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みんなのレビュー47件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (6件)
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  • 星 3 (14件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)
45 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

おもしろかった!

2022/05/11 10:54

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

冤罪で宦官に落とされた青年と、検屍官だった祖父に師事していたのに見目の良さで養子にとられて後宮に上げられたやる気のない女官が後宮で起きた事件を検屍によって解決する話。

起きた事件を一つ一つ解決していって最後に全てが繋がるのもとてもよくできていて良かったし、ヒーローが後宮もので見かけるなんちゃって宦官じゃなくて本当に性をとられて屈辱を味わい、冤罪が晴れてもなお侮辱にさらされて悩んでいる重い設定だったのが個人的にはかなり評価が高い。
刑が執行済みでは、冤罪が晴れても男には戻れないからね……。

女官の方も、最初は何度もあくびをしたり居眠りをするぐうたらぶりがひどすぎてさすがにちょっとどうなの?と思ったけど、祖父の死後父に売られて無理やり後宮に入れられて検屍官になる夢を奪われたからやる気なく寝ることで現実逃避をしていた、という背景が明らかになったからね。
唯一の友人を救うために初めて自ら動いたところも良かった。
それまでの人生を不当に奪われた二人が出会うことで互いに少し良い方へ変化したのは後味も良くて好きだ。
次巻以降どう展開させるのかも気になる。

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電子書籍

読み応えあり

2023/10/25 16:46

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

近年多い中華風の宮廷を舞台のミステリーと高を括って読み始めたのだが、冤罪で宦官になった青年と、検屍となると人が変わったように有能だが普段はやる気のない女官の組み合わせでいくつもの事件を経て、一連の事件の元となった事件を解決するまでを面白く一気に読んだ。
冤罪は晴らされたものの宦官となった体や心の傷はいえるはずもなく、汚辱にさらされる青年の苦悩が根底にあり後宮内のドロドロな人間模様も含めてヒューマンドラマとしての面白味がある。

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紙の本

華やかさの影で

2022/11/11 18:35

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

中華風後宮ストーリー。
やる気のない女官と見目の良い宦官が後宮で起こる怪事件の謎を解く。
一見華やかな世界にいる二人は夢も希望もなかった。
でもこの出会いによってお互いの人生が大きく動き出した。
それが幸せに繋がると良いが。

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紙の本

うれしい誤算!?

2021/07/17 10:55

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近大流行の中国時代小説。
そのほとんどがいわゆるライトノベルズ仕様で
中身が軽すぎて心配になるほどなんだが
本作は表紙&ページ数の少なさを
意外なほど裏切って面白く読めた。
続編に期待。

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電子書籍

作中の「欅柳」はルビの通り「カワヤナギ」でいいの?ソレとも「シナサワグルミ」の事では?問題…は置いておいて、4つの検屍で明かされた「永遠ではなかった禁断の愛」と巻込まれた人々の顛末が描かれた物語開幕巻

2024/05/11 08:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る

同じ小説系でも、
1つの場面または何らかの一括り毎にサブタイトルが付いて、
1冊の中に20前後~30前後のエピソードに分けて構成されている系の作品、例えば、
『薬屋のひとりごと』
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』
『暴食のベルセルク ~俺だけレベルという概念を突破する~』
とかを最近よく読んでいて読み慣れている自分的には、この作品みたいに、序、第一章~第四章という形で、
一つの事件や一連の出来事で一塊としてサブタイトルが付けられている作品は、
時間がなくて途中で読むのを中断せざるを得ない場合とかに一段落させる区切りが付けにくかったりするので、
読む前少し億劫だったりもしたけど、あと実際に読んでみると、
作品の地の文とか、作品の雰囲気を醸し出す為の使用される漢字の傾向とか、漢字へのルビでの読ませ方とか、
が上述のラノベ系またはラノベ寄りの作品よりは、
若干一般文芸作品寄りのお堅い感じの文体に(勿論意図的に)なっているので、
最初ちょっと、読み辛さもあったけれど、暫く読んで、その傾向に慣れて順応出来れば、まぁ、
普通に読んで楽しめる内容だったな、という印象。

で、序、は、第一章「死王」の導入部分で、そのメインエピソードである第一章は、
主人公でヒロインキャラである、皇帝の寵妃の侍女「姫桃花」
と、もう一人のメインキャラである、皇后に仕える美貌の宦官「孫延明」が登場し出会う物語開幕譚。
キーワードは、棺内分娩、咬傷と破傷風と密通。
説明を聞けばなるほどな、と思うけど、棺内分娩または死後分娩、と呼ばれる現象があるんだな、
ってことは普段の日常生活で考える事がない事象なんで、
へぇ、と思ったり。

第二章「冤罪のなる木」は、
宦官殺人事件の容疑者にされた恩師の無実を証明したいという延明からの協力要請に応じ桃花が実際に、
再検屍作業を行う細かな描写が面白さのメイン、
そして延明と桃花夫々の今の日常光景、と過去の不遇経緯も明かされ、
かつ上辺でなく物事の本質を見抜く桃花との交流に触発された延明の胸中も明かされ…
な濃密内容。少し確認して気になったのが、「欅柳」に「カワヤナギ」とルビが振られていたけど、
ソレは「シナサワグルミ」ではないのか?または、ヤナギ科のモノを指したいのであれば「杞柳」ではないのか?
ソコの判別が自分には出来ず疑問が残ったままに終わった件。


第三章「猫の声」は、
気を病んでいた侍女の死体が発見されたのは自害か他殺か、で桃花が再度依頼を受け再検屍作業を行う、
のがメインの内容、あとは、
桃花との交流ですっかり魅了され想いを寄せる感じになっている延明と、
検屍官以外には興味がなく、延明の恋心に全く気付かぬ様子の桃花の対話光景というラブコメ的要素。

第四章「罪」は、コレまでに登場した死は個別のモノでなく夫々に関連性があった?
ソレを決定付ける為の、新たな再々検屍に至るまでの経緯と、明かされた真相と、桃花と延明のその後、
が描かれた今巻の起承転結の「結」または「急転」+「結」…という感じの内容。
「急転」を生んだ「友情」要素の件。

…そんなこんなで、
序盤、まだこの作品の空気感に馴染む前、特に主人公の姫桃花が登場する前の部分とかは、
ちょっと読んでて眠くなったりもしたけれど、桃花が登場して以降、色々と馴染んでしまえば、
普通に面白く読み進められて、楽しめて、よかったんじゃないかな、
で、この第1巻と一緒に第2巻も買っているので、引続き、そっちも読み進めよう、
と思えているので、それ即ち買って読んだ甲斐があった、という事なんで、満足しています。

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2021/10/30 03:01

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2021/04/24 19:18

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2021/05/09 14:49

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2021/05/24 10:36

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2021/07/05 15:17

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2021/07/31 16:21

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2021/10/10 15:00

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2021/12/09 06:45

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