶんね、帯に「衝撃のミステリー」とか書いちゃうから評価が低くなるのよ。”増山超能力師事務所”みたいなエンタメ系の紹介文にすればいいのにね。
全然楽しく読めましたよ。
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どうなるの?ってドキドキで、面白かった。
幽霊、じゃなくて言霊なんだけど、そういうのが出てくるっていうのが誉田作品では珍しい…よね?
毎日1章ずつ読み進めて、あっという間に読み終わった。
まず「ゆったん」が雪美じゃなかった事に驚き、土堂さんが「見える人」だったの驚き、最後に真由が現世に残ってたのにも驚いた。
***
一向にわからぬ被害者男性の身元、14年前の未解決殺人事件。ふたつの事件を繋げるのは、“他界した彼女”だった…。
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誉田さんが、心霊モノを扱うとは新鮮でした。表紙の雰囲気から、ディープでシリアスなイメージをもったのですが、思ったよりは控えめでした。読み進めるうちに段々と暗闇から明るい光へと進行していくかのように気持ちも緩やかになっていきました。
ただ、全体として、ちょっと強引に話しを丸く収めた印象がありました。
基本的に2つの話が軸となって、交互に進行していきます。
一つ目は、ある一本の通報。自宅で女性が男性に怪我をさせてしまったとのこと。後に男性は死亡し、警察署で事情聴取をする事に。そこで、女性がどこかから声が聞こえるとのこと。何もかもが不可解で、刑事はどう対応していくのか。
二つ目は、ある雑誌記者が、学生時代を交えながら、ある殺人事件を追う物語です。
最初は点と点で、何も共通点がないのですが、段々と繋がっていきます。「もしかして、こうなるのでは?」と予想はするのですが、予想外な展開で繋がらず。この繰り返しで交互に進むので、良い意味で歯痒さがあって、楽しめました。
大きな驚きというわけではありませんが、様々な伏線が張り巡らされていて、ミスリードもあったり、霊も登場したりと衝撃的なストーリーでした。
誉田さんというと、女性を主人公にした物語が多くある印象ですが、この作品でも主人公というわけではありませんが、登場する女性達が、良い意味でも悪い意味でも生き生きと描かれていました。
シリアスな展開を期待していた分、非現実的な要素も相まって、一風変わったミステリーに仕上がっていたので、ちょっと・・・と思ってしまいました。
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途中まで単純なトリックに引っかかって、全然結末が読めなかった。
トリック自体は単純だけど、それをなかなか気づかせない書き方が上手いと思った。
終わり方も面白かったし、楽しめた。
菊田の嫁が出てきて嬉しかった!
この作品は誉田哲也作に多いホラーサスペンスのシーンがほとんどないので、グロいのが苦手な人でも読みやすい!逆にそれが好きな人でも満足はできる作品!!
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こんな事、あるはず無いって言い切れる?無念な思いとかを、虫の知らせみたいな事で、片付けられているけど、わかんないでしょ!そんな風に、思う作品!良かった!!
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先に心霊ものであるというレビューをちらっと見たので、怖い話なのかな。読めるだろうかと思っていたら全くの杞憂でした。すごく面白かったです。
以下、少しネタバレしている部分もあるのでお気をつけください。
浜辺友介という身元不明の男性が中西雪実という30歳の出版社勤務の独身女性の家で、置物で殴られて死亡するという事件が起きますが、雪実は「女の人の声が聞こえるんです」というばかりで、正当防衛になります。
この事件の前にあった15年前に19歳の足立美波が殺された事件と、去年から行方不明になっている雪実の職場の前任者で美波の幼なじみでもあった寺田真由の事件が関わっていることがわかってきます。
そして雪実の聞いている声というのは、実は既に殺されていた真由の声であるということがわかります。
ホラーや怪談話ではなく雪実と真由の仕事が縁で、事件の前から結ばれていた絆でおおもとの事件を解決していく様子は爽快で、とても面白くスカッとしました。
話の展開も驚きの連続で、一気読みでした。
殺人事件が3件ありましたが、暗くなく雪実と真由のやりとりがコミカルでもありました。
このコンビで、続編が出ればいいと期待します。