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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
日岡が過去に力を削いだ五十子会の幹部・上林が出所した。出所早々、刑事の家族にお礼参りをする。そして上林は五十子会の再興を掲げ、過去の対立組織を相手に構想を仕掛ける。広島にまた暴力の風が吹き始める予感を感じた日岡は・・・。
凶犬の眼で日岡が駐在さんになっていたのは、この件が原因だったんですね。理解できました。
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
形見のライターを懐に忍ばせた日岡秀一が、すっかりマル暴っぽくなりましたね。怪物極道の上林がシャバに解き放たれることで、再び巻き起こる抗争に息を呑みます。
凶犬の眼の前日譚
2022/03/22 22:13
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかし、まぁ……。あまりにも暴力的なシーンやら、残虐場面のオンパレードで、読んでいて嫌になりました。映画をおもしろく作るためーなんですかね……ちょっとついて行けなくて……
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本作は小説であるが、小説のシリーズ第1作を原案にした映画の“続篇”として企画制作された映画の脚本を下敷きにしながら起こした小説となっている。「映画の尺」という分量の物語を小説化しているので、読み易い分量の小説に纏まっている。
『孤狼の血』のシリーズについては、映画を愉しく観たという経過が在り、小説の『孤狼の血』を読み、小説がシリーズ化されていたので第2作の『凶犬の眼』も読んだ。更に本の登場まで少し待った第3作の『暴虎の牙』も愉しく読んだ。
映画も、3作の小説も知る“一ファン”と「映画の2本目が在るなら?」と考えれば、第3作の『暴虎の牙』を下敷きに脚本が創られるというようなことを予想した。が、それが見事に「好い意味!」で裏切られた…この小説の下敷きになった脚本が新たに創られた訳である。
『小説 孤狼の血 LEVEL2』の物語は映画やその原案となった小説の物語が幕を引いた後、小説第2作の『凶犬の眼』の物語が始まる辺りの少し前の時期を想定していると見受けられる。
“シリーズ”という作品に関しては、自身のように面倒なことを言い出すファンが往々にして在るということで、ここまで面倒な能書きになっていることは御容赦願う…
国立大学を卒業後に県警に奉職している日岡刑事は呉原東署で、暴力団事案担当の“ガミさん”こと大上刑事と仕事をしていた経過が在った。暴力団抗争が燃え上がろうという情勢下、抗争を鎮静化しようと画策していた大上刑事は殺害されてしまっていた。その大上刑事の事件の後も日岡刑事は呉原東署で活動を続けていた。日岡刑事は、大上刑事の後継者を自認し、暴力団抗争を抑え込むことに腐心していた。
呉原では老舗の尾谷組に対し、広島の大勢力である仁正会の参加である五十子会が対立するというのが暴力団の業界の構造であった。そうした中、五十子会は会長が殺害されてしまって勢威が削がれていた。そんな街に、殺害された会長に最も可愛がられていた五十子会の幹部であった上林が刑期を終えて還って来たのだった。
そして猟奇的な殺人事件が発生する。ピアノ講師をしていた女性が無残な遺体で発見された。殺害された女性は、五十子会の上林が服役していた刑務所の刑務官の妹であった。
殺人事件の特捜本部が立ち上がった中、呉原東署から日岡が本部に召集された。殺害された女性が、五十子会の上林が服役していた刑務所の刑務官の妹であったことから、呉原の暴力団関係の事情に明るいという事情だが、この特捜本部の管理官を務めることになったのは、大上刑事が健在であった頃に色々と在った嵯峨であった。
凶悪な、或いは凶暴な破壊的暴力の権化のような上林が広島の暴力団の業界を瞬く間に席巻し、呉原に大きな抗争の火種が沸き起こる。それを阻もうとする日岡刑事は如何するのか?
という闘いの物語である。大変愉しく読んだ!!!
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このシリーズ、どんどん凄くなっていく。
反社会勢力が怖いし、殺し方エグい。で、これ読み終えて気がついたが柚月裕子さんじゃないじゃん!
