サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

不死鳥少年(毎日新聞出版) みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー26件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (10件)
  • 星 4 (8件)
  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
26 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

戦争に立ち向かう文化の力。 暴力に対する対話の力。 戦争ほど残酷なものはない。 戦争ほど悲惨なものはない。 タケシ、ミヤ、テツ、登美子。 1945年の4TEEN。

2023/03/12 08:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の時、「戦争の話を取材する」という宿題があった。

都営住宅に住んでいた私は、母と相談して「13階の高橋さんのおじさん」にお話を伺うことにした。

高橋さんは、少年時代に第二次世界大戦を経験。

航空機に追いかけられて、すぐそばに爆弾を落とされ、九死に一生を得た体験を語って下さった。


この小説を読んで、高橋さんのことを思い出した。

戦争が、ただの歴史でなく、人と人が殺し合う最高にむごいことであることを実感したのだ。


時は、1945年3月。
物語の舞台は、東京の本所区(現在の墨田区)。

主人公のタケシは14歳。
アメリカ人の父、日本人の母のもとに生まれた。

9歳の時にシアトルから東京本所に母と引っ越してきた。

父の国と母の国が戦争をしている。

「鬼畜米英の子」「スパイ」などと酷い言葉を浴びせられながらも、中学生の青春の日々は続く。

そのささやかな日常を、戦争が全て奪っていく。


1945年3月10日未明。
東京大空襲。
タケシの住む地域では半分の方がなくなり、9割の家屋が焼き尽くされた。

父の国の飛行機から焼夷弾が落とされ、町中が火の海に包まれる。

目の前で人が死んでいく。たった数時間のうちに何度も何度もだ。

これが戦争だ。


著者は、文化の力で絶対悪の戦争に切り込んでいく。

「池袋ウエストゲートパーク」にも必ず登場するクラシックの名曲を、戦時下のタケシの部屋に登場させる。


戦争に立ち向かう文化の力。

暴力に対する対話の力。


戦争は美談なんかではない。

青年の未来を奪い、子供の希望を打ち砕き、母に涙を流させる。


語り継いでいかなければならないものがある。

戦争ほど残酷なものはない。
戦争ほど悲惨なものはない。

タケシ、ミヤ、テツ、登美子。

1945年の4TEEN。

石田文学の金字塔がまた一つ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

戦争ほど残酷なものはない。 戦争ほど悲惨なものはない。 タケシ、ミヤ、テツ、登美子。 1945年の4TEEN。 石田文学の金字塔がまた一つ。

2023/02/01 18:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の時、「戦争の話を取材する」という宿題があった。

都営住宅に住んでいた私は、母と相談して「13階の高橋さんのおじさん」にお話を伺うことにした。

高橋さんは、少年時代に第二次世界大戦を経験。

航空機に追いかけられて、すぐそばに爆弾を落とされ、九死に一生を得た体験を語って下さった。


この小説を読んで、高橋さんのことを思い出した。

戦争が、ただの歴史でなく、人と人が殺し合う最高にむごいことであることを実感したのだ。


時は、1945年3月。
物語の舞台は、東京の本所区(現在の墨田区)。

主人公のタケシは14歳。
アメリカ人の父、日本人の母のもとに生まれた。

9歳の時にシアトルから東京本所に母と引っ越してきた。

父の国と母の国が戦争をしている。

「鬼畜米英の子」「スパイ」などと酷い言葉を浴びせられながらも、中学生の青春の日々は続く。

そのささやかな日常を、戦争が全て奪っていく。


1945年3月10日未明。
東京大空襲。
タケシの住む地域では半分の方がなくなり、9割の家屋が焼き尽くされた。

父の国の飛行機から焼夷弾が落とされ、町中が火の海に包まれる。

目の前で人が死んでいく。たった数時間のうちに何度も何度もだ。

これが戦争だ。


著者は、文化の力で絶対悪の戦争に切り込んでいく。

「池袋ウエストゲートパーク」にも必ず登場するクラシックの名曲を、戦時下のタケシの部屋に登場させる。


戦争に立ち向かう文化の力。

暴力に対する対話の力。


戦争は美談なんかではない。

青年の未来を奪い、子供の希望を打ち砕き、母に涙を流させる。


語り継いでいかなければならないものがある。


戦争ほど残酷なものはない。
戦争ほど悲惨なものはない。


タケシ、ミヤ、テツ、登美子。

1945年の4TEEN。

石田文学の金字塔がまた一つ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

戦争に立ち向かう文化の力。 暴力に対する対話の力。 戦争ほど残酷なものはない。 戦争ほど悲惨なものはない。 タケシ、ミヤ、テツ、登美子。 1945年の4TEEN。

