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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
沖縄に実際に住んでる・住んでた人の感覚は、
そうじゃない人には分かんないよね。
未だにアメリカ兵の起こす事件は無くならないし、
なんだかんだで本土との経済格差もあるし。
沖縄のことが痛々しい
2024/07/30 20:05
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
英雄オンちゃんがいなくなり、アメリカに立ち向かうリーダー的存在を失った沖縄の人たち。米軍機墜落事故の描写がすごく痛々しい!海兵隊に翻弄される沖縄警察、自分たちの大切な土地を取り上げられた人たち。心が痛む。予定確認にない戦果とは何なのか?だから下巻を読んで、どうなっていくのか知りたい。
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グスク
レイ
ヤマコ
オンちゃん
そして、ウタ
オンちゃんの行方は?
グスク、レイ、ヤマコの思いとストーリー!
そして、予定にない戦果とは?
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山風賞受賞作ってことで。直木賞も取ってるしね。沖縄の戦後史を元にした活劇。ヤクザの両巨頭、聞いたことのある名前だと思ったら、やはり実在のレジェンドでした。沖縄ヤクザ史ムックを読んだ時の記憶が残っていた。それだけインパクトが出かかったということなんだけど、本作中でも両人の存在感は大きい。主人公もそこと絡めて描かれているから、なおのこと。米国と戦い、うちなんちゅとも戦い、更にはしまんちゅ同士でも争い合う。凄まじい闘いの日々の行く先には…?下巻では、どんな結末が待つのでせう。
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真藤順丈『宝島(上)』講談社文庫。
第9回山田風太郎賞、160回直木賞受賞、第5回沖縄書店大賞受賞の3賞受賞作というから期待は高まる。上巻が450ページ余りで下巻が250ページのアンバランスさ。上巻には第一章と第二章が収録され、下巻は第三章のみの収録だからアンバランスなのは仕方が無いか。
1950年代から1970年代の沖縄を舞台にしたなかなか先の読めない展開の小説。正直に言って、自分の好みには合わない。
第一章は序章に過ぎず、オンちゃん、グスク、レイたちが戦果アギヤーの仲間たちと共に嘉手納基地を襲撃し、米軍に追われるところから物語は始まる。逃走の過程で行方不明になった島の英雄オンちゃんの行方をグスクとヤマコが探し、レイは刑務所に収監される。
第二章。グスクは刑事になり、ヤマコは教師になり、レイはテロリストとなって、再開を果たす……
定価924円
★★★
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現代の沖縄の人はこの沖縄言葉の混ざった小説を自分たちの言葉として感じていけるのだろうか。読んで理解するより感じて心に響く沖縄返還前後のストーリー。なんだかよくわからない勢いに駆り立てられながら下巻へ。
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上下巻の本が続く。3連休でもあるし何とか上巻はいけるだろう。
1952年の沖縄、米軍基地に忍び込んで物資を奪う「戦果アギヤー」として活躍していたオンちゃん、グスク、レイと、オンちゃんに好意を寄せるヤマコ。
極東最大の軍事基地「キャンプ・カデナ」に忍び込んだ夜、米軍に追われたオンちゃんは行方不明になり、後に残された3人は紆余曲折を経て、グスクは警官に、レイはやくざに、ヤマコは教師になって、戦後の沖縄を生きる、というお話。
米軍施政下の沖縄で実際に起きた事件とやくざの抗争に3人の行動が絡まり合いながら熱くスピーディーに話は進む。
小学校への米軍機墜落事故の衝撃などを含め戦後の沖縄で生きる人々の苦難の暮らしもつぶさに描かれ、今更ながらにその歴史の中身を反芻したが、結構深刻な内容でありながら、語り部の合いの手もリズム良く、軽やかに語られたのはこの本の値打ち。
オンちゃんが消えた謎やその夜に探し当てた“予定にない戦果”を探る流れはまだまだ緩やかであったが、節々に挟まれる、刑務所の暴動、西原飛行場での抗争、ハーバービュークラブでの拷問、悪石島への暴風下の航海、高等弁務官の暗殺阻止などの活劇の疾駆感には血が騒ぐ。