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孤狼の血シリーズの中でもハードボイルド感強め。
映画にするとハラハラするであろう。
ぜひ映画も観に行きたい。
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映画観てからのノベライズ。
細かい部分で、「あ、なるほど」ってなることがいくつかあったので、もう一度観たくなってしまった。例のシーンは、文字にするとよりエグい。
この流れで狂犬の眼も映画化されるのかなー。
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映画のノベライズ版ということで予想はしていたが,残虐な場面のみ満載の薄っぺらいストーリーだった。昔ながらのヤクザの抗争モノの映画を作りたいっていう作り手の事情だけでできた作品ではないか。とても柚月裕子サンの作品とは思えない。原作者としてクレジットするのは失礼ではないか。しかも日岡が迂闊過ぎてキャラクターすらちゃんと踏襲できてないじゃないか。困ったもんだ。
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映画版は先行上映の“コロフェス”でとっとと観ました。てっきり『凶犬の眼』の映画化だと思っていたので、こんな話だったかなぁと自分の記憶力にダメ出しをしながら最後まで観て、映画オリジナルだと知った時にはドヒャーッ。原作三部作の一部と二部の間に上手くかませたものですねぇ。
で、このノベライズ。薄くて良いけど、少なくとも第一部を読んだ人か観た人でないと楽しめないと思うのですが、どうでしょう。映像も相当グロかったのに、字で見ると更にグロく感じます。ホラー並みにえげつない。
ノベライズって、「!」がやたら多くないですか。
映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/18e1cc4432847a331fef9264deb3a560
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時系列で言うと、〈狐狼の血〉と〈凶犬の眼〉との間の話。
ノベライズとあって、原作小説にはない一種のエンターテイメント性が盛り込まれている。
らしくないと言えばらしくない。
映画として成立させられるよう演出が入り、それが原作とは違う匂いがする原因と割り切って読むと楽しめる作品だ。
本の薄さの割に内容は濃く、組内部の衝突がメインのため流れは比較的分かりやすい。
主人公日岡が大上に倣って悪徳刑事になろうと奔走し、大上になり切れない姿には胸がジリジリとした。
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【孤狼の血】の続編となる映画版【孤狼の血LEVEL2】の脚本より書き下ろされたノベライズ。
前作の尾谷組と五十子組の抗争から3年後、平穏が保たれていた暴力団の間に、刑務所からとんでもない鬼畜外道が出所し、再び激しい抗争に発展する物語。
前作の【孤狼の血】は原作・映画ともに視聴済みかつレビューの通りだ。シリーズ作【凶犬の眼】も傑作だった。ズバリ、私は本シリーズ作品のファンである。
度々CMで流れる映画【孤狼の血LEVEL2】を観に行こうと思案するも時間が割けず、だがしかし我慢も出来ず、本作を手に取った次第である。
ページ数も少なく、読みやすく2時間ほどで読了。
正直、ノベライズとあって、期待をせず読んだのだが期待を超えて面白かった。
いやはや、何せ前作の映画を視聴したが故、文字で綴られる残虐行為は推測の域を出ないまでも、妄想の域にあって鳥肌ものだ。兎角酷い、グロい。恐らく描写通り映像化されているであろう。これは是非とも映画館で観たい。
早速、今週末に映画館へ行く予定がある。
娘と約束した【劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ】を観るために。
ワタクシ、パパ。ドント・クライ
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ドハマりした柚月裕子作「狐狼の血」シリーズの映画版LEVEL2のノベライズ作品。
今日も仕事なのにベッドに入ってから読み始め、結果徹夜で読み終えてしまった^^;
尾谷と五十子の抗争から3年。
「暴虎の牙」で暴れまくった虎よりも危ない奴が登場します。
それは一ノ瀬によって首を落とされた五十子会正平を唯一のオヤジと仁義を通す昭和の匂いがプンプンする上林。
まぁ無茶苦茶にヤバイ奴です。
どんなにヤバイかと言うと相手が生きている状態で目に親指を突っ込み目ん玉を取り出すことを躊躇なくやれる程ヤバイです(><)
本作も痛いシーンが満載ですが、primeにて映画版「狐狼の血」を見た私には活字を読みながら脳内に動画として絵が浮かんできました。
本作で何人死んだんだろう?
数えてもなかったですが、シリーズで最も多くの死者が出たと思います。
原作では語られなかったオリジナルストーリー。
残念なのは勾留されているので、本作で一ノ瀬の出番がなかったこと。
ガミさんの魂をジッポと共に引き継いだ日岡。
続編を期待しちゃダメなのかなぁ...
説明
内容紹介
2021年夏公開の映画「孤狼の血 LEVEL2」完全ノベライズ!
広島の裏社会を治めていた呉原東署の刑事・大上亡き後、その遺志を継いだ若き刑事・日岡秀一。
警察権力を用いて暴力組織を取り仕切っていたが、広島に再び、抗争の火種が。
出所した“悪魔”上林が、日岡により壊滅状態に追い込まれた五十子会を再興すべく動き出したのだ。
復讐に燃える上林は、常軌を逸した残忍な手段で勢力を強めてゆく。
信念の刑事・日岡と、極道としてしか生きられなかった男・上林の、哀しき死闘が幕を開ける!
著者について
●豊田 美加:ノベライズ作家。作品にドラマシリーズ「SPEC」、「おんな城主 直虎」ほか多数。
●柚月裕子:1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『凶犬の眼』『暴虎の牙』『最後の証人』『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『あしたの君へ』『慈雨』『盤上の向日葵』などがある。
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正直、期待してなかったけど、
めちゃくちゃ面白かった。
確かに、大上の後釜をこんな若造に?
って思って読み始めたから色々と納得。
全体的に観てもスカッと読み終えた。
まだまだ続きが読みたい作品。
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前作に比べて面白みがなくなってるような…ノベライズだからか。うーんとりあえず映画も見てみようと思う。
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映画『孤狼の血 LEVEL2』のノベライズ。ノベライズとはわかっていたけれど、、、、、これはいただけない。〝暴力〟ばかりが全面に。。柚月作品とは別物。