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「希望」が患者の拠り所で、「死は生の一部だ」と喝破した本

2022/06/16 21:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る

患者とのインタビュー記録を収録した本書は、昔は医師を始めとする医療関係者の間でも、苦痛に喘ぐ末期患者に人間としての眼差しを向ける基本的な姿勢が、如何に蔑(ないがし)ろにされていたかを読者に教えてくれる。

欧州スイス生まれの遅咲きの医学生である著者が米国人留学生と結婚して渡米し、「死を理解する」ために精神科医の道を辿る。その波瀾万丈な人生と不屈の精神は、自伝『人生は廻る輪のように』に詳しい。

「死の話題」を避けて末期患者を病棟の片隅に追いやるのが当たり前だった時代に、「死は生の一部だ」と喝破した著者は、末期患者へのインタビューを通じて「質の良い生」あってこそ「質の良い死」が迎えられるという理(ことわり)を臨床的に導く。

本書430頁に図解が載る「死の五段階受容説」(1.否認、2.怒り、3.取引、4.抑鬱、5.受容)は、患者インタビューや医学生・神学生、著者の活動に理解と共感を示した看護師・医師らとのセミナー(意見交換会)を通じて得られた知見と分析の成果だ。

そしてパンドラの箱めくが、「希望」が患者の拠り所となる点が最も重要だ。どんな状況下でも、人は神がもたらす奇蹟や薬効著しい新治療薬の出現を信じていたいのだ。不安と悩みを抱えた患者に「希望」の灯火を点せる医師・看護師こそが真の医療従事者の名に値する。

終末医療や死生学(サナトロジー)の先駆者たる著者も後年は幽体離脱を体験し、死後の世界に傾倒気味でオカルト色を一層深めたらしいが、輪廻転生を謳う仏教的死生観に裏打ちされた東洋的人間観、人生観に親しんだ日本人からすれば、単に先祖帰りしただけという気がしないでもない。

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国は違えど

2020/09/02 02:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る

避けられない現実と分かっていても受容が出来ない。そこに、絶望も、怒りも、拒絶も有る。
 初めてこの本を読んだ時は、仕事を変えたいと望んでいた時だった。他人の役に立てる仕事をしたいと漠然と考え、本のタイトルに究極の仕事として選ぶヒントを求めた。
その時の、この本の名はそのまま「死と死ぬこと」だった。「がん」という病が、今よりも、もっと死に近い時代だったと思う。患者も家族も、目前にした「死」をどう受容するかどころか、日本では「ホスピス」という考えさえほとんど無かった。
 だから、その世界に飛び込んでみようかと、考えてみた。
 結局は仕事を変えなかったが、ホスピスでカウンセラーをしてみたいという気持ちは残った。ただ、死を目前にした人やご家族の力になれるだろうかと考えたら尻込みした。臆病な人間には無理だった。
 今でもこの本を含め、ロス博士の一連の本は本棚にひっそりと並んでいる。誰もが避けられない事実を私も迎える時、覚悟を持って迎える縁になるだろうかと――。
 キリスト教徒のロス博士の記述は、仏教や神道に触れて育った日本人には理解が出来ない所も有る。だとしても、根本は共通するのだなと教えてくれた本です。

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アメリカの精神科医エリザベス・キューブラー・ロスの代表作です!

2020/07/20 16:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、アメリカ合衆国の精神科医で、今日では「死の受容のプロセス」と呼ばれている「キューブラー=ロスモデル」を提唱し、まさに死の間際にある患者とのかかわりや悲哀の考察や悲哀の仕事についての先駆的な業績で知られるエリザベス・キューブラー・ロスの代表作です。同書では、死とは、長い過程であって特定の瞬間ではないと説いています。人生の最終段階までに現れる、否認と孤立・怒り・取り引き・抑鬱・受容、そして希望なのだと言います。200人に及ぶ末期患者への直接面接取材で、死に至る人間の心の動きをさぐり、家族、病院関係者が、患者の暗黙の訴えと向き合うきっかけとなった画期的な名著です。同書の内容構成は、「死の恐怖について」、「死とその過程に対するさまざまな姿勢」、「第一段階/否認と孤立」、「第二段階/怒り」、「第三段階/取り引き」、「第四段階/抑鬱」、「第五段階/受容」、「希望」、「患者の家族」、「末期患者へのインタビュー」、「死とその過程に関するセミナーへの反応」、「末期患者の精神療法」となっています。

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2020/03/23 16:30

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2021/08/20 20:32

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2023/05/05 22:08

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2024/12/15 22:40

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