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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠くて行きづらくて何もないけど、めちゃくちゃ海が綺麗な離島で、あのオルゴール専門店がオープンしました。
この店に訪れた人たちは、何か悩みを抱えてたり、一歩が踏み出せずに躊躇していたりしますが、自分の中になる曲を手に入れることで人生を見つめなおしていきます。
北のお店をクローズしてから10数年経ってる様子。その間、店主がどうしてたのか気になります。
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ありえないほどうるさいオルゴール店」の続編と知らずにいきなり読みました。
オルゴールが題材になっているだけに、優しく小さな事でも心に響く短編でできています。
南の島が舞台ですが、そこはリゾート地としての賑やかさとはかけ離れた静かな環境。
そして他人の心になっている音楽を聴く能力を持っているオルゴール屋さん。
その組み合わせが不思議とピッタリとはまります。読みやすかったです。
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投稿者:TOM - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の心に流れる音楽が聞こえる、風変わりな店主が、南の島の小さな店で、お待ちしています。
あなたの心で鳴っている音に、あなたは、きっと気づいていない――。
「ありえないほどうるさいオルゴール店」の続編ですがちょっと前作と雰囲気が違います。前作の登場人物がチラッと出てくる別の作品と思うと楽しめると思います。
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投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ありえないほどうるさいオルゴール店』の続編。んー、前作の方が良かったかな。短編の一つ一つはいい話なんだけど、読者としては店主の特殊能力で作られた奇跡のオルゴールが人と人とを繋いでいく素敵な話を期待してるわけで。それってオルゴール関係ないじゃん!ってツッコミたくなることしきりの今作。前作で1番のお気に入りの短編「よりみち」で3歳だった男の子が二十年近く経って再登場。この「みちづれ」こそがオルゴール店の本領発揮と言える作品。あと、前作で店主との恋が成就しそうな所で終わってた瑞希ちゃん、見事射止めたんだね。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
フィクションだからね、生活のこととか考えなくていいしね。
オルゴールひとつで悩みが解決したり、幸せになれるのなら何より。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ありえないほどうるさいオルゴール店の続編です。そして、あの登場人物が、それぞれ成長して、出てきます。とはいっても、メインの、登場ではなく、脇役が、多いですけどね。個人的には前作ほど感動はなかったですね
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1冊目より、人とのつながりが丁寧に描かれている気がしました。
ちょっとだけ他の章の登場人物が出てくるので、連作短編としても楽しめます。
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『ありえないほどうるさいオルゴール店』の続編。
北の街でひっそりと営業していたありえないほどうるさいオルゴール店が、ある日店を閉め、遠く離れた南の島にもどかしいほど静かなオルゴール店として再開。
耳がよすぎる店主にだけ聞こえる誰かの心に流れる曲。
自分の心にはどんな曲が流れているのだろう。いつかこの先、なにかとても苦しいことがあったとき、あるいはとてもうれしいことがあったとき、ガジュマルのオルゴール店に行ってみたいな。そして自分だけのオルゴールを作ってもらいたい。
どんな曲を聞き取ってもらえるのだろう。なんだかすごく楽しみだな。
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「耳利きの職人が、お客様にぴったりの音楽をおすすめします」
ここは、お客様の心に流れる曲を、世界でたったひとつのオルゴールに仕立ててくれる、不思議なお店。
"小さな箱"に入っているのは、大好きな曲と、大切な記憶……。
北の小さな町にあった『ありえないほどうるさいオルゴール店』が、最果ての南の島で、リニューアルオープンしました!
