素晴らしい本です
2024/10/30 15:59
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻では、通説と異なる話の際に、私はこう思う、だが証明する資料はない、という具合に丁寧に付されている印象です。そういう解釈もあるのか、と落ち着いて読めました。
難はあるが、力業の近代史
2023/11/22 21:46
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投稿者:和田呂宋兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校の授業では、駆け足で飛ばされがちな明治以降の近代史。
著者独自の視点で、文庫本一冊にまとめた力業には敬服する。
幕末に横須賀造船所を築いた幕臣・小栗忠順、会津出身で戊辰戦争の辛酸をなめながら、義和団事変で籠城軍のリーダーとして活躍した柴五郎、
関東軍少将として、シベリア鉄道で亡命してきたユダヤ人の便宜を図った樋口季一郎など、一般にはあまり知られていない人々の功績を取り上げておられるのは素晴らしい。
明治維新の際の廃仏毀釈が日本文化を破壊したこと、国際連盟設立時、規約に「人種差別をしない」ことを入れようという日本の提案が拒否されたこと、
蒋介石の中華民国とドイツが手を結んでいた時期があったこと、戦争中でも陸軍と海軍は仲が悪く、銃や弾丸の規格・仕様まで違っていたことなど、
あまり知られていないが、忘れてはならないだろう。
以下、著者に敬意を表しつつ、いくつか感じたことを述べたい。
関東大震災の時の「朝鮮人虐殺」問題、「南京大虐殺」の問題は、出来る限り事実を確定した上で議論されるべきだろう。
「大東亜戦争はアジア民族解放のための戦争だった」とは、保守派の方々がよくおっしゃる。
確かに「大東亜共栄圏建設」が大義名分であり、結果的に東南アジア諸国は独立したが、
そもそも戦争は、自国の国益のためになされるものであろう。
いや、国益以前の実態は、満州事変で味をしめた一部の陸軍軍人が功名心に駆られ、
イケイケどんどんの「国民世論」に乗って戦線を拡大するうちに、アメリカとニッチもサッチもいかなくなり、
海軍も多額の予算を貰っている以上、今さら「戦争は出来ない」とも言えず、ズルズルと対米開戦になったのではないか。
結果、コテンパンに負けて、多くの戦死者・戦災死者を出し、日本中が焼け野原となり、
「もう戦争はこりごり」ということが多くの国民に共有されたからこそ、
GHQの占領政策に対して、目立った抵抗もなく受け入れられたのではないか。
「GHQによる憲法の押し付け」を強調しておられるが、憲法の審議時にも反対はあった。
枢密院での発議時に、「改正はきちんとした手続きでなされるべき」と反対したのは、
11年前、天皇機関説事件で貴族院を追われた美濃部達吉。
衆議院で反対が7名、うち共産党が5名!?、2名が左派議員。保守系の反対はなし。
昭和26年、解任されたマッカーサーが離日した時は、衆参両院で感謝決議がなされている。
それだけGHQの「洗脳」が強烈だったのかも知れないが、ついこないだまで「鬼畜米英」と言っていたのが、この変わりよう。
憲法学者・宮沢俊義が「八月革命説」を唱えたのも、あながち非難できまい。
もしかすると、この切り替えの早さ、「和をもって貴しとなす」の精神も、日本人の美質(と同時に欠点)の一つと言えるかもしれない。
上巻から、日本人の素晴らしさを強調しておられるが、日本の素晴らしさを発信した人たちも、もっと取り上げて欲しかった。
ノーベル物理学賞の湯川博士、「羅生門」「七人の侍」の黒澤明、ノーベル文学賞のオオエ・・もとい、川端康成。
松下幸之助、本田宗一郎、井深大、稲盛和夫の諸氏も、日本経済の成長を支えた方々として、忘れてはならないだろう。
色々申し上げたが、歴史を学ぶとは、人間がどう生きるかにつながってくるのであり、
無色中立の歴史書などあり得ない。
多忙を極める著者が、様々な批判を受けつつ本書をまとめられたことに、改めて敬意を表したい。
下巻のほうがおもしろい
2023/03/02 04:54
