領地問題が一段落したと思ったら今度はクーデター。争いごとばかりで少し飽きました。
おまけに女性で人妻でもあるバイレッタの容姿ばかりを話題にする男たちの会話に気持ち悪さを感じました。
バイレッタは、作中の殆どで批判的な言動を取ってたのにどこで惹かれたのでしょう？
最後に畳み掛けるように自分の気持ちを自覚しますが理解できなかったです。
もうこの下巻で止めたかったのですが、間違って先に二巻の上下巻を購入してしまったので、そちらはもう少しわかり易い展開であるよう願います。

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主人公ageが露骨すぎるわりに全然ageられてなくてむしろ評価ダダ下がり

2023/12/26 04:54

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

領地で労働力として使っていた帰還兵が関わる問題を片付け、帝都に戻ったら夫がクーデターの首謀者になっていた。
巻き込まれて命を狙われる中で、バイレッタが夫への想いを自覚する下巻。

今回ずっとバイレッタが鈍感で思い込み激しすぎて、しかも言いたいことは言わず、話し合う気はないという態度だったので、ものすごい勢いで彼女の株価が大暴落した。
負けず嫌いで売られた喧嘩は買うし、やり返さずにはすまさないならまず自分の悪評をなんとかしろ。
あと離縁離縁いいながら婚家の領地経営に口出し過ぎでしょ。
これで離縁しますって笑っちゃう。
聡明とか有能っていう設定を押し出すために領地経営に口つっこんだようにしか見えなかったし、義父の丸投げぶりに引いた。
義父といい夫の上官といい、元同級生といい、バイレッタが男運に恵まれてないのはよくわかったけど。

逆にアナルドの方はすごく歩み寄って口説こうと努力しているのが目に見えたので株価は急上昇だった。
いや、初っぱなが底辺だったから上がるしかないのだが。
でもはっきりと好意を告げられるようになっただけ、バイレッタよりはだいぶマシまで上がったね。
結局双方恋愛経験値ゼロかつ、バイレッタが意地っ張りで、アナルドは言葉足らずなせいで無駄に拗らせた面倒カップルだったな。
個人的には結局みんな下心とか、利用価値とかで自分を見てきて、純粋に自分を見てくれない、見てくれてるのは夫だけだった、っていう自分の気持ちを自覚した瞬間の描写。
地味に純粋に慕ってたゲイルさんが流れ弾で殺されててめちゃくちゃ笑った。
作中一番可哀想な当て馬くんだったな。