社会的規範にとらわれず 自分の体と心に聞こう
2024/09/28 21:49
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
著者の鈴木裕介は心療内科医で、おそらく患者さんを診た経験が豊富なものと思われるが、その臨床経験をもとに、よりよく生きていくための考え方を記した本である。
2.評価
(1)筆者は、鈴木裕介の本であれば、心療内科医が教える本当の休み方.アスコム、2023.を先に読んだが、心療内科医が教える本当の休み方.の方がハウ・ツーがあった(本書における提示はp.55くらい)。それに比べると本書は考え方重視の内容である。
(2)義務感だったり、他人との力関係で思い通りにならず、休職せざるを得ない状況の人もいる中での、自分の人生を歩むための考え方は、読者の参考になると思われる。自分の体や心(頭や脳ではちょっと違う)の声を聞き、より良い生き方を目指してほしいし、その参考になるので、(1)で点数を減らさず、5点とする。
みんな我慢しているんだなって。
2022/03/27 12:17
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投稿者:ちゃこみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
お医者さまでも、ほかの有識の仕事に就いても、人間関係の問題は避けられないことなのだな。と思うと同時に、命はなにより大切。今後はおかしな上司に何かされたら逃げようとか、なにか変だったら逃げようとか、逃げることは100%悪いことではないのだ。ということを自分に言い聞かせながら生きていこうと思えました。
時代は変わった。逃げたら負けなどというのはおかしいのだ。ということを説いてくれている内容で、読んでいてすこし楽になりました。
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メンタルクエストほどのおもしろさはなかったけれど、自分と他人の(いい意味での)境界線をきちっと引く、という視点を提供してくれたように思います。
本書に出てくる「ラインオーバー」という考え方はかなり大切な気がします。で、こちらとしては他人に対してラインオーバーするつもりはないのですが、厄介なのはこちらが関心がなくても相手がこちらに対してラインオーバーしてくる場合。
最近、それらについて書かれた本もかなり多いのですが(例えばTomy先生の本とか)、それが避けにくい環境(特に職場)でそうされた場合の逃げ方というのは、なかなか難しいように思います。最終的には、転職するしかないのかなと。アメリカなどだと、人間関係が面倒なら転職すればよいという考え方もあるようですが、日本もそうなっていいんじゃないかと思います。
最終的には、物理的な距離を取るしか自己防衛の方法ってないのかな・・・。
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決してわがままになりなさいということではなく、
もっと気楽に生きていていいのだよというもの。
そのような本はたくさんあるかもしれないけど、
筆者が私に語りかけるような言葉遣いで、
責められる感じがなかったのが好感でした。
図書館で借りた本でしたが、ちょっと線が引いてあって
同じように悩む人や同じところで響く人がいたので、
多くの人が求めている本なのかもしれません。
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自分の言動のせいで周囲から敬遠され、距離を置かれているのに「自分は何も悪くないのに、一方的に嫌われ、いじめられている」
以前このような人に絡まれて、疲弊しました。
「とてもむなしく、バカにされたような気持ち」になりました。
「あなたを大切にしない人を、あなたが大切にする必要はありません。」
きっぱり言ってくれて、なんだか安心しました。
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身体感覚の「快・不快」に目を向けることは本当に大切だと思う。
この感情は、苦労は買ってでもしろとか、子育てしてるなら寝れないのは当たり前とか、世の中の普通に押し潰されてしまう。
押し潰されてしまうと、生きづらさを感じ続けうつ病に進行してしまうケースも多々ある。
せっかくの人生、自分の快で固めたいと思う。
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無理に上を目指さなくてもいいことを知れて、少し楽になりました。
ありのままの自分を受け入れてくれる人を大切にしながら、自分の生きやすい道を探していきたいです。
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良かった!