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻だけ、少し前に読み終わって、実はそれほどでも……みたいに、思いまして、下巻は放置状態でした。たまたま、読み始めたら、一気読みでした。こっちのほうが良かったです。日本のこと、好きになるような書き方の本でした
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神話をもとに生まれ、小さな島国ながら現代に至るまで平和に存続してきた日本。この長い歴史を、百田尚樹さんは非常に分かりやすく書いており、勉強の側面というよりは、日本を知る、という観点からとても楽しく読めました。
特に明治から現代までの下巻は展開も目まぐるしく、ほぼ一気読みでした。下巻は特にまた読みたいです。
サヨクからしたらただの日本礼賛本かと思うかもしれませんがそんなことはなく、百田さんの考察や主張と歴史的事実はちゃんと書き分けられておりました。それでも違和感なく読めたのは、さすが百田さんの構成力の高さでしょうか。
日本の素晴らしいところはもちろんですが、バカかと思うような部分も大いに実感。そんなところもあわせて、日本人でよかったなぁと思えた一冊でした。
春には子供が生まれます。少し大きくなったら、ぜひ読ませたいですね。
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2022/1/23 楽天ブックスより届く。
2022/5/6〜5/13
普通の教科書では、色々な問題もあって記述も少ないし、飛ばされることの多い近代史を下巻をフルに使って書かれている。どういう史観を取るかで解釈は違うだろうが、現在の世界を相手にしないといけない状況で、近代史を知らないと外交などやっていけないだろう。学校の教科書もこれくらいの分量比で良いかもしれない。
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積読状態であった単行本よりも先に新版文庫化された本書を読み終えた。いろいろ言いたがる人は多いと思うが、こういった「事実」が事実として伝えられなかった、教えられていないことが不幸である。名指しの批判に対して、批判された相手やそれを擁護する人たちの「反駁」は恐ろしくむなしい。本書を読んで、日本はすばらしい国であることに気づかされた。日本人として、将来、もっと素晴らしく誇れる自立した国の一員になれるように研鑽していきたい。
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色んな人にオススメしたい、日本の通史です。小説家が書いているため、ストーリーとして繋がっていて、非常に読みやすいです。
当たり前ですが通史なので、事実に基づいたストーリー展開であり、小説のような作り話とは違って、特段の起承転結はありません。オチがあると期待するのはお門違いです。前述した期待値を持つ人たちは、歴史を捏造してオチをつくれ!と思っているということでしょうか?(笑)
上下巻がありますが、この下巻だけでも読むことをおすすめします。明治時代の成長、第二次世界大戦後の日本の歴史を、みなさんにも知って欲しいです。
私は日本人として生まれたことを誇りに思います!!
通史なのでもちろん、良いことも悪いことも書いてあります。私が特に読んでいてため息が出たのは下記2つでした。
1
日本はなぜ、GHQが10日程度で作り上げた日本国憲法を今も守り続けてるのか。冷静に考えて、憲法9条とか馬鹿馬鹿しすぎないですか?核兵器などで武装している国が近隣に多く存在している中で、それ以上の兵器を持たなければ、平和なんて保てないと思うのですが。武装することで平和を保っているスイスをモデルにするべきです。憲法9条改正に反対している人たちは、頭が悪いのか、洗脳されているのか、、、私には理解できませんが。
2
朝日新聞によって外交問題としてあつかわれるようになった、
・慰安婦問題
・南京大虐殺
・靖国神社参拝問題
慰安婦問題、南京大虐殺については事実無根だし、靖国神社参拝問題については外交問題になる必要のない話題で、かつ他国がそれを指摘するのは内政干渉なので、やめるべきです。声が大きいモノによって、嘘が本当かのようになる世の中が虚しいし、朝日新聞・毎日新聞をはじめ、日本の会社、日本人が母国日本を陥れるために、事実すら捻じ曲げてしまう姿勢がなんとも残念です、、、。
これがWGIPの怖さでしょうか?
