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紙の本
心が温かくなる時代小説です。
2011/05/23 10:40
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かず吉。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代小説というとちょっと固いイメージがありませんか?
剣豪が大活躍したり、武将達が所狭しと暴れ回ったり。
このしゃばけシリーズは、剣豪や武将達の代わりに、
妖(あやかし)たちが走り回ります。
江戸の街を舞台に、体の弱い薬種問屋の若旦那と
周りにいる妖たちが大活躍するお話なんです。
この「ねこのばば」はしゃばけシリーズの3作目の短編集で、
心がほっこりするようなお話や、考えさせられるお話が
いくつも収録されています。
気軽に読める、楽しく読める1冊です。
だんだんと登場人物たちの過去が明かされていく中で
愛着がわいてきて、次を早く読みたい!と心が逸ります。
読後感もとてもいいですよ。
電子書籍
しんみりと
2023/12/08 17:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みぽこぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういうシリーズ物は、もう内容が面白いとかよりも…決して面白くないのでは無い…どんどん、育っていく物語の中に入っている心地よさから抜け出せなくなる。
登場人物の結びつきが強くなる様や、子供が大きくなる様子や、一緒に時を刻む事で思い入れが増していく。
しゃばけのページを閉じて仕事に行く事が、本当に嫌になる最近の私です。
電子書籍
短編だが深い
2022/10/31 00:14
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
どのお話も深いです。妖しが、登場するのは、このシリーズの特徴ですが、あまり違和感無しです。時代モノだからかなぁ。このねこのばばの巻は、病弱のはずの若だんなが、何故か元気ですね。まぁ嬉しいですが……
紙の本
摩訶不思議な「妖」の世界の面白味が判ってきました。
2018/05/18 07:37
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
摩訶不思議な「妖」の世界の面白味が判ってきました。毎回起こる事件に妖たちがどういう形で関わるかが楽しみになって来た。また、永遠とも思われる寿命を持つ「妖」ゆえの昔語りも面白い。シリーズ2の<5>の、妖怪「白沢」が若い頃「皮衣様」「荼枳尼天様」に恋した話に続き、本シリーズの[4]産土(うぶすな)では佐助:妖怪「犬神」が昔住み着いた紙問屋・井筒屋での悲劇が語られる。さらりと流し読みするのに最適な連作短編小説集として次作にも期待。
紙の本
表裏一体。
2017/08/23 17:33
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
貧乏神とか疫病神というと、嫌われ者のようですが。
「崇敬」と「祀り上げ」が実は表裏一体ということをうまく使ってあるのがいいですね。
しかし、文字通り「ねこばば」されてしまった夕焼けの雲……。
いったいどんな味だったんだろうねぇ。
紙の本
しゃばけ第3弾
2017/02/09 16:57
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
病弱のはずの若だんなが、いつになく元気で食も進み何かが違う。福の神が来たのか?於りんちゃんの花かんざし、桃色の雲が行方不明になり、お寺での殺人事件に遭遇したり佐助の昔の体験や、栄吉の妹お春の婚礼とシリーズ3弾になると、いろいろ事件が起きてくる。この先若だんなは、どのように成長するのか楽しみだ。
紙の本
読みやすい
2016/11/27 17:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちらのシリーズ、時代小説なのに、江戸時代を知らなくても問題なく楽しめるので大変読みやすいです。
妖怪が当たり前に存在し、それを見ることができ、一緒に生活している大店のぼっちゃんが主人公のお話です。
今回も色々事件が起こり、ぼっちゃんの推理がさえるわけですが、いつもの明るい雰囲気とは別にとても重いお話もあり、「まさかこの人がこんなことをするなんて!」とか、「主人公がこんなことをしちゃうなんて!」とはらはらさせられました。
自作も期待です。