一方で、グスクが刑務所でカチャーシーを踊る場面の浮遊感やヤマコがオンちゃんへの未練と訣別する場面のきっぱり感も良かった。
★は下巻にて。
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沖縄言葉に意識しすぎてストーリーが入りづらい笑
でも教室に飛行機が墜落した時のシーンはそのむごたらしさが想像できた。
下も引き続き読もう。
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面白かったです。戦後の沖縄の様子が目に浮かびました(フィクションなのかもしれないけど…)。レビューにもあったように、たまに入ってくる作者の括弧書きコメントはたしかにいらなかったかもしれない…
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歴史の本には語られない、戦後の米軍統治下の沖縄の様子が分かります。
第一部は、進んで読み進めるほどではなかったですが、第二部は、ハマっていきました。ただ、方言が多いからなのか、わたし自身、気持ちが寄り添えるほどの知識がないからなのか、今一つ現実味がなかったです。
今まで触れることのできた戦時中と戦後の日本の様子とはかなり違っていて、沖縄という地域での特殊性が色濃く出ているのかなと思いました。本当の部分がどこまでなのかはわかりませんが。
失った過去を抱えながらしなやかに生きる。それは一見強さを持った尊い生き方に見えるけれども、そうしなければ生きて行けない現実から、逃げられなかった結果の生き方とも言えるんじゃないかなと思いました。
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直木賞受賞のニュースを見てから、ずっと読みたかったけど全然古本屋に出回らず後回しになっていた作品。
大好きな沖縄の暑さ、湿気までも伝わるとともに、知らぬふりをしていた戦後の沖縄の状況が痛いほど伝わった。
アメリカ人と結婚してアメリカに住んでいる私に出来ることはなにか考えさせられた。
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読了まですごい時間かかった。テンポよく読めない。沖縄ことばのルビかもしれないし、話しことばのような文体のせいかもしれない。
それはそれとして、沖縄は辛い経験をしてきたことがわかった。気楽に沖縄へ行けなくなった。(行ったことないし行く予定もないけど)
後半、下巻に向けて話が盛り上がってきた。下巻に少し期待。
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ウージ(砂糖黍) 振り払えない数多の記憶 ユンター(語り部) 雄々しく呼吸を深めて 戦果アギャー(戦果を挙げる者) 怠りなく準備をして 嘆きや憤りが混淆(チャンプルー)された表情は張り詰め過ぎて あの戦争を生き抜いた島の女の金科玉条 意識の海を泳ぎ回る思念の魚を網にかけて、舌で鱗の一枚一枚を剥がすように吟味した。 どんな語り部(ユンター)でも太鼓判を押すだろう 稀代のアジテーターの面目躍如 ふした臥した男は衰弱し過ぎてた 与那国島の西崎から眺める夕陽の美しさ 悪霊(マジムン)達にも追いつかれない速度で走ってきた トロフィー・スカル グスクは城(キャッスル)という意味らしいね 軍司令部(ライカム)の主導で アメリカと琉球を架橋するのさ 壜ビール ちき知己を頼って 胸の高鳴り(チム・ドンドン) なき英雄の為の弔歌 しょこう曙光 ぎのわん宜野湾 ちき知己 擦り減った心身を癒すじう慈雨のような言葉に ごうぜん傲然と見下ろしている こうしょう哄笑 ユタの信仰や紐帯ちゅうたいになっていくもの ウタキ(御嶽おたけ) せいそう盛装の紳士淑女が杯を交わし
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沖縄返還50周年、そして慰霊の日(6/23)に合わせて。最初はちょっと途惑うが、島言葉を織り交ぜた語り口が特徴的。時代の波に翻弄される4人の沖縄人の物語。アメリカ占領下の象徴的な事件・事故を絡ませながらの展開は、瀬長亀次郎の登場あたりから俄然熱を帯びてきて、ページを捲る手が止まらなくなる。即下巻へ。
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沖縄本土返還50周年を機に読んでみた。
国のせいで苦難が多くて本土のこと許してくれるんやろうか。
4人の幼馴染がそれぞれヤクザ、警察官、教師になって行方不明になった英雄の謎を追う。