ネット世代は情報源も増えて、洗脳効果も減っているはずなので、私たち若者の台頭によって、日本がよりよい国となり、存続することを願います。
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著者が小説家だけあってとても読みやすく分かりやすい。
おおまかな歴史の流れが掴めるので、長々と難しい本は読めないけどもう少し手軽に日本史を知りたいな~という方にはおすすめ。
上巻よりも下巻のほうが面白い。
特に大東亜戦争以降に関しては、害悪を垂れ流す昨今の左翼史観に対しての反論としてきちんと書かれていると思う。
ただ、著者に宗教や信仰が分からないため、歴史を見る目に限界が見える。
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やはり近代の方が読みやすいですね。
「カエルの楽園」を思い出しました。
日本人の誇り。
日本沈没にも通じるものがありましたね。
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分かりやすく書かれており、読みやすい。
ただ、著者の願望のような解釈も見受けられるので、賛否が分かれる内容だろう。
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WGIP初めて聞きましたが
非常に納得しました。
本当になんでこんなに足を引っ張るのか。
メディアも野党も
反対をするだけで、
建設的な話をしないので
大嫌い
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明治維新から令和の現代まで、史実と感動の歴史秘話を織り交ぜた壮大な日本通史。
上巻に続いて、世界に抜きん出た日本の歴史を明治維新から読み味わうことができました。
日本の力を最大限に生かすことで、植民地化を免れ、アジアに独立の種を植え付けることができたことから日本という国が奇跡の存在であるように再認識しました。
一方で、大東亜戦争では、防衛の意義を感じつつも、日本の悪しき部分を見つめ直さなければならない辛さをこらえて読みました。
後半は、自虐史観に対する批判が多くのページを割いていましたが、まさにその世代の自分にとっては、とてもよく理解することができました。
誇りの持てる日本人でありたいと改めて思いました。
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私は本当に義務教育で歴史をどこまで適当に授業うけてたのか。ほんとに勉強してきたのか?と思うほど全く歴史の記憶がない。なので、ほぼほぼ初めてきく新鮮な話として読めている。
オープニングは、歴史にでてくる日本語が読めなさすぎて、大政奉還までいくまでのたった数ページに時間がかかった。笑。
『攘夷(外的を追い払って国内に入れないこと)』やら
『勅許(天皇の許可)』などの日本語。
あの有名な歴史のあの人とかそんな感じなのね!という百田さん目線の言い回し面白いのと、今もなお問題になっている歴史のアレコレについて、いや本当はこーだけど、あの国はちゃんと教育してないだのなんだのパートも面白い。
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上下巻読みました。
メディアや戦後の教育のせいで日本という国が貶められていて、自分もそう「洗脳」されていたように思えます。
日本の成り立ちから、「日本て素晴らしい!大好き❣️」って学校で教育するのが普通だと思うけど、戦後の教育ではそんなこと教えないよね。
それに中共や朝鮮が鬱陶しくて、日本が侵蝕されているようでスゴイ不快です。
日本は本当に素晴らしい!
微力ながら先人たちが命をかけて守ってくれたこの国を守りたいと思います。
(自分に何ができるだろうか、、、)
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いよいよ下巻からは国際戦争の歴史に入っていく。
昔から近代史はかなりの苦手分野だったけれど、通史ということで事実の繋がりが分かりやすくて読みやすかった。
また、戦争の歴史はあまり感情を煽るようなことがない冷静な文章だったので良かった。
学校の勉強では罪悪感を植え付けるような授業だったと今でも覚えている。
戦争賛美にならないようにしているんだと思っていたけれど、この本を読んだらそれだけじゃないとわかった。
今ではメディアが決して公正なものでは無いと理解している。
ちゃんと自分で調べて考えなければ。