今回も、7つの物語が奏でる美しいメロディーに載せて、やさしい涙をお届けします。
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大きなガジュマルの木の根方にあるので「ガジュマルの店」と呼ばれる店で開業したのは、オルゴール店だった。普通の既製品のオルゴールももちろん売っているが、その人の心のなかに流れる曲を、店主が聴き取ってオルゴールを作ることもできるという。そんな店を訪れる人々が抱えるさまざまな屈託を、オルゴールの音色が穏やかに解きほぐしていく。スポットライトは店主に当てられるわけではなく、店を訪れる人々を照らし、爪先を向ける方向を示唆してくれる。結果が読者にゆだねられることも多いが、そこがまた心地好いところでもある。まだまだ続きがありそうでわくわくするシリーズである。
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人の心に流れる音楽が聴こえるという店主が営んでいるオルゴール店のお話。前作は北で、今作は南。前作の方々が出てくるのも嬉しい。私の心に流れる音楽でオルゴール作ってもらいたい。
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「ありえないほどうるさいオルゴール店」の続編。
前作では北の観光地が舞台だったが、今作品では南の島に店を移したようだ。ちなみに前作で店主に想いを寄せていた女性も出て来る。なかなかのバイタリティ。
相手の『心の中に流れている音楽』が聴こえるという不思議な能力を持つ店主が営むオルゴール店。
今回も様々な客たちがやって来る。
島に戻ってきた幼なじみにプロポーズしたい郵便配達員の青年、夫から離婚を切り出されて島に逃げてきた女性、一時滞在中の生意気な少女と仲良くなった島の少年、マイペースな研究者の夫と島で暮らすことになった外国人女性、メジャーデビューして直ぐに表舞台から消えた友人を追ってきた男性、島神様へ歌を捧げている『ババ様』、そして難聴の兄と共に島に来た女子高生。
オルゴールを作ってもらう人もいれば、店主と接するだけの人もいる。
いずれも共通するのは、このオルゴール店に来て店主と接していると気持ちが落ち着き焦りや不安などのネガティブな思いから一旦離れリセット出来ること。
短編集なのでそれぞれの結末がはっきり書かれていないものもある。だがどのような結末であれ本人が自ら一歩踏み出そうとするところはホッとする。
小さな島での話なので、それぞれの登場人物たちが後の話で交錯するのも楽しい。少年と生意気な少女との小さな恋は可愛らしい。
最後の話の耳の聴こえない青年はもしかして…と思ったらやはりだった。しかし第一話では三十代半ばだった店主が、最終話では青年と女子高生の『親くらいの世代』になったということ、もっと言えば前作から『二十年近く』経っているということは、この島が気に入って腰を据える気になったということだろうか。
※「ありえないほどうるさいオルゴール店」レビュー
https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4344032926
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うれしい続編。
舞台は北国の港から南の果ての島へ。
1話40ページ弱の短編集で読みやすい。
いろんな立場の、些細な感情や出来事をテーマにした、オルゴールを聴くときのように穏やかな気持ちになれる作品。
前作と比べると、一つ一つ中途半端なところで終わって、その後が気になるのに…と思わせるものが多かった。
だけど今作もよき。
この本の中では、最初のカップルの「カンタナ」と、店主とババ様の「からっぽ」がすき。
そして何より、最後の「みちづれ」。まさか前作のあの子のその後が描かれているなんて!
あと、周りを魅了させるババ様の歌声が気になる。聴いてみたい。
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南の島にオープンしたオルゴール屋さんは、客の心に流れる音楽をオルゴールにできるという。その店を訪れる、少しつかれた人たちを描いた物語で、ほっこりする話が多い。
オルゴールの音を聴くと、懐かしい気持ちになったり、時には涙しそうになったりするが、このお店ではさらに、自分でも意識していなかった音楽や、それを通じて、その人の大切な人への思いに気づかせてくれたりする。
こんなお店があるなら行ってみたい。たくさん好きな曲があるなかで、そのときに自分の心の中に流れる音楽はどれだろう?
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本の帯に
涙がとまりませんでした。
ピュアでときめく物語。
読むと人にやさしくしたくなる、そんな一冊
心の中が優しさで溢れます。
何だか、ハードル高すぎかしら?
と思いながら読み始めました。
カナンタ 祐生
バカンス 理央
ゆびきり 颯太
ハミング ハンナ ハナ
ほしぞら 幸宏
からっぽ 千代
みちづれ 咲耶
カナンタ
過去はたやすく消せない。だから、新たに未来を積み重ねるしかない。
バカンス
愛情も、腐れば生ゴミのように臭気を放つ。
あるいは、こわれて動かなくなり、がらくたと化す。
ゆびきり
わたしは颯太のこと忘れないよ。…確信に満ちたユリの声音が回っている。同じ旋律をいつまでも繰り返し奏でる、オルゴールみたいに。
ハミング
ハンナははっと息をのんだ。夢では、ない。
誰かが、それもすぐそばで、気持ちよさそうにあの曲をハミングしている。
ほしぞら
きっと仲よくなれるって、だって、おんなじ曲が心の中に流れてるんだよ。こんな偶然めったにないよ。
からっぽ
そうだろう。なにしろ、あのにぎやかな島神様が、彼のことだけは黙って島に迎え入れたのだから。
みちづれ
兄がそっとオルゴールのふたを開けて、中の器械をのぞきこんだ。咲耶もならう。耳から、目から、なつかしい旋律が沁みこんで、胸いっぱいに満ちていく。
南の島時間とオルゴールの櫛歯をはじくようすが、きれいにリンクして、美しい波紋が見えるようでした。
歌の神様に選ばれたの?
じゃあ、次のばば様って!
図書館で借りる。2021・9月
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アンソロジー以外で読むのは初めて
連作短編7作
現在エピソードを少し進めてから補足の過去エピソードの持っていき方に、リズムが取りにくい
ただ、作品は優しくて心穏やかに
本当の気持ちはちゃんと言わないと伝わらないなあ