大量殺人の目的に戦慄
2021/11/01 20:06
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
犠牲者が番号札を持ってることから連続大量殺人事件と思われた一連の事件。調べても、調べても関連性が見つからず捜査は難航します。
あの連続殺人犯のピアノ教師が実行犯。身元引受人は御子柴ちゃん、もちろん古手川刑事もチョイ出てくる。
あちらこちらのシリーズが関係していて、中山ファンはニヤリとしてます。もちろん他シリーズ読んでなくても全然OK、だと思う。
さて、この連続事件の不気味な共通点に気が付く人もいます。真相はちゃんと美智留から語られます。
目的のためには手段を選ばないというか、目的を知られないためには手段を選ばない美智留の遂行意識と冷徹な頭脳。彼女はまだまだヤル気です。
モヤっとするシリーズだけど、なぜかやめられない。
反社会性パーソナリティ障害
2021/09/12 11:02
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても見事なクライムノベルだ。反社会性パーソナリティ障害は、社会の規範を破り、他人を欺いたり権利を侵害したりすることに罪悪感を持たない障害とされている。そんな障害を有すると思われる二人の悪女が出会い、手を組むことになれば、社会は混乱するだけだ。物語の結末は、今後の展開を予期させるが、反社会性パーソナリティ障害は生得的なものと後天性のものが交じり合うものなのか、と、考えてしまう。
こういう人間がいたら怖い
2022/11/12 09:39
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の楽しみのために犯罪を画策して他人(淑女のうちの一人)に実行させる淑女(もう一人の淑女)。ホテルの同窓会で一気に17人を毒殺したり、観光バスを爆破したりスポーツジムを爆発させて複数名を死傷させたり、やりたい放題で、現実にこういう人がいたら非常に恐ろしいと思いながら読みました。淑女同士の最後のやりとりも怖かったです。
合唱に次ぐファンブック枠
2021/10/08 01:00
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投稿者:unknown - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンにとっては主要キャラが多数登場するので面白いとは思いますが、美智留とさゆりの立ち位置があるとは言え、この結末はちょっと解せないかなと。
勿論、読み易く精緻な筆致は健在で、並の作家さんなら☆4なんですけどね。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑うでなく、嗤うなのです。美智留とさゆりの二人の女が、やることなすこと、考え方といい……なんともいえないです。ラストも、いわば後味悪いし……しかし、読み始めると、次々とページをめくりたくなりました。こういう話のお好きな方、オススメ……
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何かとスキャンダラスな国会議員の日坂がメインを務める同窓会で、17名が毒殺された。次々と大規模な事件が起こり、その背後にはかつて精神鑑定で医療刑務所に収監されていた有働さゆりの影がチラつき…
悪女再び。しかもダブルタッグで前回以上にドキドキでしたが、ラストまで全力疾走だった割にアッサリ終わって拍子抜けでした。
でも、逃げたさゆりと嗤う美智留が再び今度はライバルとして戦いそうで、続編を待っています。
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個人的に中山作品の中でも最強だと思う「嗤う淑女」の第3弾。
いきなり高級ホテルの宴会場で同窓会を開いていた17名が毒殺される事件から幕開け。
防犯カメラを追っていた捜査一課は犠牲者の一人でもあった国会議員の密着カメラに一瞬移った謎の女性の後ろ姿から、医療刑務所を脱出して、指名手配中の有働さゆりと断定。
しかし、有働さゆりの所在が掴めないまま、大型バスの爆発事故、中学校の校舎放火事件、スポーツジムの爆破事件と続き、どんどん犠牲者の数が増えていく…
「カエル男」の有働さゆりと美知留の最凶タッグ。
二人の目的は何なのか?
事件が停滞する中、麻生や御子柴が登場するのはファンには堪らないサービス。
次から次へ人が死んでいくシーンが続くのは、読んでいて辛い部分も。
ラストの美知留とさゆりの対決シーンは、手に汗握るほど。
美知留に警察の捜査が届く時が来るのか?
その時は麻生・犬養コンビで読んでみたい。
残虐なシーンが多かったので、今回は評価は低めで。
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悪女達だから、捕まって欲しいけどまた読みたいから捕まって欲しくないというジレンマ。
他作品の登場人物もたくさん出てきて、とっても楽しめた。
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不倫や素行の悪さで渦中の人である日坂議員が参加した中学校の同窓会で、ドリンクに毒を混ぜられ、日坂も含めて二十名の参加者のうち十七名が死亡するという事件が起きた。被害人数の多さに大規模な帳場が立ち捜査が進むも全く進展は見られない。捜査陣の気掛かりは日坂の手に握られた〈1〉と書かれた紙片。ついに不審者としてあげられたのは、脱獄していた有働さゆりの名前だった。動揺する現場、そんな時長野で大規模なバス爆破事件が起こり、またしても被害者の持ち物から〈2〉の札が見つかった……。
さゆりとミチル、出逢い編。死亡者数は過去1?なわりに壮大な前振り編(に見える)申し訳ないけど主人公が麻生班側じゃない時点で警察の活躍はないなと思ってしまった。いよいよもって中山先生既刊全読破済みでないとついていけない内容に、ほぼ読破済としてはワクワクはするけど、一冊の本としてそれでいいのか?感はどうしてもある。妙な扱いになってるさゆりと同様、なんか神格化されてる岬洋介にしか救済できないのでは。中山先生の主人公たちは揃いも揃って曲者で有能で狡猾に描かれてるわりに、基本的に犯罪者に対しては全面的に後手後手&敗北なのだけそろそろどうにかならないかなあ。そりゃ事件が起きなきゃ話は始まらないんですけども。なんだかんだ言って今回もまんまと楽しく読んで次を楽しみにはしています。
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シリーズ三弾目
筆が早くて大勢の主役を出してきた筆者さん。
こいつにヤラレルかこいつにヤラレテ終幕するシリーズがありそうで愉しみ!
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淑女シリーズ第3弾
一 日坂浩一
二 高濱幸見
三 大塚久博
四 古見千佳
五 有働さゆり
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高級ホテルでの同窓会で大量毒殺、格安ツアー参加者が乗る大型バスの爆破、深夜の中学校校舎への放火殺人、フィットネスクラブの爆発炎上と一見バラバラなような事件たち。ある人物による連続凶悪事件として犯人を追う警視庁捜査一課の刑事たち。実行犯・有働さゆりとその後ろに控える黒幕・蒲生美智留。二人の攻防とこの二人の今後に注視させられるラストだった。
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事前に調べることなく読み始め、あっという間に読了。
途中からうっすら疑ってはいたけれど、やっぱりシリーズ物だったのか…。最新作から読んでしまいました。
それでも最初から最後まで前作を知らなくても楽しめるストーリー展開で、これ以前の作品もすぐ読みたくなりました。
みちるの様な人間は本当に怖い。
みちるとさゆり、今後の展開も楽しみです。
最後の手錠から逃れた方法は、人間に可能なんだろうか…。
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ダークヒロインのテーマのこの本
前作読んでこの人はどこへ行くのだろうって思ってました
それぞれの中で番号つけられた人、関連性が問われる中、次の事件が起きる
怖いけど一気に読んでしまいました
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圧倒的な読みやすさ。二人の悪女…というか、サイコパスっぷりが恐ろしくもあり、面白くもあり。まだまだ二人の物語は続くのでしょうか。どこかでまた最悪の再会を果たすのでしょうか。続編が楽しみです。ゲストもたくさん登場していて、ファンサービスもたっぷりでした。