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神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫) みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー571件

みんなの評価3.8

評価内訳

555 件中 1 件~ 15 件を表示

さすが村上春樹。

2002/06/20 15:48

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤス - この投稿者のレビュー一覧を見る

阪神大震災が大なり小なり影を落としている6つの短編を収録。
正直なところ、「スプートニクの恋人」があまり面白くなかったので、あまり期待していなかったのだが、読みやすかったし、どれもが完成度が高く、また単純に面白かった。
妻に、空気のかたまりと暮らしているようだと言われ、離婚される男の話には身につまされるものがあった。人間の中身とは何なのであろうか。
次の短編では、生と死の考察、そして自分がからっぽであるという自覚から生じるもどかしさにある程度の共感を覚えた。
標題作は、個人と神の関係に多くの示唆を与えるだろう。神の子どもたちはみな踊るの踊るとは何を象徴するのか。
寓話性が高く、ユーモラスな面が色濃い「かえるくん、東京を救う」。かえるくんは善なるものの象徴なんだろうか。「ぼくの敵はぼく自身の中のぼくでもあります。」
3人の男女の関係を描いた「蜂蜜パイ」は面白いとは思うが、その世界にはすんなり馴染めない。「ノルウェイの森」が好きな人にとっては収録作の中で一番好きな作品かもしれないが。
阪神大震災は「何光年も遠く離れたところにあるように」感じていたし、その後旅行しても、その傷跡は目に入らなかった。モチーフとしてそれが関係しているのは明らかだが、内容としては個人の精神世界が中心であり、阪神大震災について気にしすぎる必要はないと思う。今という時代が感じられる作品でもある。

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死と隣り合わせの日常

2022/12/02 10:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

阪神淡路大震災の後に書かれた連作短編を収めた一冊。
四半世紀以上前の出来事だが、その後も大災害や戦争、事故などで、今日まで続いていた日常が不意に断ち切られてしまう出来事は相次いでいる。それだけに、時をへても普遍的に胸に響く物語たちだ。
収められた短編には、奇想天外にも思えるものもあるが、実は日常のすぐ隣にある死の予感について考えさせられる。

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あの日のことは一生忘れられない

2019/01/26 00:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

1995年1月の「地震のあとで」がテーマの表題を含む6作の短編集。どの作品も心に闇を持つ人達が主人公だ。小村の妻は震災のニュースを数日間見続けた後に「あなたと暮らすことは空気のかたまりと暮らすようなものだ」と言って家を出ていく。「あんな災難が自分の身に降りかかった時にこの人とは一緒に死にたくない」と思ったのかも知れない。そういった離婚の理由が当時何件かあったことを新聞で読んだことがある。どの作品も、結末の余韻に浸ることができる。どんどん静かにしみ込んでくる。とくに「蜂蜜パイ」と「アイロンのある風景」がいい。

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人は悲しみを表現できるまでにどれだけの時間があればいいのだろうか

2002/07/16 00:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本には95年の阪神大震災を核とした六つの短編が収められている。震災のあったその年の3月に地下鉄サリン事件が起こったことを、皆さんは覚えているだろうか。村上春樹さんはあの悲惨な事件に誘発されて「アンダーグランド」というノンフィクションの快作を発表している。そして、同じ年に起こった阪神大震災のことを描くのは、それよりももっと後のことになる。その違いこそが、村上春樹さんが故郷神戸の悲劇を描くことの心の迷いを如実に表しているように思う。やっと彼自身の心の傷が癒えようとしている。

 六つの短編は「かえるくん、東京を救う」を極北とする春樹ワールドとあの名作「ノルウェイの森」に連なる「蜜蜂パイ」の間を揺れているようでもある。そして、神戸の痛みとその癒しは「蜜蜂パイ」の最後の言葉に集約される。「これまでとは違う小説を書こう(中略)誰かが夢見て待ちわびるような、そんな小説を」。

 そこには村上春樹さんの決意のようなものが感じられる。それは神戸の人たちへの激励の言葉でもある。

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私の心も奪われてしまった

2002/04/12 00:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:cyappi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 6話からなる連作。最後の話を読んでいるとき、急に涙が流れ出して止まらなくなってしまった。どの部分でかは分らないのだけれど、とにかく最近流した事の無い位の量が出た。読み終わった後も止まらない。その予感はまったく無かったのだけれど、それに、最初の感触は、なんと淡々とした文なのだ。これじゃ、きっと途中まで無理矢理読む事になりそうだなぁ、と考えつつ、気がつくと、最後の話で、しかも涙が止まらない。それぞれ6つの話は完全に独立していて、その続きがあるので無し(名前でリンクしてるものが有るけど)、しかし、すべての話は、すべての人の心の中を暗示している。私の心も奪われてしまったのだ。村上さんは何故、分ったのだろうか。
 ストーリーは、新しいものではない。何でも新しい物を見つけ出そうとする最近の世の中はとてもとてもつまらない。表面ばかりを追いかけてしまうから。内面を見る暇など無く、また新しい次を探すため過ぎ去ってしまう。今まで、著者のエッセイはくまなく読んでいたけれど、避けていた小説を読んでみようとおもいました。

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2009/11/09 22:41

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2004/09/23 18:03

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2004/10/16 19:37

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2004/12/09 14:51

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2004/12/21 14:15

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2005/01/14 00:32

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2005/02/08 20:57

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2005/05/20 01:27

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2005/07/26 22:59

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2010/08/28 13:11

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