紙の本
探求精神をウィットで評価する。
2021/09/07 17:15
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも「今年の受賞者発表」ニュースだけをみて「なかなかおもしろい」と思っていたけれど、きちんとどんなものか読んでみたことはなかった。様々な種類がある。その名称、内容を眺めるだけでもにやりとしたり、想像を膨らませたりと楽しい。
・コーヒーをこぼさずに歩く方法が流体力学賞。
・防毒マスクになるブラジャーが公衆衛生賞。
どうしても本家のノーベル賞と比較してしまうが、こんなのを見ると時代に合わせて賞の名称も変わっていいのかも、と思えてくる。
・2020元大統領トランプ氏を含めた首脳の一部には「医学教育賞」。授賞理由は「新型コロナウイルスの大流行を使って、医師や科学者よりも政治家のほうが、人々の生死に影響を与えることを世界に知らしめたため」。
モットーは「まず笑わせ、その後考えさせる」だそうである。どんな内容かは読んでのお楽しみ。
創設の話も載っていた。「ノーベル賞のパロディ」か、ぐらいに思っていたのだが意外に深い。探求精神はときには「やりすぎ」「意味不明」に受け止められる場合もありそうだが、そこをウィットで評価し紹介する。柔らかな頭で受け止めることの大事さを教えてくれる賞である。
1年遅れのオリンピックが終わった。評価は様々。本書を読んでいたせいかオリンピックにもこういう考え方を・・・いや、すでにどこかで「イグ・オリンピック」が行われているのなら面白い。
紙の本
時に考えさせられる。
2022/07/19 19:20
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまにマスコミのニュースで見聞きする程度しか興味がなかったイグノーベル賞であるが、この本のようにまとまったものを読むと、くすっと笑うと同時に考えさせられるものがある。
著者が科学者ではなく本職のサイエンスライターのせいか、説明が素人向けでわかりやすくユーモアを含んだ語り口がとても良い。
紙の本
誰かに話したくなる。
2021/07/08 11:45
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
科学に疎くても、興味がわく研究ばかり。クスッと笑えて誰かに話したくなる。
夏休みの自由研究の大人版だ。
粘菌の研究で受賞した日本人の話も載せてほしかった。
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<目次>
第1章 いつかは何かの役に立つ?
第2章 風変わりな大発見
第3章 生き物の不思議な生態
第4章 研究者はやってみた
第5章 極めてピュアな好奇心
<内容>
イグ・ノーベル賞。何かふざけて作ったパロディのように思えるが、まじめな研究が多くある。すぐに役立つ内容ではないが、少しずつ役に立っているものある。この本は、そうしたイグ・ノーベル賞にスポットを当てているが、調べが足りない気がする。1つの賞に4ページ。もう少し詳しく説明してほしかった。
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気軽にイグノーベル賞の研究のさわりを知るにはいい本。もちろん全体を知るには不足しているのだろうが、まあ大体どんなものかはわかるようだ(たぶん)。イグノーベルといってもけっして科学者たちがふざけて研究しているわけではなく、まじめに研究している中で一見おかしく見える発見があるということのよう。われわれ一般人に科学の面白さを広めるという意味で重要な賞なのであろう。そしてサイエンスライターさんがこういう本を書いてさらにそれに貢献するということも重要だと思う。
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これまでのイグノーベル受賞研究を紹介した一冊。分類されていて読みやすい。実際にイグノーベル賞を受賞するのはどんな感じなのかも垣間見られます。過去の受賞傾向をつかんでイグノーベル賞狙いもあり,かもしれない。
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https://www.lib.kyutech.ac.jp/opac/search?q=9784862807793
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身近なものと先端の科学の接点で面白いものを評価するというコンセプトでおそらく広まったイグノーベルのセレクション。ノーベル賞受賞者も二人いる。
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サイエンスライターがイグノーベル賞について書いた本。たまにイグノーベル賞関係の本を読みたくなり、手に取ってみましたが、知っているネタもあるものの、それなりに面白かった。トリカヘチャタテがオスメスの性器が、全く逆転するまで進化していること、哺乳類がおしっこにかける時間は、ほぼ同じ(平均21秒)、バナナの皮を踏むとすべるのか、が個人的に好き。
バナナ皮の研究した馬淵先生の講演を、医学系学会の特別講演で拝聴したこともあり、本の内容は全て既知だったが、その講演を思い出し、思わず微笑みました。
難しいことを考えず、誰がこんな研究をしたんだ、なんで思いついたんだ、そして、最後に、小さい声で「へぇ~」となる本です。
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以前立ち読みしたことあったのだが、今回ちゃんと買って読んだ。
1つ1つの実験が著者の軽快かつ簡潔な文章で紹介されており、そんなこともやってたのか!と思わされる点多数。夢中になって読み進めた。
やはり科学って面白いなと思わせてくれる本だと思う。
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こういうけいの本はあまり読まないけど区切りが短くて読みやすかった
イグノーベル賞っておもしろい!って思ったし研究者はすごい!って思った
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イグノーベル賞についてまとめられた本。
文系で理数系の研究とかちょっとよくわかんないです、という人でもわかりやすく楽しみながら読めるライトな内容。
しかしながら、一見くだらないと思えるようなイグノーベル賞受賞の研究の数々が、なぜ生み出され、そしてどのようにして活かされているのかも知ることができる。
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『#ヘンな科学』
ほぼ日書評 Day517
有名なイグノーベル賞のネタ、もとい受賞研究をまとめた本。
ド真面目にやってる研究が、世間の「普通」とほんのちょっとズレてるところが、たまらなくおかしい。
受賞の連絡もとっても怪しい電話がかかってくるらしいのも笑える。
https://amzn.to/3eFeQbS
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本題に入る、はじめに、から面白かった。
一番印象的なイグノーベル賞は、ジェットコースターで尿路結石が通る!!!
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イグノーベル賞というのは 知っていましたが
ニュースで出ていたものくらいしか記憶にありませんが
面白い研究がこんなにもあったのですね。
目次を見るだけでも 笑えますが
その中で 私の中でヒットしたものをいくつか選びました。
ジェットコースターで尿路結石が通る。
とは言っても普通のでは なく ビッグサンダーマウンテンじゃないと効き目がないそうです。
いびきを改善する楽器。
オーストラリアのディジュリドゥを吹くと改善するそうです。
わさびを使った火災報知器。
聴覚障害の方々への研究。
ニシンはおならで会話する。
魚のコミュニケーションツールの一つだそうです。
名前を付けられた牛は牛乳をたくさん出す。
愛情を受けた牛と受けてない牛の乳量の差が出た。
これだけでも面白いですよね。
楽しい内容でした。