2021/11/15 09:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の時、「戦争の話を取材する」という宿題があった。

都営住宅に住んでいた私は、母と相談して「13階の高橋さんのおじさん」にお話を伺うことにした。

高橋さんは、少年時代に第二次世界大戦を経験。

航空機に追いかけられて、すぐそばに爆弾を落とされ、九死に一生を得た体験を語って下さった。


この小説を読んで、高橋さんのことを思い出した。

戦争が、ただの歴史でなく、人と人が殺し合う最高にむごいことであることを実感したのだ。


時は、1945年3月。
物語の舞台は、東京の本所区(現在の墨田区)。

主人公のタケシは14歳。
アメリカ人の父、日本人の母のもとに生まれた。

9歳の時にシアトルから東京本所に母と引っ越してきた。

父の国と母の国が戦争をしている。

「鬼畜米英の子」「スパイ」などと酷い言葉を浴びせられながらも、中学生の青春の日々は続く。

そのささやかな日常を、戦争が全て奪っていく。


1945年3月10日未明。
東京大空襲。
タケシの住む地域では半分の方がなくなり、9割の家屋が焼き尽くされた。

父の国の飛行機から焼夷弾が落とされ、町中が火の海に包まれる。

目の前で人が死んでいく。たった数時間のうちに何度も何度もだ。

これが戦争だ。


著者は、文化の力で絶対悪の戦争に切り込んでいく。

「池袋ウエストゲートパーク」にも必ず登場するクラシックの名曲を、戦時下のタケシの部屋に登場させる。


戦争に立ち向かう文化の力。

暴力に対する対話の力。


戦争は美談なんかではない。

青年の未来を奪い、子供の希望を打ち砕き、母に涙を流させる。


語り継いでいかなければならないものがある。


戦争ほど残酷なものはない。
戦争ほど悲惨なものはない。


タケシ、ミヤ、テツ、登美子。

1945年の4TEEN。

石田文学の金字塔がまた一つ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

石田衣良の真骨頂

2020/11/12 16:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

SF要素が混ざる東京大空襲を生々しく描いた作品。
過去に戦争が齎した悲劇を伝える作品を数多く見てきたが、日米混血児にスポットをあてた作品を手にするのは初めてで、今までとは少し違う新たな視点から戦争を考えさせられた。
長男だから、男だから、たった14歳の男の子達が命を擲ってまで家族を守る姿、普段の無邪気な姿との懸隔に何度も目頭をおさえました。
所々に出てくる親しみやすい挿絵も味があってとても良かったです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

空襲を知らない作家が描いたる東京大空襲のリアリティ

2020/03/20 22:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京都内の橋や石壁に今も微かに残る、弾痕の後。注意深く観察しながら東東京界隈を散策すれば、東京大空襲があった証しを目にすることが可能です。それでも、リアリティをもって想像するのはやっぱり難しい。暢気な春さきの日々。だからか、東京大空襲があった3月10日が近づくと読み返したくなる一冊。作家の石田衣良氏は、1960年生まれ、もちろん戦後生まれで、取材した内容をもとに描いた世界。しかし、同じく戦争を知らない世代の読者にはかなりなリアリティを提供してくれると思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

炎の中から甦る

2020/08/18 00:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

日系人としてアメリカで差別を受け、日本に逃れてからは非国民のレッテルを貼られる主人公・武の苦悩が伝わってきます。弘井や宮西との友情、登美子への恋心を支えに生き抜く姿が感動的です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

ハーフ少年

2022/08/07 23:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

今のウクライナ……でも、父親がロシア人で、母親が、ウクライナ人の女性が反戦の看板持って、テレビでアピールしてましたよね……。ハーフの人にとって、父親の国と母親の国の戦争は……

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2019/03/08 19:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/01/26 10:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/05/14 05:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/02/22 20:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/02/18 07:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/01/06 22:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/02/28 21:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/03/11 00:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

26 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。