本屋開業のことと野良猫のこと両方がわかる。
2018/09/16 18:33
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投稿者:金山-Kinzan - この投稿者のレビュー一覧を見る
本好き+猫好きの安村正也が開いた本屋「キャッツミャウブックス」開店までの道のりを紹介しています。
著者はフリーの記者井上理恵子氏。店主は「協力者」となっています。
「猫カフェではなく本屋です」とわざわざ店の看板に注記してあります。確かに、間違えやすいです。
店主安村氏は、元々本好きであり、猫好きでありました。その両方を思いを達成するため、「猫本屋」を開業しました。店内の店番をする猫はすべて保護猫。猫を保護するという理念も達成しています。しかし、夢の実現は、理想だけではかないません。安村氏も、「自宅兼店舗」にしたため、1000万円以上のローンを組んでいますし。理念だけでは本屋の経営は無理です。
どのようにして本屋を開業にこびつけたのか、その実務的な内容がわかります。
猫は「可愛いだけの動物ではない」と断言しています。猫は獲物を持ち帰る。小動物の死骸がベットの下に散乱していたそうです。知人もそれで泣きそうになったことがあると言っていました。
野良猫をめぐる問題もわかります。
野良猫にえさをやる人がいますが、食べ残しが腐ったりいろいろで、結果蚊やハエが発生する。不衛生で、変な病気が発生することにもなりかねません。しかも早い猫は生後四か月で子猫を産むとありますから、野良猫は増える、悪循環です。
一部の悪質な業者は、狭いケージに雄雌を押し込めて、大量繁殖させる。ペットショップに来れるのは一部。ペットショップに売れない子を「引き取り屋」と呼ばれる業者が引き取って野山に放したり餓死させたりするケースが後を絶たないそうです。
「ペットショップで犬猫を買うという意識が変わらないと」とLove&Co.(イヌネコの里親制度の普及をめざす)の矢沢苑子(そのこ)さんは話す。
本屋さんの開業についても学べる、保護猫についても学べる、中身の濃い一冊です。
猫カフェと思いきや
2019/03/07 07:23
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫の本ばかりがおいてある本屋さんなのですね。
私は猫を飼ったことがないので、猫あるあるなどはわかりませんが、猫の写真は見てるだけで癒やされそうですね。いつか、この本屋に行ってみたいです!
『夢の猫本屋ができるまで』
2018/11/14 21:23
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本×猫×ビール=Cat's Meaw Books キャッツミャウブックス
ビブリオバトルが好きな会社員が
《猫の本ばかり新刊も古本も扱い、ビールが飲めて、猫が店番をする本屋》
を構想して“パラレルキャリア”で開店し、軌道に乗せるまでの記録
店番するのは保護猫で、収益の一部は保護猫団体に寄付
クラウドファンディングで資金を集め、世田谷の住宅地の一角に出店
試行錯誤しながらもオープン6か月で営業損益約29万円
そんな前代未聞の《猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける》猫本屋を犬派のフリーライターが取材してまとめた、本と本屋と猫を愛するすべての人に贈る夢の本
ただの起業ノウハウ本として読むのはいかにももったいない
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きな猫に特化した猫本屋を開いていく楽しさが伝わってきて、よかったです。保護猫団体に協力することも、素晴らしかったです。
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保護猫が「店員」として常駐
店内の本は「猫本」
ビールが飲める
収益の一部を保護猫団体へ寄付
そんな本屋「Cat's Meow Books」はいかにしてできたのか?プランニングから準備、開店、そしてその後までを具体的な数字をまじえながら伝える一冊。本屋を始めたいと思っている人にはヒントがいっぱいあるし、猫と本屋を愛する人なら読んだ方がいいと思う。著者は『最後の色街 飛田』などの著書がある井上律子さん。
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「猫」×「本屋」×「コーヒー」の「猫本屋」の話・・・となったら読まずにいられません。
世間もネコブームですが、我が家も末娘を中心にネコブームです。
この本は
・保護猫が「本屋の店員」として常駐
・店内の本はすべて「猫本」
・収益の一部を「保護猫団体」に寄付
・資金の一部はクラウドファンディング
・住宅の片隅を店舗に
というユニークな特徴を持った「Cat's Meow Books」という本屋さんが、どうやって開業し、運営したのか、ホントだったら聞きにくいお金のリアルな話も含めての裏話満載の本です。
最近、特定のテーマに特化した本屋さんや、本を売るだけでない別のサービス(カフェ併設や雑貨販売をしたり、イベントを行ったりなど)といった本屋さんが増えてきています。
こういう時代の流れなら自分も本屋さんやってみたいな、なんてちらっと思ったりもしましたが。
なかなか難しいようです。仕入れひとつとっても本の流通ルートは特殊なので。
まぁ難しいから、こういうおもしろい本が出てきてくれたんですけどねw
実際、本当に「本屋を開業したい!」と思っている人にとっては参考になるかもしれません。
ちなみに、猫本の売れ筋はやはりあの絵本たちだったと知り、納得。
「11ぴきのねこ」シリーズ
「ノラネコぐんだん」シリーズ
やっぱ鉄板なのね、このシリーズはww
