様々な女性の視点から描かれる愛のカタチ
2021/12/05 21:59
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
6人の女性それぞれの物語にすぐに引き込まれた。
それぞれが本気で人を愛したからこそ苦しみ、葛藤する様子に愛の様々なカタチを見た。
たくさんいる人の中で本当に愛し合える人に出逢えるということは、奇跡のようなもので、どんな愛も自分を成長させてくれるものだと思えた。
この小説の
“好きだと思える自分になればいい。自分で好きだと思えないのに、隣にいる人には愛してもらおうなんて矛盾している。相手の愛情に不安になる前に、わたしが信じられるわたしでいること。それでも裏切られるなら、自分の愛に悔いはない。”
という言葉は、自分の中で大切な言葉になった。
思わぬ人間関係に驚き
2023/10/02 15:11
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み出した時は、短編集?!と思ったのだが、読み進めていくと登場人物が思わぬ関係性を持ち、エッと思うサプライズもあった。
読み終えた今、面白かったの一言。
不倫がメインテーマだがその根底には人に対する様々な愛の思いがあり、不倫小説の割には余りドロドロとした嫌悪感?!も無かった。
初めて読んだ作家さんだったが他も読んでみたいと思った。
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投稿者:Ssai - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャンルだと恋愛小説なのだと思うが、読みやすいのに何だかとても不思議な感覚で、何とも言えない本だった。ただ、人を好きになることの怖さを感じた。
今出会えたことに意味があると思わされる一冊
2022/02/12 15:33
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投稿者:umisorahanaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性には、是非とも読んでいただきたい一冊。
共感と複雑な心境に入り混じり、尊敬と愛情が詰まったストーリーでした。
それぞれが歩む、それぞれの人生が切なく、愛おしく感じる。
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「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」の作者さんの新刊が出ていて迷わず購入。
6人を軸にした物語だけど、構成がうまくて黙々と読み進めた。読みすすめるたびに胸が痛くなるような展開。どこに終着していくのだろうか、、、と考えながら読んだ。
好きだと思える自分になればいい。
そしたらそこに近づけることはあっても遠くはならない。それって確かにそうだしとても素敵だ。
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尾形真理子さんの新刊を見つけて即購入。
目次のキャッチコピーからもうツボ過ぎる。
小説の中の言葉達がスッと胸に入ってくる感覚は流石としか言いようがない。
登場する6人の女性達。
自分とは境遇も何もかも違うけど、何故か胸にグサグサ刺さった。性格も年齢も職業も価値観もバラバラだけど、みんな一生懸命生きてるのは同じだよね。
読めば読むほど「あれ?この人まさか…」が確信に変わっていくのが面白くて、400ページ近くあるのに一日で一気読み。333ページのある一行は、声が出るほど驚いてしまった。
移り行く季節とともに、6人それぞれの目線で描かれた物語が進んでいく。各々が重い悩みを抱えながらももがくように生きているのがたまらない。
読み終え後、もう一度タイトルを見直して「なるほど」と納得。
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結論、やっぱり女性って強いなって思わされたお話
みんなそれぞれ全然違うタイプではあるけれど芯の強さ、
人としての大きさを感じさせてくれる
細かく人物が入れ代わり物語が交差しながらお話が進んでいき、
少しづつ交わっていく…
なんだか楽しみが一つづつ増えていくような…
ハッピーエンドとは少しニュアンスが違うけれど
前向きになれる素敵な最後でした
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『永遠の愛はないけれど、ずっと好き』
6人の女性が、緩やかに繋がっている。
登場人物皆、芯のある強い女性で、それぞれに憧れる要素がありました。
そして、それぞれの愛し方があり、タイトルの『隣人の愛を知れ』という言葉に納得。
私は特に、戸鳥青子に憧れました。
強くて、自分の行いに反省もでき、他人を責めない。
それでいて、その時状況における皆が幸せになれるであろう最善策を考えられる人なのだと思いました。
最後の、青子の出した決断までの思考の過程は、
私もそういう考えが出来る大人になりたいと強く思わせるものでした。
章ごとの小タイトルの言葉選びが綺麗です。
尾形真理子さんは、本当に綺麗で温かい言葉が書ける素敵な人。
今作で2作目ですが、ずっと追いかけたいです。
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前作はキラキラした恋の話だった。
でも今作はヒリヒリする愛の話だった。
好きなだけでは幸せになれない。
寂しくて後ろめたくて苦しい。
だけど、愛の形は1つじゃない。
家族や友人、たとえ知人であっても自分を大事に想ってくれている人は必ずいる。
そんな身近にいる誰かの愛が悩める彼女たちの心を救う。
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6人の主人公がどこで誰かとつながるのか、頭の中で相関図を書きながら、ワクワクして読んだ。
6人の主人公はそれぞれに不器用に生きているけれど、自分に正直に生きているなと思った。
私はヨウの生き方が好きだな。
この物語に出てくる男性たち(ストレートな)は、ダメ男の部類に入る人なんだろうけれど、淳哉だけは、誰も傷つけず、みんなを労わりながらも、自分の気持ちに正直に生きていて、理想だなと思う。
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コピーライターだけあって文章の隙間の言葉にハッとさせられる驚きが潜んでた
取り返しをつけていく、素敵になれたら
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出てくる人全員が芯のある綺麗な人だった
個人的には、淳哉のお母さんが理想の姑すぎて心から憧れた
今の時代だからこそ、改めて考え直さなきゃいけないようなことが詰まっていたなぁ
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登場人物がそれぞれ繋がっていて、相関図を書きながら読みました。
自分の気持ちに素直になること、馬鹿だな自分って思いながらも、その人じゃないとダメなところがすごく自分と重なり合って、とても読んでいて面白かったです。
自分を自分で確立する。なかなか難しいけれど、これから確立していきたいと思いました。
全ての風は追い風で、自分がどこを向いているか、という言葉に励まされました。
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前作がとっても素敵な感じだったので、新刊を手にして分厚いことにびっくり。
電車で通勤に読み始めたら続きが気になって帰宅してからも眠るまで読み続け、ランチの後にもコーヒーショップで読み。スラスラ読み終わりました。
登場人物1人づつにそれぞれわかるよ〜。とか思えてたのに、終盤には、どうしてもリリのママにイラッとしてしまいました。
てっきり、女性だと思ってた登場人物に驚いた私は、美智子世代に近いことを自覚。
何かが残る作品じゃないけど、楽しい読書でした。
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短編集かと思いきや、
オムニバスストーリーで、
3組の不倫カップルとその周りの夫婦たちの話。
自分はどの登場人物に1番近い考えか、
興味深く読める。
ただ、どの不倫カップルも
既婚男性と独身女性の組み合わせで、
画一的。