自己肯定感を高める本はよくあるが、具体例も多く実践しやすそう。
自分のルールを大切にする。ラインオーバーする人とは距離を置く。愚痴や辛いことを言う。
思考を顕在化する。
自分の欠点も認めてくれる、他人を見つける。だから自分はダメなんだ、というDWD病に陥らないように。
ラインオーバーされた人はしやすいので注意。
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flier要約
https://www.flierinc.com/summary/2943
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鈴木裕介(すずき ゆうすけ)
内科医・心療内科医。2008年高知大学卒。
内科医として高知県内の病院に勤務。
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一番最初の感想としては、内容が矛盾しているのではないかと言う思い。
やりたい事がなくてもいいと言いながら自分なりの人生を歩いていこうと言うメッセージは、結局は自分のやりたいことを見つけていくと言う事と同じなのではないかと言うように思った。
本書で気になった内容としては
●ラインオーバー
●我慢しない
●罪悪感を捨てる
だろうか。
この3つを避ける際の共通点としては、やはり自分の軸や自分の価値観と言うものを持つことの重要性。
それは他人に言われた事に従っていたら見つからず、自分自身と向き合い自分の思いを自分の言葉で言語化する必要があると思う。
これに関しては著者の意見と私の意見は一致していると思う。
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内容が優しい本。本書は、タイトルの通り、『我慢して生きるほど人生は長くない』と教えてくれる本。自分がやりたいこと/やりたくないこと、大切にしたいもの/遠ざけたいものについて、素直に行動して良いのだとを諭してくれる。「自分の欲求に素直になって良いのだ」と。私たちは、社会の一員として、他者の価値観で作り上げられた「やるべきこと」を優先するあまり、自己を犠牲にしがちだ。その結果心身に不調をきたすこともままある。「そうなる前に、自分の心身をもっと大切にしようよ。」と教えてくれる。そんな温かい本だ。
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心が疲れている人に、優しく具体的に寄り添ってくれる良い本だった。
タイトルと表紙から、ミニマリスト自己啓発本かと思ったら、メンタルヘルスケアをしてらっしゃる内科医の先生の書いた「自分の心のケアの仕方」の本だった。
著者が開業したときの理念となった
「回復の拠点となる居場所をつくる」
ということばが、強く印象に残った。
----印象メモ
関係は公正で公平である
ラインオーバーを許さない。
「謝罪は関係を回復するためだけに行う。
謝罪すること、許してもらうこと、相手のラインオーバーを許すことは全く別のもの。」
今後もこのこの人と公平な関係を築いていけるか?
「私は大丈夫、元気だよ、と示さなければいけないような気持ちになってしまったとしたら、相手は少なくとも最優先で会うべき人ではないのです。」
「回復の拠点となる居場所をつくる」
地位財、非地位財
「ニュージーランドやオーストラリアでの山登りのコースには、メインルートに山頂が含まれていません。山頂を目指す道はあくまでも寄り道という扱いだそうです。」
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ラインオーバーという考え方がとても勉強になり、気付かされた。頼らないのも、人を受け入れすぎるのもラインオーバーとは。人とのラインもだし、自分のラインも超えてはいけない。また苦しいときに読み直したい。
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現代社会とそこから生じる人々へのひずみが良くわかる本だった。自分を守るために書かれている必要なことが痛いほどよくわかるけど、本当にこれを実行していたら自分の立場が弱くなっていくなと思ってしまうこともあり、実行するのが難しいなあ、大変生きづらい世の中だなあと、改めて思ってしまった
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読みたい!で登録していたら
めちゃへこんでた(かなり重症)のとき
本の一節を教えてもらった。
即購入。
自分で読みたいと思っていて買ってない
(その時は買うタイミングではない)
そしてメンタルだだ下がりの時のメッセージで
‼️これか‼️と思って買った。
頭でわかっていても文字として本になっていると
改めて腑に落とすことができる。
明らかにラインオーバー
ここまで踏み込まないでよ、
そんなに管理を超えた監視
全面否定されてまであなたから言われることを
やるすじはないです、
それが業務だとしても、と思った。
○○しなくちゃ、○○するべき
そんなにないと思っていたし
○○したいで動いていたけれど
価値観や自我があることは否めない。
ほんとはそんなこだわりもいらないけれど
この次元に生きていると
自分を守る術が必要。
この本はそんなとこを教えてくれる一冊だ。
自分の心にちゃんと向き合う
お金と我慢をトレードしない
ジャッジする人から離れる
会社でもプライベートでも同じだな。
辞めたい理由もあるし
逃げることもあり、
人に助けを求めてもいいし、
責任もとらなくていい、
色んな「べき」を手放そう。
「本当に信頼できる1人めの大人」を探して欲しい
という一文。その人に出会うことができたら
世界とつながることができる。
私のその大人は父親だな。
だから世界は優しいし性善説で生きてこれたんだな
と改めて思った。
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他人と自分との境界線、頭と身体から出される要求の違い、人からの評価と自分の本当の気持ち。
これらを意識して過ごせれば確かに楽になれると思う。中々実践は難しいけれども。
我慢して生きるほど人生は長くない、そう考えるような歳になってきたのでこの本に書かれているように自分の感覚を大事に日々を過ごせれば良いと思う。