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紙の本
現役住職の著者が、よくこのテーマで本を著したなと…。
2022/08/23 22:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治維新から終戦直後までの時代、仏教は日本でどう存在していたのかの史実に触れた1冊です。「命を粗末にしてはならない」が教えの仏教も、戦時中は戦争を応援せざるを得なかった、無力だった悲しい史実が、当書に容赦なく記されています。内容もよく調べ上げていて、まとまっています。
しかし驚いたのは、著者が現役の住職ということ。その立場にいて、よく今回のような、仏教のイメージが悪くなるようなテーマに踏み込めたな、と思いました。著者は住職と物書きを両立する活動をされていることを知り、納得しました。
紙の本
教科書に載らない事実
2023/08/10 15:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パトリシアちゃま - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教が戦争に加担するというのはよくある話でカトリックも加担した歴史がある。細かな史実を良く調べて書かれており、某有名女子大学創設者達や有名大学創設者なども加わっていたということを知って驚いた。仏教宗派のみならず、哲学者などと呼ばれていた人間まで加担していたとなるとそのような連中のウキペディアにはきちんと明記するべきだと思う。とくに哲学者などと呼ばれていた人間の著作はバイアスをかけて読む必要があると思う。良く書かれていて巻末に記者だっと記載されていてなるほどと思った。しかし、記者すべてが内容のある本が書けるわけではないし、昨今の作家と呼ばれる者の中にも魂を削ってまで文筆活動を続けている人間がどれだけいるのだろうか。販売数を上げるために読者におもねり、こびへつらう者はかつて戦争に加担した者たちとどこが違うのだろうか。
紙の本
戦前の仏教界の状況
2022/08/02 10:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
をざっくりと知るにはいいけれど、著者の個人的経験を大きなテーマでまとめるために専門外のことを概説的に盛り込んでいるので、章毎に参考文献の影響を受けて、まとまりに欠けます。でも入門編としてはまあまあ。
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