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TVで見たことがあった猫本屋さんの開店記。ぼんやりした夢が形になって滑り出していく過程が近しくてでも第三者的な記者目線で綴られていく。
・良かった点
書くプロの文章なので、時系列とか焦点とかスッキリして大変読みやすい。あとTVでは(当然)ふんわり夢叶えました〜ぽく編んであったけど、本は運営のお金やトラブルやらまで書き込まれててああやっぱ大変でだからこそ店が宝物なんだなあと思った。あと作中で紹介された本を読んだら良かったのも得した気分。
・無理かなぁと思う所
パラレルキャリアで行こうと思うと自分の休みが取れなそうな所。最初軌道に乗せるまでが踏ん張り時なのはもちろん分かるし、好きでそんなの苦にならないんだろうけど、根がぐうたらなので安易に真似できないなぁと。夫婦で協力体制とはいえすごいよ本当。
総評
思う所色々あって面白かったです。こういうネットにはできない本屋近くにあったら楽しいだろうなあと思う。
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普段は手に取らない、やや「ビジネス」や「自己啓発」寄りの本ですが、ブクログさんにプレゼントしていただきました。
自分の思いを人に伝えるというのは本当に難しくて。取材というのは、どうしても取材した人の価値観によって、意図しない言葉に書き換えられてしまう。この本屋さんのオーナーもそういう「メディアに載ること」で生じる辛さを感じておられるようだけれど、最終的に出版にまでこぎつけたのだから、この本に関しては納得されたんだろう。「あとがき」には「これは生の証」なのだとありました。そんな風に言える本が出版されたことは、とても喜ばしいことと思います。
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・自分が心地よい空間
・「本×●●」
・「本の場」的な文脈と共存させる
・「本屋は人が来てくれるので、いながらにしてインプットできる仕事」
・「●●専門」という範囲内で、いかに遊ぶか。
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2017年に三軒茶屋でオープンした、本と猫の店。「キャッツミャウブックス」。そんな一風変わった猫本屋が開業するまでの奮闘記。
店主の安村さんはパラレルキャリアで、会社員を続けながら「夢の猫本屋」を開店させた。
内容の大半は本屋開業までの道のりとなっていて、プランニング、資金調達の為のクラウドファンディング、取次との交渉といった開店にこぎ着けるまでの困難が描かれている。
中小型の書店が次々に潰れ行く現代に、それでも、猫と本屋が助け合う新しい本屋の形を実現させた、本と猫を愛する人に知ってほしい一冊。
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平日は会社員、週末は猫の本屋さん。キチンと計画を立てて自分の夢を実現した人の話。夢を明確に持っている人の強さに引き込まれます
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以前テレビでこちらの本屋さんが取材されていて、ずっと気になっていたので、タイトルを見て即購入。
意外にご本人が書いているのではなく、ライターさんが書いている本でした。
実は私、猫好きだし本も好き。
商店街の近くの3階建ての家に住んでいまして、1階はもともと店舗。
いつか本屋さんできたらいいな、と思っていたので、この「保護猫が店員の本屋さん」には並々ならぬ関心があったのです。
構想から実際に出店するにあたって数々の困難があり、そこを一つ一つ乗り越えていく様がこの本には描かれているのですが、率直な感想は「大変だけど楽しそう!」です。
いつか、同じようなことができるといいなと、さらに夢みがちになってしまいました。
もう一点、この「Cat’s Meow Books」の店主、安村さんはもともと「ビブリオバトル」をされていたそう。
私、この「ビブリオバトル」にも前々から興味津々だったもので、本当に楽しく読むことができました。
いつかビブリオバトルに参加することができたなら、この本で参加してみたいです。
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素敵な本でした。「本×猫」の本屋を開きたいというスタートから、様々な課題を乗り越え、そして猫が繋いでくれた縁もあり「キャッツミャウブックス」を開店させる事ができた店主の安村さん。その安村さんを近くで見てきた著者の井上理津子さんの本です。
感想を簡単にまとめるなら3つ。
①お店を開くのは(経営も)、想像よりも大変なんだなー(近所の本屋さん頑張ってー!←心の声)②やっぱり猫は人と人を結び付けてくれるんだなぁ…(しみじみ。。)③大変そうだけど羨ましい!(自分の働き方も顧みました…)
です。人生=猫と言っていいほど猫好きなので、いつかお店に伺いたいなと思いました。本のなかで紹介されていた本も読んでみたいと思います。
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舞台となったCat's Meow Booksで購入。どちらかというと先に読んでから行けばCat's Meow Booksをより堪能できたかも。あ、でも買わないと売り上げに貢献できないか。本屋さん開業本でもあり新しい生き方本でもある。なかなか一般人ではできない生き方ではあるけれど。でもチャレンジのしがいはあるかな。これから安村家/Cat's Meow Booksがどう進んでいくのか注目。
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夢を叶えるには
まずは声に出して宣言する
簡単なようでこれが一番難しい
でも想いはもっているだけでは何も考えていないのと同じ
猫のために何ができるのか
足し算ではなく掛け算の人生を私も歩いてみたいと思った